メモリ増設も目途が立ったので、次のターゲットであるPSGについて考えてみました。
以前、別のマイコン用に作ったPIA基板をS1用のレジスタアドレスに変更して実験開始。
たぶんダメだろうと予想し、取り付けてみたところ予想通りのNG
なぜダメなのかと言うと、この有名なGI社PSGはアドレスバスとデータバスがマルチプレクスになっていてレジスタ選択用の信号に細工が必要になるそうで、使いにくいと紹介されている。
ヤマハのFM音源チップ等はレジスタ選択用の信号があるのでCS#を作ってR/W#で操作してあげればそのまま使用できそうだがAY-3-8910はそうはいかなさそう。
S1の回路図を見たときすぐに増設できそうと思ったものの、よく調べてみるとカスタムチップのYGM003がBDIRとBC1の信号を作っているからであって、増設する場合はそうもいきそうにない。
AY-3-8910のデータシートによると
BDIRとBC1が同時にHでアドレスラッチ→レジスタ選択
BDIRのみHがデータ書き込み
来夢来人内蔵のAY-3-8913の信号を見ると、たしかにYGM003ではアドレスラッチとデータ書き込み処理をやっていた。
1CH = E 2CH=BDIR 3CH=BC1 4CH=DA0(VMAが加味されていないのでよく見えない)
S1 BASICのPLAY命令は最初から6重和音対応でできているそうなので、もしかするとYGM003は拡張用の4~6ChのBDIR/BC1を作っているかもしれないと早速調べてみると、残念ながらYGM003では作って無さそうな感じ・・・
1Ch~3Chを含めない出力をさせてみるとYGM003からのBDIRとBC1は反応なし。
純正の拡張PSGカードもYGM003をあてにしている訳ではないと思うので拡張I/Oからの信号でやるしかなさそうだが、
aoyさんのブログにあった拡張PSGと内蔵PIAが記事を思い出し、内蔵PIAのAポートが4~6Chの出力で何か反応している可能性も・・・
と言う訳で、来夢来人ではコネクタの無いPIA出力部のランドから反応が無いか調べてみたところ反応なし。
(全てHレベルなので、PIAには接続されていると思う)
これもたぶん違う。やっぱPIAはジョイスティック専用なのかも・・・・
まぁどうなっているのかよく分からないので、波形から作戦を立ててみる。
S1 BASICがPSGの4~6Chをサポートしている前提で考えて、外部のPSGチップも同じ信号タイミングでよければ
次回BAとCS#も合わせてタイミングを確認して作戦を立てたいところ。
これでなんとかなればハードだけで対応可能。でもダメならソフトも巻き込んで製作しなければダメかな・・・・
でも、まだソフトは分からないし ^^;;;;;
どちらにせよ、実際に拡張I/Fに増設できるPSGカードがあるということは何か方法があるはず。
(PSG増設カードやスーパーインポーズカードにPIAが載っていなければですが・・)
まぁ、遊びだからできなくても何の問題もないし・・・・・・ 気楽に調べよう (*^_^*)
ちなみにヤマハのYM2203(OPN)を使えば、PSGもAY-3-8910互換なのでレジスタ選択をA0で行ってそのまま増設できるらしい。
しかしYM2203は今となっては入手困難。
現在ヤマハのPSGで入手できるのはYM2149F、ヤマハならレジスタ選択を付けてくれているかもと期待したものの完全なAY-3-8910互換でした・・・・
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一時期PC-9801/9821Cバス用サウンドブラスターのオプションでチップだけ「9801-26k互換用」として供給されてたから、ジャンクでその辺り引っ張ってくると幸せになれるかも。確かうちのSBにも載っけてた覚えもあるし・・・ああ、一部ロットのPC-9801-26/26kや互換ボードでYM2203がソケットで載っかってたのがあったような気がする・・・うちの在庫分は多分直づけのしか無いと思うけど。
毟る気があるなら、ジャンクの26k互換ボード探しとくよ?
>電脳技研さん
ググってみるとPC8801あたりはYM2203をソケットで載せている機種が多いみたいだね。
PC88で処分するやつがあれば探して欲しいかな・・・
電動の半田吸い取り機も入手してますが、たぶん音源ボードから取り外したら壊れる気がします^^;;;
でもこれなら電気的には簡単に搭載できそうなのがFB。
ソフトは複雑だと思うけど・・・・