日立 MB-S1 SASI-HDD接続作戦 その10 (ファイル転送環境の見直し)

Last Updated on 2014年8月4日 by kabekin

S1用SASI-HDDのソースファイル入力&チェックがほぼ完了^^

全部で900行近いソースコードになっています。
と言うことは今の環境でS1に転送すると900行*3.5秒で約53分の時間がかかることになります。

一発で動作することも無いと思われるので複数回転送ことを考えると現実的ではありません。
S1ではOS-9側でソースファイルを受け取れるターミナル類を整備しないかぎり非現実的になってきたので代替え案を考えてみました。

今私が持っている設備ではFM-11AD2とX68000でOS-9が使用できます。
どちらもファイル廻りはDMA対応の高性能マシンだと思われるのでS1より効率良く転送できそうです。

FM-11はMPUカードの故障でリタイヤ中なのでX68000を作業場に持ち込んで転送状況を確認してみました。
DSC01635
バラックでパーツを集めた私のX68000 Pro

昔ヤフオクで買ったHDモデルですが、HDDは抜き取られて入っていませんでした(騙された・・・^^;;;)

S1/30と同じ高密度ドライブを持つX68000ではOS-9/X68000とS1のOS-9はファイルフォーマットの互換性があるようでそのままFDを使用できました。
というわけで、FDオペレーションで以前入手したOS-9/X68000が動作させます。

ハード的にS1やFM-11と比べると桁違いの性能だと思われるので期待が持てますが、X68000用のOS-9/68000は抜け殻に近く何も入っていません。
マルチメディア系のプログラムは入っていますが、それ以外はラインエディタ程度・・・
せめてスクリーンエディタがあればソース入力とか楽しそうなのですが、それも入れなかったようです^^;;

OS-9/68000の参考書籍を見ると標準でアセンブラやC言語等も入っている素晴らしいOSとの記事をよく見かけるのですが、X68000では残念な構成のようです。
これではX68000のOS-9上で勉強をしても何かプログラミングしたり実験したりすることはできないということなんですね。

シャープはX68000用のBIOSやソフトを公開しているようですので、OS-9/68000上での作業は諦めてHuman68K環境で遊ぶしかなさそうです^^;;;

ソース転送に関係する /T1ポート関係のモジュールメモ
/D0/CMDS/BOOTOBJCTS/SC8530
/D0/CMDS/BOOTOBJCTS/T1
TeraTermとの通信で試してみたところファイル転送では、S1と全く同じ条件でcopyコマンドを使って転送し9600bps、1行の遅延時間350ms設定で送信しても受け取ることが可能です。

ライトビジーの問題も起こりにくく、実にS1の約10倍速で転送できました。
ファイル転送には威力を発揮しますが、OS-9での実験が楽しめないマシンなのが残念です^^;;
これでOS-9/X68000上でプログラミングや実験ができれば老後の楽しみにも最適なマシンだったのですが・・・・
それにしてもOS-9/X68000上のファイル転送は速かった
長文のファイル転送をする際に作業場に持ち込んで活用できそうです^^

それよりも、きちんとS1でファイル転送できるターミナルを整備することが大切だと思われますが、いつになることやら・・・(^^)

2件のコメント

    1. >enakaさま
      情報どうもありがとうございます。
      一通り確認してみました。
      エディタ類は機種固有の問題などありそうですが、コンパイラなどはOSK用に移植されていればそのままのモジュールで結構使えるのではないかと甘いことを考えています^^
      Sフォーマットに変換してX68000に転送して試してみます
      S1は故障したら後がないですが、X68000はまだ予備機を入手できるのでテキストエディットマシンとして活用できるようになると面白そうです(^^)

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