AD2+本体と一緒に頂いたHDDを接続して動作確認してみました。
型式はFMHD-201で20MBのSA4000型I/FのHDDドライブのようです。
説明書にはFM-16βとの接続方法が載っていたので、FM11/16β共通のHDDだと思われます。
FM11本体にはハードディスクインタフェースカードMB22416を装着します。
今回は、ほとんど掃除せずに自宅に持ち込んでいますので、汚れが目立ちます^^;;;
カタログで確認するとFM11の古いHDD(MB27651等)はドライブ前面の黒いベゼルが丸見えなデザインですが、このデッキは通風孔だけになっています。
個人的にはベゼルが見えるデザインの方がカッコいいような気がします^^
ディスクは5インチのフルハイトでした。前面の黒いベゼルは外部に見えませんが、装着されています。
ディスクを取出す為には背面の板を外さなければいけないようです^^
一通り中身を楽しんだので、各ドライブの設定を確認しておきます。
制御基板はM1052Bでしたので、67MバイトのHDDまで対応のコントローラのようです^^
67Mバイト対応でもSA-4000型の67Mバイトドライブは既に伝説になっているほど希少かも・・・^^
1台目の設定状況
終端抵抗なし、DIPSWは3のみON はドライブ#0の設定でOK!
2台目の設定
終端抵抗あり、DIPSWは1,3,4がON = ドライブ#2 の設定でOK!
このHDDをFM11,16βに接続する際は、
1台目=ドライブ#0, 2台目=ドライブ#2, 3台目=ドライブ#4, 4台目=#6 と設定するようで最大4台までいけるそうです^^
HDD側の設定は確認できたので、MB22416に接続して運転開始・・・(^^)
とりあえず、HDDに供給される電源電圧が異常でないことを確認して通電してみます。
両ドライブ共、ディスクのスピンドルモータは正常に回っています。
5分程度エージングした後、電源電圧も安定しているのでFM-11の電源オン!
HDDのモジュールHD0, HD1がロードされていることを確認して、DIRしてみました^^
HD0, HD1共#244(READ)エラー発生・・・
ぬぅ、アクセスランプは点灯してヘッドのシーク音はするのですが、#244エラー発生です。
ST-506のディスクもそうですが、何十年も動作させていないディスクの運転開始はだいたいエラーが出ます。
と、いうことは慣らし運転で解決するはずなので、様子を見ながら適度にリセットを繰り返します
(リセットするとドライブが初期化されるのか、ヘッドシークのモータが動作するので・・・・)
思った通り、いろいろ弄っている間に読出し可能になりました^^
まずは/HD0がOKになり、約30分後に/HD1もOKになりました。
しかし、/HD1がエラーの場合でも/HD0のアクセスランプが点灯したりと、両方のドライブのアクセスランプが点灯したりと、何かのメカの応答タイミングが悪いと電子系にも影響がでるのか、訳の分からない事になっています!?
1時間ほどエージングすると、何だか不安定ですが一応両デッキとも認識して読書き可能になりました。
(起動時#244エラーが出なければ電源オフまでOKですが#244エラーになるとリセットするまでエラー続行)
早速、ソフトバンクのOS-9プログラミングツールズ収録のTreeコマンドでディスク内全ファイルリストを出力!
(ちなみにいつもハマるのですがこのTreeコマンドはModula-2/09で作成されているらしく同誌付属FDのCMDS/LIBRARY以下の一連のモジュールが無いと動作しないようです)
安定して動作している間に、前ユーザの個人的な情報や会社のファイル等が無いか確認します^^
ターミナルに転送して通信ログに記録されたツリーリストを後でゆっくり確認します
と、約2時間くらい、ごにょごにょしている間に2台とも安定して動作するようになりました。
ヘッドシーク用のモータが固まっていると思われるのですが、HDDなので、流石に気軽に注油する訳にもいかず、どうやってO/Hするかは考え物です。
とりあえず、慣らし運転で復旧することは確認できました
それにしても、重たくて低音のヘッドシーク音やスピンドルの回転音が心地いい環境音を出してます(^^)