来夢来人用 B/Wモノクロアダプタの製作(失敗)

Last Updated on 2012年4月6日 by kabekin

最近、S1用のフリーソフトを頂いて S1ライフを楽しんでおりますが、RGB → コンポジットビデオ変換のディスプレイでは80文字モードが見えにくいので B/Wモノクロ出力で対応できないものかとアダプタを作ってみました。
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本家S1にはB/Wモノクロ出力は実装されていますが、来夢来人では省略されています。
まぁCAI用PCでカラーRGBディスプレイがセットで販売されていたと思われるので、B/W出力はカットされて当然でしょう。
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デジタルRGB、マウス、プリンタ端子と非連動のサービスコンセントのみで、CMTとB/W,RS232Cは省略です。
前面にあるカセットデッキがデータレコーダとして利用できないようなので、実質CMTも接続不可です。
本体には無改造で機能拡張したいので、IC用のテストクリップを使い接続できるようにしてみました(*^_^*)
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本当のところ、元のRGB回路への影響も考えてCMOSで作りたいところですが、74HCT05/HC05が入手できなかったのでTTLで作ってます。
カスタムLSIのYGD002は基板裏面にありますが 表面実装の石なので信号は取り出せそうにないため、近くのDIP ICから信号を取ります。
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なんだかショートしそうなので、電源は別から取って白黒画像出力をテレビに接続。
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結果は、表示は出たものの輝度が足りませんでした。
白黒の複合信号なので暗いということは電圧レベルが低いだけかと・・・
どうやらビデオアンプのゲイン不足のようです。
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今回は電源部を横によけて、かなり不安定な状態で動作確認をしていたので
他の部分を壊さないように一度復旧して作戦を練り直すことに^^;;;
この不安定環境の原因は、電源部からカセットのロジック基板に出ている2本の線。
基板上部は電源回路の一部になっているようで、この線を繋がないと電源は入らないようです。
(基板上部の電解コンデンサ右の2Pコネクタ)
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次回はこのピンを延長できる治具を作って養生してから安全作業の予定。
とりあえずビデオアンプの最適値は分からないので、輝度調整のVRを付けてリベンジします。
ICとの接続部も上から被せられるプローブ的な何かを作って、CMOSでバッファして本体への影響も減らす予定・・・
これが上手く動けば、80文字が見やすくなるはずです。(*^_^*)
来夢来人/S1の記事が増えてきたので、カテゴリーを分けました ^^;;
S1の情報は入手困難ですね。
アマゾンや楽天で定期的に探すと時々入手可能のようです。(最近何冊か購入できました)
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4件のコメント

  1. プリンターポートの上にあるメクラ板がRS232Cポートを増設する穴を隠している板ですね。
    本体基板にコネクタが出ているんじゃないですか?

  2. >aoyさん
    背面のメクラ板ですが、少し大きな穴でRS232Cポート用ではなさそうです。
    恐らく拡張カードからの配線を取り出す穴ではないかと思います。
    残念ながら本体基板にもRS232Cポートの形跡がないようです。
    MPUを交換したときに写した写真で簡単に内部を観察してみましたので、記事を書きました^^;;
    よろしければご覧ください(*^_^*)
    先日教えて頂いたモニタコマンドでレジスタ的にも確認してみましたが、RS232Cはなさそうでした。
    残念ですね^^;;;

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