謎なS1を観察してみるの第二弾です。
今回は内部を観察してみて、ネジの無い部分とフロッピードライブを増設して、オリジナルの
状態に復旧したいと思います(^^)
この状態から内部を分解していきます(^^)
電源基板は製品版と同じものでした
分解といっても、電源とフロッピディスクドライブが載ったブロックを外すだけで分解完了です。
分解ついでにシャーシや基板類を全て掃除しておきます
基板を取り外したので観察してみます。
静電気で基板を壊してはいけないので、静電マット上で作業します(^^)
Bモードに関する部品が外されています。
基板表の左半分の様子
ざっくり確認して、変更があるのはA/Bモードの切替スイッチが取り外されて、FDC基板に接続
するコネクタも無くなっています。
IC64 (S1-BASIC ROM)がUV-EPROMに変更
IC69 (L3-BASIC ROM)がJB-806E来夢来人のROMと同じもの(L3BASICが無い)HN61364Pの
D53マスクに変更
PIAコネクタが取り外されて無い。
BSW 4連DIPスイッチが3連DIPスイッチにっている
の改造が見られました(^^)
ROM部分の様子
基板表の右半分の様子
こちらで改造がある部分は、
IC4, IC12, IC18が取り外されている
IC5, IC13, IC10が取り外されている
B/W CRT出力コネクタが取り外されている
の改造が確認できました。
IC4, IC12. IC18, IC5, IC13はBモードのグラフィック関連の回路のようです。
これらの部品を取り外しているというのは、この部品を外しても動作するのか検証して
いたのではと予想していますがどうでしょうか・・・(^^;;
IC5, IC13はA側(S1側?)に固定されてます
RS232Cコネクタ部でDSubコネクタの4番ピンと20番ピンを繋いだ改造があります
思われます
IC64 S1-BASICROMの1番ピンと28番ピンが接続されています。
対応かと思われます。
基板の観察が終わったので、フロッピーディスクドライブを2デッキ仕様に復旧するために
リコーのRIPORTワープロの外部デッキからフロッピーデッキを取り外します。
少ないです(^^)
ジャンパピン設定はこのようにして謎S1に取り付けました。
増設デッキもOPENでいきます。
Lは終端抵抗のようなので、増設デッキをOPENに変えて取り付けました。
FDDブロックに取り付けてベゼルの色を確認してみます
分解ついでに全面パネルや背面パネルもきれいにできるだけきれいにしておきます
FDC基板は製品版と同じに見えますがパーツ番号が違いました
私のS1/30についてたFDCカードはP2847082、 このカードはP2847081です。
フロッピードライブのエッジコネクタを接続する際に取り付けにくい場合は電源基板のネジを外して後ろにずらさないと厳しいです。
FDD,電源ブロックを取り付けてほぼ復旧しました。
これで後2枚拡張カードが追加できます(^^)
ココには漢字ROMを追加して、是非漢字の扱えるS1にしておきたいですね・・・
完全に組み立てる前に、増設したフロッピードライブが正しく動作するか確認しておきます。
問題なく動作しました。HFD516CWR3でもいけます(^^)
背面のパネルを取り付けて復旧できました。
全面パネルを取り付ける際、金属シャーシと全面パネルをネジ止めするための穴が開いていない
ので全面パネルと金属シャーシを固定できません
ここはテープで養生しておきます(^^;;;
分解して掃除したので、多少きれいになっていると思います(^^)
S1/30と並べて写真を撮ってみました。2デッキになった謎S1、なかなかいいですね(^^)
大変貴重なS1を頂きどもありがとうございました(^^)
壊さないように大切に使わせて頂きます。
そんな、謎S1 内部観察とフロッピードライブ復旧の記録・・・