日立 MP-1041プリンタ 修理失敗

Last Updated on 2019年5月29日 by kabekin

物置から出てきたMP-1041にeBayで購入したNOSのヘッドを付けてO/Hしてみました。
インクの汚れやグリスが硬化している部分を掃除します。

上蓋を外すとこんな感じ^^

恐らく純正でないインクリボンが取り付けられていたようでリボンから紫色のインクが染みだしており金属部分がサビています。

上蓋はいつも通り、洗剤で水洗い。

底面シャーシはACケーブル引き込み部が外れないのでトランスや基板が濡れないように気を付けて水洗い・・

メカASSYはこんな感じ。

後ろ側。

ネジで取り外せる部分は取り外して掃除します。

キャリッジ部分の分解はヘッドの下のネジを外します。

これでベルトからFreeになり、印字ヘッドのコネクタが取り外せるようになります。

印字ヘッド両側のプーリーも固まって動かなくなってます^^

幸いシャフトはサビていないのでキャリッジの移動はスムーズです。

エタノールで汚れを落として、シャフトにラウナー油を塗り組立開始^^

eBayで購入したヘッドを取り付けてメカ部組立完了。

このプリンタ、電源はスイッチング電源ではなくトランス式です^^

基板はこの1枚のみ。

マイコンはNECのD8039でした。

とりあえず、組立完了!

サビている部分以外はかなり綺麗になりました。

リボンを取り付けます。

MP-1041のリボンリールは共通タイプライタ用と同じリボンのようで、未だに入手可能です。

但し、ブラザーのリボンは先頭部分にリベットが付いておりそのまま使うとリボンエンドでガイドの金具に引っ掛かります。

MP-1041のリボン送りギアにはテンションが付いていないようなので、このリベットが金具に引っかかるとプラスチックのギアが割れたり、削れたりしそうなのでリベット部分は切っておいた方が良さそう・・

リボンを取り付けたら、テスト印字モードで電源オン^^

印字している音はするのですが何も印字されず・・・

印字ヘッドを取り外してハンマの具合を指で確認してみましたが、
音ばかりでハンマーの打点の感触が全くないので、壊すことを覚悟で分解してみました
分解してみると。

ハンマーがありませんでした・・・・

これは、ハンマ部分が別売りの予備パーツだったのかと良く調べてみたところ

折れたハンマの破片が出てきました。

どうやら中古品の破損ヘッドが送られてきたようです・・・・(泣
こればかりはどうしようもないので、ここで修理中止。
MP-1041は重量はそこそこあるものの、けっこうコンパクトで使いやすいプリンタだと思っていたのでちょっと残念。

引き続き印字ヘッドを探して、ヘッドが入手できたら修理続行します・・・

そんな、予想外なヘッドの記録^^

2件のコメント

  1. こんにちは!MP-1041 が新ヘッドで復活~の進展を楽しみにしておりましたが、購入したヘッドが壊れているなんて・・・ショック!!こんなことがあるんですね。めげずクラシックマシンの現役復帰に期待しております。

    1. そうなんです。
      まさかNOSだったはずのヘッドが壊れているとは思いませんでした・・
      まぁ、この手の機器はこのようなトラブルも楽しみながら弄るのが面白いですね。
      eBayを見るとプリンタ本体は結構出品されていますが、ヘッドのみは少ないようです。
      次回のチャンスに期待です^^

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください