Categories: R10コンピュータ

レベル3のFDDにステップ倍化回路を使いPC/AT用FDDを接続する

Sasajiさん製作のレベル3用データセパレータ基板にOld68funさん製作のステップ信号倍化回路を
使いレベル3でPC/AT用のFDDを接続できるか試してみます。

old68funさんから頂いた基板類はこちら

ステップ信号倍化回路とレディ信号生成生成回路をプリント基板化したものです。
倍化回路は2デッキ対応の新しいものを頂きました^^

プリント基板なので製作は楽々ですが、ATTiny85にプログラムの書込みが必要です。

前回、こちらでステップ倍化基板を作った時にはAtTiny85の扱いがさっぱり分からず教えて頂き
ながら手探りで書込んでいましたが、最近は少し慣れてきたのでArduino IDEとAtmel-ICEの環境
でビルドと書込みをやってみます。

ATTiny85へのソフト書込み

プログラムのビルド
old68funさんのサイトからコードを入手 → https://flexonsbd.blogspot.com/2019/10/fm-7pc.html

ArduinoIDEでプログラムをビルドします。
ATTiny85の環境がインストールされていない場合
環境設定の追加のボードマネージャURL項 に「http://drazzy.com/package_drazzy.com_index.json」を設定。
ボードマネージャから「ATTinyCore」をインストール → インストール時はVer1.5だった
ボードから「ATTinyCore」を選択し「ATTiny25/45/85(No bootloader)」を選択
ArduinoIDEでビルドするのでコード内の #define F_CPU 8000000UL はコメントアウトしクロックはClock Source項で8MHz(internal)を選択。
ビルドを実行しビルドできることを確認。

USBでAtmel-ICEを接続
Atmel-ICE(AVR側コネクタ)とターゲットMPUの接続
ターゲットMPUに電源供給(+5V) →これでAtmel-ICEの左側緑LEDが点灯し書込み準備OKになる

[ツール]-[書込み装置] -[Atmel-ICE」を選択
この時シリアルポートの設定は不要っぽい

新品のATTiny85はブートローダの書込みが必要とのことなのでブートローダを書込みます
[ツール]-[ブートローダを書込む]でエラー無く書込み完了を確認
avrdude: verifying …
avrdude: 2 bytes of flash verified
avrdude done. Thank you.

プログラムの書込み
[スケッチ]-[マイコンボードに書き込む] でプログラムの書込み
書込みBUSY中は右の緑LEDが点滅する
avrdude: verifying …
avrdude: 464 bytes of flash verified
avrdude done. Thank you.

ちなみにArduino as ISPを使う場合の手順もメモっておきます。

USBでArduinoUNOを接続 → 書込基板はこちら

[ツール]-[書込み装置] -[Arduino as ISP」を選択

新品のATTiny85はブートローダの書込みが必要とのことなのでブートローダを書込みます
[ツール]-[ブートローダを書込む]でエラー無く書込み完了を確認

プログラムの書込み
[スケッチ]-[マイコンボードに書き込む] でプログラムの書込み

基板の製作

データセパレータ基板に接続

動作確認

kabekin