ソニーのPC-9801用2インチデッキのデバイスドライバが入手できたのでFC-9801Kで使えるか試してみました。
私の98マシン。
内部に2GBのCF, 外部に5インチ拡張デッキを取り付けて、RAMドライブもあるので既にHドライブまであります。
A,B,C,D=HDD(CF)/ E,F=5インチFDD / G=3.5インチFDD / H=RAMディスク(MELDISK)
FC-9801Kは小型でパワフルなのでお気に入りです。本当は98MULTI Canbeがいいのですが、程度の良いCanbeは高いですね^^;;;
2インチデッキはCバスに専用のI/Fボードを接続する必要があるのでCバススロットが一つ消費されます。
スロット3にCバス用3.5インチデッキも装着しているので残りスロットは1個です。
残りの1スロットにいにしえのROMライター「KEM-901 やきいも 」を接続しています^^
CONFIG.SYSにPDD.SYSを登録するだけで使えるようです。
引数=0が8086/V30マシン用設定、引数=1が286マシン用設定。
FC-9801Kは486マシンなので引数=1にしてみました。
CONFIG.SYSにドライバを指定後、再起動しPDD-150用のフォーマットコマンドFORMAT2.EXEで2インチメディアをフォーマット後、DIRでディスク内容を確認すると。
こんな感じで、何かおかしい様子・・・
取説を確認するとドライバに設定するCPU設定が違うとうまく動かない旨の説明がありました。
と、いうわけでFC9801KのCPUモード設定をLOWにしてみます。
CPUモードをLOW設定にするとクロックも落ちるんだと思いますが、拡張メモリのメモリカウントもしなくなるのでCPUクロックだけでなく古い98仕様に近づくことを期待して再度チャレンジ。
FORMAT2.EXEでフォーマットしてみると、正常にフォーマットできました!
2インチディスクにファイルをコピーして動作確認してみると
問題なく動作OK、486マシンのFC9801KでもCPUモードをLOWモードにすると正しく動作するようです^^
フォーマットはLowモードでしかダメなようなので、LowモードでフォーマットしたメディアをMidモードで使うとどうなるか試してみると
ダメでした。DIRしてみるとファイル名の1文字目が欠損しています。
と、いうわけで486マシンのFC9801KではCPUモードLowのみ正常に動作するようです。
古いデッキなのでしかたないですが、安定して使いたい場合はVX以前の286マシンで使うのがよさそうです^^
PDD-150の取説ですが、なぜだか技術情報満載です。
2インチデッキ用FDCのCXD-1103AQの詳細情報や回路図まで付いています。
ソフトのディスクもバイナリファイルだけでなく、デバイスドライバとフォーマットのASMソースまで付属されています。
PDD-150を2デッキ以上で使用する場合の方法が説明されていますが、DIPスイッチを変更するだけではダメでデバイスドライバのソースでDEFを書き換えてMASMでアセンブル、LINKしてEXE2BINで変換するという一般ユーザにはハードルが高い作業が軽く説明されています^^;;;
MS-DOS Ver3.3の頃には既にMASMは付属されていなかったと思いますが、PDD-150販売当時はMS-DOSにMASMが付属されていた時代なんでしょうかね。
このPDD-150は当時からワープロとのデータ交換用途よりマニア向け変わり種デバイスといった品物だったのかもしれません・・・
そんなPC9801用2インチデッキPDD-150動作確認の記録・・・
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