日立 ベーシックマスタ レベル3専用 EPSON MP-80をメンテする その2

Last Updated on 2014年12月17日 by kabekin

先日頂いたレベル3専用MP-80メンテナンスの続きです^^

メカ部分のサビが多くキャリッジの動きが悪いので簡単にサビ取りを行う注油しました。

とりあえず分解せずに手の届く範囲をエタノールで掃除してみます。
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エタノールでは表面のサビしか取れないので、分解して5-56でサビ取り開始^^・・・
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紙押さえ部を含め、かなり錆びています。#800番以上の紙やすりで擦ってみたいところですが、
取り返しの付かないことになってはいけないのでここで妥協^^

いつも通りラウナー油で注油します。
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もっと粘度の低いサラサララウナーが欲しい^^

ギア部も注油しておきます。
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キャリッジシャフトは少し大目に注油してキャリッジシャフトが馴染むことを期待・・・
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既に30年以上経っている機器なのでUV-EPROMのデータがいつ消失してもおかしくないのでバックアップを取っておきます。
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これで、UV-EPROM消失によって発生する障害には対応可能です^^
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Amazonで注文したインクリボンと連票用紙が到着したので早速交換します。

ついでにVP-80K用のリボンカートリッジと予備リボンパックも注文^^
mp80-1
未だに新品のインクリボンが普通に入手できるエプソン製品は凄い!!

MP-80用の「#8750 」とVP-80用の「#7753 」は全く同サイズで両機種に取付けできました。
リボンの布質が少し違うようですがどちらで使っても問題なさそうな感じです。
( コクヨの「EC-316-10 」は罫線無しの無地用紙です )
全て組み立てて、S1/30に接続し動作確認^^

まずはBモードのL3ベーシックで印刷してみると
mp80-2
正常に印字OK、シフトイン文字の「半角ひらがな」文字も正常に出力できます!!
L3特有の「半角ひらがな」 には感動^^

続けてAモードのS1ベーシックで印字確認してみましたが、こちらのOKです
試しにAモードのハードコピーを試してみると、
mp80-3
と、さすがにハードコピーはできませんでした・・・^^;;;

S1のAモードでOS-9を起動し印字してみたところ
普通のOS-9ではシフトアウト文字の文字コードが違うのか文字化けしました。

400ラインパッチのOS-9では記号文字が全て$FEの市松文字になっており正常に印字OKです!
DSC00792
詳しくは調べてみないと分かりませんがAモードでOS-9を使う場合はVP-80Kを使った方が良さそうです^^

しっかり使うとキャリッジシャフトが馴染んで良くなっていくと思われますが、使いすぎると故障しそうで怖いし・・・

適度に使いながら電源部の部品も含めて順次O/Hします。
貴重な品物をありがとうございました^^

しっかり活用させて頂きます

2件のコメント

  1. まだインクリボン入手できるんか。
    流石EPSONだね。
    CANONなんて、あっという間に消耗品作らなくなるから使い物にならん・・・
    まぁ、それでもメーカーが残ってるだけマシかorz
    SEIKOSHAとか既にメーカー自体が無くなってるよ(EPSONと同じセイコーグループなのに)

    1. VP-80Kのリボンは普通にありそうだけど、9ピン用のリボンが新品で入手できるのは凄いよね~
      メーカ純正のドットインパクトプリンタでもEPSONのOEMなら入手してもいいかも。
      日立、富士通はOKIのOEMが多いみたいなのでリボンの入手は難しそう・・・
      ココはリボンの心配が無い熱転写式がいいけど、熱転写式の機種は低級機が多いので機能に制限があるね。

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