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日立 ベーシックマスタのカタログを借りる その1

ベーシックマスタのカタログ類をお借りする機会がありましたので紹介します。

カタログを入手する際の参考にどぞ・・・^^
まずは、

 

レベル3マーク2 MB-6891 の総合カタログ


漢字ROMカードで漢字が使えること、BMCALC等のアプリでターンキーシステムであることを強調・・・
完全にビジネス向けでホビーマシンの印象は全くなし^^

オプション一覧は全てのオプションを一通り掲載で見ていてワクワクモード・・・

ソフトの一覧もあります

単密度版ディスクBASICには32KB版と40KB版の2種類があった模様。倍密版は40KB版のみのようです。

 

レベル3、Jr用ソフトプログラム集


全10ページで業務アプリやゲームシステム類を掲載。

レベル3やJr関連の書籍一覧もありました

 

ベーシックマスタシリーズ 総合カタログ

16000シリーズ, レベル3シリーズ, Jrシリーズのハードウェア、オプションカタログです。

Jr, 16000シリーズのオプション類

レベル3のオプション類。

各シリーズのシステム構成図が一通り掲載されており貴重な資料。
ソフトの情報はありません。

 

レベル3マーク5のカタログ

左が1983年4月発行、右が1983年5月発行のもの


4月は白黒、5月はカラー印刷です。

5月号はパソコンのイラストが写真になり説明文が少し追加されているだけかと眺めてみると、
裏面のシステム構成ではコンパクトフロッピが1デッキから2デッキにアップされてました^^
しかし、マーク5は初代やマーク2と比べるとデザインがカッコいいです・・・

 

レベル3マーク5  MB-6892 の総合カタログ 1983年6月発行

ネット上ではよく見かける表紙のカタログですが中身は初めて見ました^^
このカタログは16ページの気合の入った作りです。

ビジネス用ではなくホビー・家庭用のパソコンであるイメージを与えるように編集されています

マーク5はやさしさを大切にしたPCだそうです^^

BASIC/PASCAL/FORTRAN/COBOL/アセンブラ/MS-DOSが動くことを強調!
IG搭載や業務ソフト/ゲームが豊富!

オプションも充実しています

私はこのカタログを見ると超魅力的なマシンだと感じたのですが、当時のマイコン少年/中年はどうだったんだろう・・・

 

レベル3マーク5  MB-6892 のカタログ 1983年12月発行

12月発行のマーク5カタログで全7ページです。
こちらもホビー向けPCであることを強調したカタログです。

レベル3でもLOGOが使える! それも ひらがなLOGO^^

テープ版が12000円、FD版が22000だったようです。

オプション一覧

特に増えているオプションは無さそう・・・^^

言語セレクションの項を見ると
16ビットカード用
FORTRAN MA-16021 が 16万円
PASCAL MA-16031 が13万円
COBOL MA-16041 が23万円
パソコン用言語でも桁が違いました・・・

 

コンパクトフィロッピディスク MP-7980 のカタログ 1983年3月発行

MP-7980 3インチCFドライブ 79800円


ディスクの仕様。
片面82KBの2面で計164KB ( 40トラック/面 )
転送速度=125kBit/秒
レベル3に接続する際はMP-1805経由
Jrに接続する際はMP-1803 拡張アダプタ経由だそうです

 

ベーシックマスタ ソフトプログラム集

発行時期は不明ですがマーク5と16000シリーズのソフトが増えて全15ページです。
レベル3等はソフトが少ないのが原因なのかCOMPACがソフトウェアサービスで売っていたソフトを複数掲載してリストを埋めているといった印象です^^;;

レベル3のシステム類。

16000シリーズのシステム類

OFIS/POLって16000頃から計画されていたんですね。(B16や2050では使ってました^^)

Jrのシステム類。

JrはCF版のディスクBASICしかなかったようですね^^

この頃のベーシックマスタ関連書籍。

PHASE誌は見たこと無いので見てみたい^^

 

ベーシックマスタマーク5 ゲームソフトシリーズ 全30巻

私の家でも発見されたマーク5のゲームシリーズカタログです 全30巻あったようです。


30巻のゲーム名、型式、内容リスト

3800円と3200円の2種類のようです
それにしてもマーク5のカタログがすごい!

マーク5の魅力再発見です^^

kabekin

View Comments

  • こんなに豪華にカタログ作って、本当に商売になったんだろうかねぇ・・・
    まぁ、この世代のPCや周辺機器のどれにも言えるんだけど、実は試作機と量産試作機だけは存在して、それを使ったカタログ写真はあるけど、製品版は存在しなくて市販もされていないとか。
    あの割と売れたと言われるEPSONのPC-9801互換機ですら、機種によっては200台(PC-286NoteExective)しか売れなかったとか、800台(PC-286VX)しか売れなかったとかいう話もあるしねぇ。
    まぁ、それとは別にして、現存してるなら是非お目に掛かりたい周辺機器ばかりだね。
    日立にすら残ってなさそうだけど。

    • 特にマーク5のカタログや冊子類は気合が入ってるよ^^
      こんなに高性能なマシンなら何でもできそうな感じが伝わってきてワクワク感がすごい!
      オプション類は見かけたことのある機器が多いので市販されてた可能性が高いかも・・・
      最近はオクなどでもS1やL3の周辺機器は高値なので入手は絶望的
      自作しかないよね^^
      O先輩のところにあったPC-286NoteExectiveはまだあるのかな!?

      • いつぞや聞いたら、実家の元自室にあるとは言ってたけど、恐らく電解コンデンサ逝ってて不動だと思う。
        あの時代のは電解コンデンサ無茶苦茶漏れるからねぇ・・・

        • そうじゃね^^
          コンデンサの心配がなければPC98系もストックしときたいとこだけど、電解コンデンサ不良による故障率は高すぎるよね。
          今後故障することがわかってるマシンを入手する気になれんし、自分でコンデンサを交換する技術もないし・・・
          工場設備のFA屋さんと話をしたとき聞いたのはオクで売ってる整備済み98はひどいらしいよ。
          別荘や自宅もいいけど、久しぶりに実家を見に行ってみたいかも・・・^^
          いいものが残っとるんじゃない

  • いつも貴重な写真アップありがとうございます。
    KUMAJIRI/BM が載ってるのに驚愕しました。(BMとはL3じゃなくてL2系です)
    これは Kコンパイラの元になった処理系ですね。
    ところで、PHASE誌1984年に掲載されていた BML3MK5用の BASIC II に関する
    情報を探しているのですが、今回入手(?)された資料には記載ありませんでしたで
    しょうか?

    • よく見ると「近日発売」のがそれっぽいですね。
      MA-53xx の部分が白く飛んでしまってますが、
      この部分には何と書いてありますか?

      • レベル3以前の6800を載せたベーシックマスタは持っていないので今まで気にしたことも少なかったのですが市販されていたソフト少ないんですね。
        ゲームはそこそこ発売されていたようですが、私はゲームに興味が無いので未だにベーシックマスタJrが欲しいと思えないのかもしれません・・・^^;;;
        マーク5用のBASIC IIですが型式くらいしか情報がありませんでした
        写真で白く飛んでいる部分は
        MA-5350 ディスクベーシック バージョンアップ(マーク5)
        MA-5351 ベーシック バージョンアップ(マーク5)
        です
        83年12月のカタログのソフト一覧には価格も載っていて
        MA-5350 30000円 ミニフロッピ(両面倍密)用 高速BASIC DISK BASIC II
        MA-5351 15000円 カセット用 高速BASIC II
        の記載がありました。
        今回のカタログや資料類からは高速BASIC IIの内容は分かりませんでした・・謎です^^

  • 型格ありがとうございます。長年の謎が解けました。いや、解けてないか。
    これ、結局発売されたのか否か不明なんですよね。
    MB-S1発売後のL3用ソフト一覧からは消えてるんで。
    まぼろしのL3用高速BASIC、ってことで。
    もしお持ちの方がいらいしたら、ぜひゆずってください!!

    • 型式と価格の情報しかありませんでした・・・^^
      今後もL3/S1ユーザの方と情報交換する際に、色々聞いてみます
      S1の漢字ディスクベーシックにも2があるようなので、まだまだ入手できていないシステム類が多そうです・・・