久しぶりにレベル3で3インチコンパクトフロッピ吸出し環境を立上げる

長期出張も終わり趣味の時間がとれるように落ち着いてきましたのでマイコン弄り再開です。
1年近くブログ投稿は止まっておりましたが、一年経過する前に再開できました(^^)

久しぶりのマイコン弄りはレベル3です。

レベル3マーク5用の3インチコンパクトフロッピの吸出しをお手伝いするためマーク5に
MP-1805を接続しMP-3375とMP-3370を接続して吸出し環境を整えました。

ディスクリード時に頻繁にリードエラーが出るのでヘッドクリーニングして作業に取り掛かります 本体を分解してドライブを取り出し、IPAでヘッドを直接クリーニングします。

ついでにMP-1805のエッジコネクタも無水エタノールで洗浄してセットアップ結構汚れてました・・・(^^;;;

3インチコンパクトディスクからのデータ吸出しはSasajiさん製作のFD2TAPEツールを使用させて
頂きましたデータレコーダはTRQ-1500とTRQ-2400を用意しエラーが出にくい方を使いWindowsPCでAudacityを使いWAV化しWavetoolを使いマーク5エミュレータのl3バイナリに変換します。
(結局TR-1500の方がエラーが少なく優秀でした)

音量レベルメモ
Audacityへの取り込みはレベルメータで-3dB程度に合わせ、最大でも-2dBを超えないレベルが
エラーが少なく最良な気がします。

D88への変換はマーク5エミュレータを起動しTAPE2FDツールを使い変換します。
(TAPE2FDはDISKBASICが必要です)
この方法で、3インチコンパクトフロッピをD88イメージ化すると、WAV化するのにエラーが
出にくい音量レベルの調整など非常に手間と時間がかかりますが途中エラーにならなければ
確実にデータを転送できました。

そこで、Sasajiさん製作のL3_1SYSツールを使いました。
こちらを使うとRS232C経由でYMODEMでデータを転送できるため、音量レベルの調整が必要
ありません。
通信速度も4800bpsや9600bpsが使えるので高速で吸出しできます。
特にVer0.1.2を使うとセクタリードのリトライ機能が強力でFD2TAPEでエラーになるメディアも
かなりの確率で正常に吸い出せましたのでおススメです(^^)
(Sasajiさんのサイトの fd_ymodem_send_l3_1s_012.zip を使用しました)

L3_1SYSを使うにはRS232Cが必要ですが、私のマーク5には付いていなかったので
S1からコネクタを外してマーク5に取り付けました(^^)日立純正ではありませんがMP-9732相当のコネクタです

マーク5側でL3_1SYSを実行しWindows機のTeraTermでYMODEM受信してD88ファイルを直接
受け取ります。Windows側はUSBシリアル変換器ですが、4800bpsでも9600bpsでも通信エラーなく調子よく
通信できました。
カセットテープを介さないデータ転送は音量レベルに左右されずホント快適です(^^)

お陰様で私の手持ちの3インチコンパクトフロッピー全てD88化できました
素敵なツールをありがとうございます(^^)

作業中に困ったのですが日立純正のMP-3375とMP-3370はドライブの向きが反対なんですね。片面ディスクなのでA面、B面を気にして挿入しないといけないのですが、頭が混乱します(^^;;;
MP-3370は中古で入手したので、前持ち主が反対にしたのかとカタログを確認しましたが、この向きでした。
3インチドライブには増設コネクタが無いので並べて使うことは想定していないと思われますが、
MP-1801でドライブ増設はできないんでしょうかね(^^;;;

そんな3インチコンパクトフロッピ吸出し&D88化の記録・・・

kabekin