VSCodeエディタのターミナルをCygwin用に切り替えることができました
これでS1やレベル3, FM7の開発環境がVSCodeエディタ内で完結できます。
VSCodeのターミナルは色々な環境に切り替えてオープンすることができるようです。
ターミナルを開くときの「+」ボタンにある「V」でどのターミナルを開くか選択できました。
こちらで「Cygwin」を選んでターミナルを開くと選択したターミナルが開きます。
選んだ種類のターミナルが開きます。
CygwinもCygTermで接続したものと全く同様に扱えました
と、いうわけで特に追加の拡張機能なども必要なくCygwinのターミナルを開けることがわかりました。
ターミナルを開くときCygwinのターミナルを既定にしたい場合は「設定」からSetting.jsonで編集を
選択し ”terminal.integrated.defaultProfile.windows”: “Cygwin”, に変更すればよさそうです
Cygwinをインストールしたフォルダがデフォルトと違う場合
“terminal.integrated.profiles.windows” の
“Cygwin”項の “path”にbash.exeのフルパスを設定すればCygwinのターミナルとして動作するようです。
また、扱うファイルがSJISが多いので文字コードの既定値も”shiftjis”にしました。
この設定で、エディタの読書き文字コードはSJIS、既定のターミナルはCygwinと理想の環境に近づきました。
"files.encoding": "shiftjis", "z80-macroasm.files.include": "**/*.{a80,asm}", "terminal.integrated.automationShell.linux": "", "terminal.integrated.defaultProfile.windows": "Cygwin", "terminal.integrated.profiles.windows": { "PowerShell": { "source": "PowerShell", "icon": "terminal-powershell" }, "Command Prompt": { "path": [ "${env:windir}\\Sysnative\\cmd.exe", "${env:windir}\\System32\\cmd.exe" ], "args": [], "icon": "terminal-cmd" }, "Git Bash": { "source": "Git Bash" }, "Cygwin": { "path": "C:\\cygwin32\\bin\\bash.exe", "args": [ "--login" ] }, "Windows PowerShell": { "path": "C:\\Windows\\System32\\WindowsPowerShell\\v1.0\\powershell.exe" } }, "editor.codeActionsOnSave": null }
私はCygwinのインストールフォルダをC:\cygwin32に変えているので標準から3か所変更
(文字コード、既定ターミナル、Cygwinのフォルダ)
と、ここまで設定してS1-CP/M80のビルドをVSCodeのターミナルからmakeしてみると
Cygwinターミナルでは正常に動作するもののVSCodeターミナルではエラーが発生しました。
どうやらm6809-gccでエラーが起こっているようです。
調べてみると
VSCodでは.bashrcで定義したパス情報が反映されずエラーになってしまいました。
何かいい方法はありそうですが、VSCodeのターミナルで共用するmakefileは.bashrcでパスを
定義せずにmakefile内に書いておいた方がよさそうです^^
VSCodeは多機能なので、まだまだ工夫できそうですがとりあえず満足・・・^^
これで、6809,Z80,Makefileのコード編集からビルドまでVSCode内で完結できました。
6809,Z80のコード補完や同一ファイル内の定義ジャンプ等はできているので、後は別ファイルへの定義ジャンプができれば統合エディタとしてはいい感じですかね。
別ファイルへの定義ジャンプは各ファイルをプロジェクトとして扱わなければダメそうなので、拡張機能とか必要になってきそうですが、いろいろ調べてみます^^
そんなS1/レベル3, FM7の開発環境がVSCodeエディタで完結できるようになった記録・・・