数年前にヤフオクで見かけたことのある 試作機 なのか サンプル機 なのか不明なS1を、
ブログで情報交換させて頂いている渡部さんから頂きました(^^)
なかなかのレア物だと思いますので、色々観察してみます(^^)
一見、S1のモデル30,40のようなデザインですが少し違います。
のデッキやスイッチ、コネクタの穴位置は製品版S1と同じ位置にあります
デザインですが、S1のマークがありません。
S1マークが無いのでこれはS1なのかどうか気になっていましたが、私の所にやってきたので
思う存分調べられます(^^)
ざっくり確認すると、このS1はBモードの無いS1/30-40又は IGのある2HD対応の来夢来人の
ような構成のマシンです。
前面のコネクタやスイッチ部分に説明のラベルがありません。
穴が無いだけでなく、内部の基板からスイッチも取り外されています。
そのため、この謎S1にはBモード(レベル3モード)がありません。
ラジオ技術社のパソコン実用ガイド’85のS1/30-40の記事によると、「BASICはレベル3モードが
なくなりS1モードのみとなるようだが、不安定な状態にある」との記載があるので、Bモード
を除くための検証機なのかと勝手に思っていますが詳細は謎です。
前面のパネルはフロッピーのデッキに向けて傾斜のあるデザインです
天板の側面に縦置き用足のネジ穴がありません。
背面はこんな感じ
無くなっています。また、各コネクタ部分のラベルが絵文字になっています(^^)
ACサービスコンセントは電源スイッチ非連動です。
SW1の4連DIPスイッチの4番目がありません。
ので詳細は不明です。 詳しい方、教えてください。(^^;;;
マウスの絵文字が良い感じです(^^)
内部はこんな感じ
製品版S1とほぼ同じです。
前オーナの渡部さんが入手されたときはOS-9カードが実装されており、S1用のOS-9レベル2が
動作していたそうです。
今回は64KBの拡張RAMカードMPC-RA64Sも一緒に頂きました(^^) ありがとうございます。
メインボードはS1-B のレビジョンA2 で、基板自体は製品版と同じものと思います。
PIAポートの外部接続コネクタがハンダで取り外されていました。
Bモード専用の回路は一部取り外されている部品があります。
ROMはIC64がEP-ROMに改造されて、IC69がJB-806E来夢来人と同じHN61364のD53マスクに
変更されています。
IC69はレベル3BASICが削除され、IC64はI/O $FFCE でROM BASICを起動しないように改造されているのでROMの構成は来夢来人と同じ感じっぽいです(^^)
ROM BASICが起動しないので、システムディスクを入れないと「Insert Program Diskette」が表示
されて次に進みません。
いつも使っている製品版のS1/30と並べて写真を撮ってみました
前面
やはり、製品版の方がちょっとカッコいい気がします。
S1/30のドライブ1はリコーのRIPORTワープロから取り外したデッキでですが、謎S1のFDDベゼル
はRIPORTのデッキの色と同じでした。
謎S1を2デッキで復活させるにはRIPORTからFDDを持ってくると色を合わせて復旧できそうです。
とうとうS1/30 電源スイッチのオレンジノブが無くなってしまいました・・・
オレンジのノブを処分される方がおられましたら是非譲って下さい(^^;;;
(スイッチの軸が折れているのでスイッチごと処分される方ご連絡下さい)
背面
B/W出力は時々使うことがあるので、個人的には必要な出力だと思います(^^;;;
底面
塗装されていないだけで、金属シャーシ自体はどちらも同じものと思います。
先日mbs1model20さんから頂いたC14-2190Aと並べて写真を撮ってみました(^^)
C14-2190Aの全面フィルタは文字が引き締まって良いのですが、写真を撮ると映り込みが激しい
ので外しています(^^;;;
レアなS1を頂き、どうもありがとうございました(^^)
その2で分解して中身を観察したいと思います。
そんな、謎S1を頂いた記録・・・・