ebayで購入したMB-S1/10の中身が輸出仕様なのか確認してみるついでに分解清掃してみました。
アメリカから購入したもののメインで使っていたユーザはオーストラリアで使っていたようです。
ところが銘板シールも日本語表記で電源が100V用なのでおそらく日本仕様なのだと思います。
しかし、オーストラリアにはAWA系のS1やレベル3を取り扱う代理店があったようで、
正式な輸出仕様もあったのではないかと思います。
ドキュメント類は個人が作成した資料には見えないので輸出仕様だと思われます。
日本語のドキュメントもあるので、おそらく日本仕様のPC本体を購入しドキュメント類のみオーストラリアで調達したといった感じでしょうか!?
思った以上にホコリが多いので、バラバラに分解してみました。
本体重量が軽いのも納得できる構造。
しかし、マウス用のゲートアレイが装着されていたのはラッキー!!(*^_^*)
基板の裏側を見てみる
来夢来人の基板同様に裏側にフラットのゲートアレイが付いています。
マッピング用のRAMを発見
直付けで半田付けされているということは、噂のOS-9カードを装着するときに取り外すことはできないのかな?
モデル10/20はマッピングレジスタは追加できないのでしょうか!?それとも何か被せる構造!?
外観といい、型式といいロジックICと似ています。ざっくり観察するとこれがメモリだとは気付きません。
来夢来人には実装されていないスーパーインポーズコネクタがあります。
これは、何か活用すると面白そうです。
当面はRGB信号が来ているようなのでRGB→コンポジット変換器をここに実装予定。
RS232Cコネクタは自作っぽいですが、基板側のコネクタのピッチが正確で専用コネクタを入手して自作している感じです
「MPC-EX01に無理やりレベル3用カードを差すと故障の原因になります」の記事を見たことがありますが、
余分なスペースに詰め物をしてずれないようにすると安全に固定できるようです。
基板厚と同じ厚みのベーク板で大まかに固定し、残りにビニールを詰めて微調整しています。
これで前後方法に動くことはなさそうなのでOKそうです。
上下方向は中途半端な位置に固定されるので治具を作って固定する必要があります。
前ユーザの方は、かなり頑丈な治具を作り固定しておられました。
ざっくり見回して、オリジナルの日本仕様と違うと思われるのがS1BASICのROM
サービスマニュアルの記述ではここはマスクROMと書かれていますが、EPROMに交換されています。
このROMがオーストラリアの代理店が供給しているROMなら面白いかもしれません。
ROMの内容はS1のモニタから簡単に吸い出せるようですが、日本仕様のROMが手元に無いので内容の比較はできません。(残念)
いろいろ興味深いですが、ざっくり観察した感じで 全体的な印象は このS1は普通の日本仕様だと思われます。
英語版のオペレーションマニュアルで説明されているキーボードの説明には日本語キーボードが使用されているので、輸出仕様でも日本語キーボードが付属されていたのかもしれません。
せっかく、動作するS1を再入手できたので活用できるように勉強&情報収集に励みたいですね(*^_^*)
.
View Comments
ほほー、こりゃ面白い。
しかし、拡張カードをココまでしてきっちり取り付けるとは、オージーもなかなか芸が細かいね。
そいやヤフオク産不動機の方のROMは中身見られんのね?
モデルが違ったらROM中身も違う可能性があるか・・・
でー、4/6どうするね?
とりあえず昼からって話になっとるけど。
ちゅーか、来いwww
電脳技研さま>
故障のS1は既に実家の物置に入ってるよ
起動すればモニタからすぐに読出しできそうだけど不動だし、可動のS1のROMを入れ替えるリスクは今は避けたいので可動の予備機が入手できたら確認してみるかね。
それと、そろそろFLEXとFORTHをごにょごにょしたいので電脳技研氏のお宝倉庫からFM-8探しといてね~^^;;;
4/6の件、現時点では難しそうかな。
昼頃電話するよ。
MB-S1用のOS-9は、当初 model30/40 だけがサポートされていました。
MPC-OS9A だったかな。
model30/40 は74S189が最初からソケット実装だったのでしょう。
その後、model10/20用のMPC-OS9Bが発売されてますが、物理的な違いはよく
わかりません。MPC-EX01とMPC-EX03のような関係(スロットの数の違い)
なのかもしれません。
しかし、直付け74S189にMPC-OS9Bを持ってきて、どうやってマッピングを
摩り替えるのか謎ですね。メイン基板をソケット実装タイプのものに交換
してくれたりするサービスがあったのですかね?
訂正です。MPS-OS9A もしくは MPS-OS9B でした。
はせりんさま>
コメントありがとうございます。
OS-9は当初はモデル30/40だけがサポートされてたんですね。
74S189のデータシートを見てみたところ、このRAMもトライステートのようですので被せてごにょごにょも不可能ではないのかもしれませんね。
私が資料や情報を持っていないだけかもしれませんが、やはり謎が多くて興味深いマシンです(*^_^*)
ご無沙汰です、実家の屋根裏でゴニョゴニョしてきました。
技術資料は今回発見できませんでしたが
S1用2Dのフロッピー10枚ほど発掘し、
当時の再現を試みましたが、データをS1が読込んでくれませんでした。
予想したこととは云え、めげました。
FDの内容は、20年以上前のことなので覚えていません、
EASY-S1、EASY68K、FORTH、SCR、ASMソース、、DISKBASIC、FM7-FORTH?
データのサルベージに期待しつつ、.....^L^
カビの生えた破損FD?に興味があればお貸しします。
キーボードケーブルがべとべとのボロボロ、、環境には良いかも。
利根川乱行さま>
コメントありがとうございます(*^_^*)
おっ!いいですね^^。是非とも貸して頂ければと思います。
私がイメージ作成用に使っている2DデッキはPC-88から外した物ですが
今のところかなり優秀でカビカビFDでも7~8割程度は正常に読み込んでくれています。
メール等でご連絡させてもらいたいと思いますので、コメント欄か問い合わせページからメールアドレスをご連絡頂けるとありがたいです。
コメント欄もメールアドレスは公開されませんのでご安心下さい^^;;
送料を安く上げるため、ヤマトメール便(レターパック350)で、数枚試しに発送します、
可能性が有りと判断されたら、後追いで、残りも発送しようと思います。
発送方法に希望があれば、対応します、別途メールで応談。
個人情報については、メールでご連絡します。
実家にあるFDユニットの1FDDは、3.5インチに換装してありました。
日立のFDユニットは、皮を剥しFDを外すと、バラバラになってしまいます。
またFDを差し込むと、イジェクトボタンが押し込めずリリースできず、
皮を剥し、直接FDDメカのロックを解除する必要があります。
手の掛かる屑な設計です。。。...^L^
利根川乱行さま>
コメントありがとうございます(*^_^*)
メールにて詳細を送りましたので、ご確認をお願い致します。
S1に使われている薄型の5インチFDDは来夢来人に使われている物とメカ部はほぼ同型のようですね。
MDD211使用の薄型ドライブでしたら、http://asakita.jp/kabekin/2012/04/379.html記事の一番下の写真で、イジェクト用レバーの奥側にある 引っかけロック部のEリングとその奥のバネにラウナ油等を注油すると良い感じになります。
情報ありがとうございます、FDD画像を見た限り同じcanonメカのようです。
S1の場合、FDを読込み失敗すると、FDD接続状態でROMBASICが起動しました。
たぶん、FD挿入画面でブランクFDを挿入すれば、ROMBASICが起動するのでは。
ライムライトの場合、違うようですね。
メール確認しました、FDも今週仲には、発送手配の上ご連絡します。
68008基板の画像もとって来ました、お望みならばメール添付します。
利根川乱行さま>
コメントありがとうございます(*^_^*)
来夢来人でも、一回だけFD不良でROMBASIC画面が出たことがあるのですが、故意的にROMBASICを出す方法が分かりません。
ブランクFDを入れても、FDC基板を抜いても、FDD電源供給を遮断しても、FDD信号ケーブルを外してもFD挿入画面が出ます。
この辺はMB-S1とは仕掛けが違うようです。
FDの件ありがとうございます。68008基板の写真も是非見てみたいです^^
比較に関してですが、先日送った添付の中のS1を見ると幸せになるかもしれません^^;;
それとFDの件ですが、またまたもの凄く忙しくなってしまったので、もうちょっと待っててください。一段落したら梱包して送ります。
ひでさま>
コメントありがとうございます(*^_^*)
そういえば、これがありました!!。
比較するのに使うと幸せになれそうです。
L3マーク5は正常に動作するので十二分に活用させてもらっていますが、S1は動作しなかったのでそのままになっていました^^;;;
EPROM側も吸い出してみてバイナリが比較できそうな比較ソフトがあれば比較してみます。
余裕ができたら早速調べてみたいと思います。
FDの件はいつでもOKですので宜しくお願い致します。
私は新しいテープレコーダを手配しつつ、色々挑戦中です^^;;;