何でも集めていた頃の思い出を振り返ってみます。
今回、ご紹介するのは
収集物の思い出【オーディオ】:TELEFUNKEN Opus 5650MX
テレフンケンのソリッドステート式レシーバーのOpus 5650MX HIFIです。
真空管式のOpus5430MXとデザインは基本的に同じです。
マジックアイはEM84が使用されており真空管なのですが、チューナ、プリアンプ、パワーアンプ共に半導体仕様になっています。
プリアンプ部にはDIMENSIONとか言う機能が付いておりましたがあまり効果なし。
前面のフタを閉めると5430MXと同じただの木製ボックスです。半導体式ですので長時間使用しても上部の板が熱くなりません。
意図的だと思いますが、前面のフタには木目が90度異なるように配置されてラインができています。
このような演出がクラシックなアンプを集める醍醐味でもありました
Opus5650MX HIFIの前面パネル
5430MXはガラス製前面パネルでしたが、5650MXはアクリルになっていました。
しかし、グレーのパネルは全体が引き締まって見え非常にクールでした。
内部はソリッドステートでも同調指示にマジックアイを残しているのはデザイン的に正解でしょう。カッコいいです。FMステレオパイロットを受信するとFMSTEREOの文字が光ります。
バランスのツマミを引っ張るとDIMENSION機能が有効になりました。
名前からして立体感を出す機能かと思いますがセパレーションといい音質といい特にメリットのある音にはなりませんでした。
Opus5650MXの背面
内部の写真が見当たらないのが残念ですが、右側に出力部用のパワートランジスタが見えます。
真空管時代のEL95プッシュプルに比べると大幅に出力が増えているのでスピーカー保護用のヒューズが追加されています。
MWバンド用の内蔵フェライトアンテナ角度調節バーも健在です。
FM用のフィーダーアンテナも付いていましたが、ちょうど本体中央部の上面板で固定されているためアンテナ端子に差し込むと一部宙ぶらりんになります。
5430MXの方が配慮できている感じです。
半導体式ですが電源トランスが巨大だったので総重量は真空管式の5430MXとほぼ変わらない感じでした。
音質は私の好きな音ではありませんでした。イコライザーがフラットな状態では非常に軽い感じ。高域は少し上げると高音が出すぎな感じです。
全体的に安っぽい感じの音だったような気がしました。
デザインは大好きなレシーバーでした。
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