富士通 FM-7用32Pスロット拡張基板に±12Vの電源を追加

Last Updated on 2022年4月6日 by kabekin

old68funさんから頂いた32Pスロット拡張基板でMB22406 RS232Cカードを使いたくなり、
12V系電源を追加しました^^

こちらの基板は外部I/O用の50ピン端子に接続することで32Pの拡張ユニットを増設できる優れもので、便利に使わせて頂いております。
(私が頂いた基板は初期のもので、現在配られている基板とはちょっと違うようです)

しかし、FM-7/77の50ピン拡張コネクタには12V系の電源が出ていないので、そのままでは12V系が必要な拡張カードが使えませんでした。
富士通純正のMB22406はRS232Cのレベルコンバータに75188が使われているようで±12VがないとFMからの送信ができません。(受信は±12VがなくてもOKっぽい)

と、いうわけで5Vから±12Vが作れるDC/DCコンバータで12V系電源を追加しました。

本当はお気に入りのIDECのPSR-BD01-012-05(120mA)が使いたいのですが入手困難なので秋月で売っているMAU108(40mA)を使いました。

使用した部品はこちら^^


昔、ラジオを作るときにやっていた 銅箔基板を切ってランドにして空中配線で作りました。
子供の頃は基板をエッチングできないので、よくランドを接着してラジオを作っていましたがVHF以上ではユニバーサル基板よりこの方式の方が有利だそうです。
最近はやってなかったので、懐かしい^^

ランドが小さすぎた・・・ もう少し大きくてもいいかも^^;;;

接着剤で基板片を貼り付けてここに部品をハンダ付け・・・

組立ててみた様子。

コンパクトにまとまりました、これで5Vから±12Vを作れます^^

MAU108は±12VのDC/DCコンバータですが、無負荷だと±19V程度出ているのでブリーダー抵抗に4.7KΩを入れています。

もう少し抵抗値を下げたいところですが、40mAの容量しかないので4.7KΩでいきました。

配線を通す穴を開けます。両面基板なのでショートしないようにバリ取りしておきました^^



接着剤でユニットを接着して固定。

いい感じで実装できました^^


オプションの拡張カードを取り付ける前に電圧確認・・・


電圧チェックOKなのでMB22406 RS232Cカードを取り付けて動作確認中。

問題なく動作します^^

FM音源カード等も±12Vの電源が必要という情報を頂いたので、FM音源カードもこの手の改造が必要とのことでした。(私はFM音源カードは動作確認していません・・・)

MAU108で容量が足りているのか不明ですが、MB22406を使う上では問題なさそうです。

そんな、MB22406カードが使えるようになった記録^^

2件のコメント

  1. お見事ですね。私も拡張スロット基板を頂き、とても便利に使わせてもらっています。
    当方はFT245カードが使えれば通信で困ることはないのでどうしても12Vが必要という状況ではありませんが、完全互換というのは素晴らしいですね。

    1. FM音源も±12Vが必要とのことで試してみたいのですが、ソフトが無いのでFM音源のテストは難しいですね

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