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去年の長期出張中にメルカリで購入したのに、実家にそのままになっていたPC-9801NS/R40が
物置から出てきました(^^)
出張中に実家で家族に受け取ってもらっていたものですが、そのまま物置に置いたまま1年
以上放置状態です。
購入時は動作品として購入したものですが、電源を入れるとメモリチェックが終わった後
電源が切れる不具合が発生するようになっています。
(電源投入から10秒以内に電源が切れる)
NS/Rは1秒でも早く交換しないといけないLXFケミコンがあるのに、1年以上放置して
しまったのは致命的・・・・
動作確認したところ、ピポ音正常でメモリチェックもOKなので、まだ希望はあるので
修理を進めます(^^)
NS/Rで電源が入らないor電源が切れると電源周りで不具合が出ている場合PUD41基板が
原因であることが多いようです
このNS/Rの製造番号先頭は35なので古いタイプのPUD41でした
このPUD41基板には大きく2種類あるようで、古いタイプはケミコンを交換するとほぼ直る
ようです。
PUD41基板はケミコンが付いていない新しいタイプに差替えても動作するとの情報を頂いて
いるので新しいタイプに差替えてみました。
電源の回路なので安全性に問題があるかもしれませんが、自分で使うだけなので良しとします。
(バッテリの充電回路などを含めると安全面では問題があるかもしれません)
ハンダで剥がす必要がありますが、貼り換えてみます(^^)
新型のPUD41を付けてみました
仮に組み立てて動作確認すると正常に動くようになりました(^^)
1年間の放置したことによる最悪の事態は回避できました(^^;;;
電源は直ったので早急に交換の必要なLFXケミコン4個を交換しました。
該当は5Q1、6Q1、6Q2、6Q3の4個
まだ動作している基板なので、LXFの液漏れは少な目です。
特殊な容量なので、一般的な容量のケミコンを取り付け(100μF, 100μF, 47uF, 33μF)
途中色々試しましたが、5Q1と6Q1は付けなくても動作しました。そのことから推測すると82μF
という特殊な容量を厳密に求めている訳ではなく100μFでもいいのではと思ってます(^^;;;
コンデンサ交換後の動作確認で仮に組み立てて動作確認してみると
何か壊してしまったようです。
「KANJI CG RAM ERROR」と「GRAPHICS RAM ERROR」が出てもメモリーチェック後、
起動するので上記エラーが気にならなければまだ使えます(^^;;
ここで原因を探るために、
①LXFコンデンサを元に戻してみる → コンデンサの容量が違うのがダメなの!?
②PUD41基板を修理して元に戻してみる → PUD41の新旧タイプの違いがダメなの!?
を試してみました。
結果は ①②共に元に戻しても改善しませんでした・・・
②を試す為に旧PUD41を修理しないといけないので、コンデンサを交換します。
(このコンデンサは動作時にかなり熱くなるようなので耐圧高めの方がいいかも・・・)
結果、①②を戻しても改善しませんでした(泣
それに加えて今度は「PARITY ERROR – EXTENDED MEMORY」エラーが出るようになって
しまいました・・・・ (最悪
「PARITY ERROR – EXTENDED MEMORY」エラーが出ると、ここで止まって起動しません。
完全に壊してしまったようです。
元に戻しても直らないということは配線をダメにした可能性が高いと考え、
基板を確認してみると・・・・
よく見てみると、けっこう派手に壊しています・・・(^^;;;
何度もコンデンサを付けたり外したりしていたのですが、作業が雑だったんですね(^^;;;;
今回の作業はHAKKOのFR-301で0.8mmのN61-07を使って作業したのですが、ここまでパターンが
密集している部分を作業する場合は0.8mmの極細小手先N61-02を使って慎重にやらないとダメ
ですね。
以前、NS/Rを修理したときにはハンダ吸い取り機を持っておらず普通に半田ごてでコンデンサを
外したのでプリントパターンを壊さずに作業していました(^^;;;
壊した部分のパターンを追いかけるとこんな感じです。
黄色、青、赤線の3本で導通が無い → 結構派手に壊しています(^^;;;
この3本の中で黄色の線を壊すと「PARITY ERROR – EXTENDED MEMORY」エラーになります
赤と青の線を壊すとグラフィック関係のエラーが出るようです。
グラフィック関係のエラーは6Q2と6Q3のコンデンサにも関係があるみたいです。
3本のパターンをポリウレタン線で補修します。
NS/Rのビアを通すには0.29mmのポリウレタン線ではダメで0.16mmの物が必要でした(^^)
ビアへの半田付けは普通のハンダでは厳しく低温ハンダでなければうまくいきません・・・
0.16mmと低温ハンダでうまくいきました
修正した後に、マスキングテープで固定しました。
仮に組み立てて動作確認してから復旧します
プリントパターンを壊したときはどうなるかと思いましたが、無事に直りました・・(^^;;;
内部のバックアップ電池も交換しておきます。
LXFの4個のコンデンサを交換しただけなので、残りのコンデンサは後日作業予定ですが、
早急に対処しておかなければいけないコンデンサはとりあえず作業完了しました(^^;;;
途中、雑な作業で壊してしまいましたがなんとかリカバリーできました(^^;;;
そんな、雑な作業でNS/Rを壊して復旧させた記録・・・
残りのコンデンサは近いうちに交換します(^^;;;
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こんにちは。楽しく拝見して大変参考にさせていただいております。
当時憧れだったNS/Rが好きで通算10台以上購入して修理して遊んでいます。
NS/Rの基板修復で行き詰っていて苦戦しているので相談させてください。
1.PUD41基板について
いままで沢山見てきたPUD41基板は、NS/Rの前期ロットも後期ロットも1種類のPUD41基板
しか確認できませんでした。コンデンサの液漏れでパターンが腐食したり抵抗が焦げたり
したものも多く、きれいなものは予備として外して保管しています。
PUD41基板に互換品があるとのことですが、どの機種のものでしょうか?
2.起動不具合について
KANJI CG RAM ERROR とTEXT VIDEO RAM ERROR と VIDEO RAM ERRRORがマチマチで出てきて、
タイミングによってはピー音とともに文字化けが出る個体を1年以上修理しています。
何れも電源投入は100%成功し、ピポ音も必ずなるのですが、タイミングによって上記の
症状となります。問題ないときは全く問題なくDOSが起動するのですがダメなときは全くだめで。
完全に断線していると症状は固定しますよね?症状が動くのがよくわかりません。
機能的にはFDDの読み書きと、RS-232Cの通信がNGでパターンとスルーホールが何か所か
ダメになっていたのでそれはジャンパを飛ばしたら復活しました。
その後完璧にしようとコンデンサ付近のパターンチェックやスルーホールの清掃を
していたところ、「ピポ音文字化け」パターンだけになってしまって
起動しなくなってしまいました・・・
記事を拝見し、上部のコンデンサの辺りのパターンもチェックしたつもりなのですが
どうしても復活せず。半分意地になっていますが、基板自体は結構綺麗で状態が良いので
何とか修復したいと思っています。
記事中で、「グラフィック関係のエラーは6Q2と6Q3のコンデンサにも関係があるみたいです。」
とありますがどのような関係があるのでしょうか。6Q2と6Q3のパターン導通は問題ない
ことは確認です。
沢山書いてしまって恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
Fantasyさん こめんとありがとうございます
通算10台以上とはすごいですね(^^)
私もNS/RやNS/Aのデザインが好きで98noteはNS/RとNS/Aに特化してコレクションしています(^^)
私はNS/Rは4台しか分解していないので、情報は少ないかもしれませんがNS/RでPUD41基板は2種類見たことがあります。
記事内にアップした写真のケミコンがないタイプのものはNS/Rの製造番号の先頭が37の物だったと思います
以前情報を頂いた通り、どちらのタイプのPUD41を取り付けても電源は入るようになり基板を修復したNS/Rでは電源は問題なく入るようになりました。
しかし、ニッカド電池の充電回路側の安全性はよくわからないそうですので、まだ充電できる電池をお持ちの場合、もともと基板に付いていたタイプと同じPUD41を付けておいた方が無難です。
私がLXFのケミコンを交換した時にプリントパターンを壊してしまいLXFケミコンの直近を通っているラインがPARITY ERROR - EXTENDED MEMORY エラーになってしまうラインだと気づきました。
あと、「KANJI CGROM ERROR」と「GRAPHICS RAM ERROR」は6Q2と6Q3のコンデンサの容量を変えると起こることを確認しました。
これを実験していたので派手にプリントパターンを壊しました・・・(^^;;;
回路図が無いので、各ケミコンが何をしているのか不明ですが、5Q1と6Q1を取り外した状態で6Q2と6Q3のコンデンサの容量を変えながら実験すると、
KANJI CG RAM ERRORが出たり、
GRAPHICS VIDEO RAM ERRORが出たり、
X座標の位置がずれた場所から文字が出たりする変化がありました。
そのため、6Q2と6Q3は画面周りの回路に繋がっているのではと予想しています。
5Q1と6Q1は付いていても外したままでも特に変化はありませんでした。
NS/RはPARITY ERRORやKANJI CG RAM ERRORが出て故障しているものをよく見かけたので、4級塩のLXF付近のプリントパターンダメになって画面関係のエラーが出ている故障が多い理由にも納得できたような気もしました(^^)
とりあえず直ったのでプリントパターンのトレースはやめてしまいましたが、フロッピー周りの配線もこの近くにあるような気がします(^^;;;
投稿には書いていませんが、フロッピの書込みはできるのに読込でエラーになる故障がありました。
こちらは基板裏面のPCカード上付近にある1F1ケミコンの+側と基板表にあるリチウム電池左下付近にあるD71065Gの28ピンをジャンパで直りました
>その後完璧にしようとコンデンサ付近のパターンチェックやスルーホールの
>清掃をしていたところ、「ピポ音文字化け」パターンだけになってしまって
>起動しなくなってしまいました・・・
気のせいかもしれませんが、わたしもエタノールで基板を掃除していた時に壊してしまったかもと思ったことがあります。
修理した基板を組み込む前に基板を掃除して組み立てたら動かなくなったことがあります。
その時やったことといえばエタノールで基板を掃除したくらいで、それ以外思い当たらないのでこれが原因だった可能性も高いですね。
やはりエタノールで拭いていいのはコネクタ等の接点部分だけでプリントパターンやスルーホール、ビアなどはダメなのかもしれません。
詳しい方がおられれば教えて下さい(^^)
kabekin さま
ご返信ありがとうございます。
私と同じ考えの方と巡り合えてなんだかうれしいです。
長い間NS/R修理の孤独と戦っていたところですので(笑)
当時、NS/Tを持ってたのですけどNS/Rが出て
「NECのロゴが新しくなってる!デザインもカッコいい!」と感じ、強烈に欲しかったのですが
大人気機種だったため中古も安くならず泣く泣く諦めて。
5年位前から白黒ノート収集を始めてNS/Rを集めだしました。完動品は1台あります。
NS/Aも気に入っています。純正状態でNS/Rより起動もかなり早く、ピポ音も早い(笑)
メイン基板上には腐れ電解コンデンサが無いなど、NS/Rより優れた点だらけです。
液晶パネルの品質も上ですよね。しかしキーボードはNS/Rのほうが打ちやすい。
アップいただいた電源写真は本当に初めて拝見しました。NS/Rのものなのですね。
ネット上にある電源基板にも見当たりませんし、1993年~1994年製造のNS/Rを多分
15台近く分解しましたが、皆同じコンデンサ有のパターンでした。
製造番号37ということは1993年7月製造ということですね。
基板上のLSIに貼り付けられているラベルに9304とあるので1993年4月としたら合致してきます。
Ni-Cd充電回路の件、気を付けたいと思います。
一応、未使用品のNECの純正バッテリを持っていますが液漏れして台無しになる
可能性があるので、化粧箱に仕舞って観賞用にしています。。。
6Q2と6Q3のコンデンサの容量を変えると症状に変化があるとの情報、大変貴重です!
その2つのコンデンサは容量やESRに敏感に反応するということなんでしょうかね。
もう1台持ってる完動品のNS/Rと同じコンデンサを付けているはずなのですが。
あまり気にせずKMGを使ってるのがいけないのでしょうか。
ちょっと外して低ESR品を仮付けして追い込んでみたいと思います。
他の22uFとかのコンデンサは、リセット用以外はシビアではないのとは対照的です。
5Q1と6Q1は14Vがかかっているので電源入力の+ラインかと思ってもそうでもなかったり。
6Q2と6Q3は黒いモールドされたPUD30というハイブリッドIC(電源IC?)につながってますよね。
液晶モニタへのコネクタに行ってますが用途不明です。
フロッピー動作不具合についてですが、私はフロッピードライブのちょうど裏
の部分のパターンのたった1か所が断線していて読み書きNGになりました。
フロッピーの下には、RS-232CのドライバICがありますが、これがコンデンサ
4つを使い結構負荷もかかるので液漏れすると周辺のビアを断線させます。
RS-232Cレベルドライバの周辺には重要な信号線が沢山走っているので色々な不具合が
おきてきます。今は当たり前に禁止されているコンデンサの下に配線を引くのも
この時代にはまだ守られていませんね。
D71065GはVFOのICですね。データシートを見ると28ピンはAVDD(AnalogVDD)となっていました。
デジタル回路とアナログ回路の電源が別になっているのですね。
実機の基板を見てみましたが表面にパターンがなく、多層基板の中を通っているようでした。
1F1のマイナス側は基板の共通GNDと導通がありますが、すぐ近くにある共通GNDに配線せずに
PCカードスロットの下の方にわざわざ引き回してアナログGNDと分けているいるみたいです。
エタノールの件ですが、弱った切れかけ(首の皮一枚)状態のパターンが切れてしまうのでは
ないかと思っています。私も特定はできていませんが、類似の経験があります。
あと、NS/Rの基板のパターンで2度ほど経験しましたが、裏面と表面のビア(〇と〇)は
通電しているのに、信号線には通電していないことがありました。
顕微鏡で見てもパターンはつながっているように見えるのですけど
「〇------」の〇と-のところが断線するようで。
もうコンデンサ周辺のビアは確認しつくしたので、あとは回路を追って1本ずつ
泣きながらチェックしています。
1台目に修理したNS/R
https://asakita.net/kabekin/pc-9801nsr_mainte
が完全に動作していたので、真剣にプリントパターンを追いかけていないのですが、最近RS232CでMAXLINKが動かない現象を確認し、何か対応しないといけないかと考え中です。
比較的状態のいいときにケミコンや内蔵電池類を全交換し、液漏れ対策は大丈夫だと思っていたのですが、ダメになるとはケミコンの液漏れ以外の原因でプリント基板がダメになるとすれば完全な延命対策は難しいんでしょうかね。
同じ、98note修復愛好家として今後とも情報交換など宜しくお願いします(^^)
kabekinさま
完璧に直ったと思っても時間が経過するとダメになっているパターンありますよね。
完璧なNS/Rを1台持っていたつもりで数年後に動作確認してガッカリしたので、
1台完璧版本体+完動予備マザー+完動予備電源基板を持つまで安心できなくなりました。
液晶パネルも予備を何枚か保管してますが、保管中もビネガー症状が出ないように配慮しています。本当に色々手間がかかりますね(笑)
腐れ電解液の清掃が足りずに腐食が進んでしまったのでしょうね。
ピポってDOSが起動して完璧だと思い込んでいても、きっと確認していないどこかは故障しているんでしょうね。拡張110ピンあたりは何本か切れてるのではないかと思っています。
RS-232CはWindowsPCなどとのファイル交換で多用しています。
1MB程度のファイルですとFDで受け渡しすれば良いですけどそれ以上だと分割と連結が面倒なんですよね。NS/RのRS-232Cは結構故障している個体が多いですがRS-232CのドライバIC付近のパターンは比較的わかりやすいので全部追えば直ることも多いかと思います。
稀にドライバICに腐れ電解コンデンサが染み込んで故障している場合もありますが、そこまでいくと基板のパターンも盛大に逝ってしまっているので諦めたほうがよさそうです。
こちらこそ、今後とも98修理の情報交換&ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
(他のノートで好きな機体:9821Na12、9821Ls150)
やはり、程度の良さそうな本体を入手して壊さないようにメンテするしかなさそうですね。
NS/Rのビネガー症状は比較的少ないようなのでLCDの入手は何とかなっています。
基板の洗浄は基板丸ごとマイペット&井戸水洗いが最強だと思っていたのですが1台目に修理したNS/Rのシリアルポートが正常に動かないので、まだまだダメですね(^^;;;
110ピンはPC-9801-08が正常に動いているので今のところ大丈夫そうですが、これもダメになるかもしれませんね・・・
(私はNS/R,NS/A以外にPC-9821Lt2も好きです(^^)
こんにちは、私も1年くらい前からちょくちょくジャンク9801noteの修理に挑戦してます。情報が少ない中孤軍奮闘していましたが同好の方を見かけてちょっと嬉しくなりました。私は高値の花であったカラーTFTの9801ノートに憧れがあったことから、NA/CとNX/Cがメインです。現在の戦歴はNS/E、NA/C、NX/C、NS/L、NA/C#2(NG)、NA/C#3で、5勝1敗といったところです。1台直すのに数カ月かかることもザラですが、その分直るとドバーっと脳汁が出ます(そしてまた新しいジャンクを直したくなる)。
9801noteの故障モードは4級塩コンデンサの液漏れは当然として、単純な半田割れ(しかし発見は困難)だったり、電解液がビアに染み込んで内層で断線してたり、電解液によるショートでパターンや素子が焼け死んでたりとバラエテイに富んでいます。素子の死亡は見た目じゃわからないことも多くて高難度です。何しろ98noteはカスタムチップがてんこ盛りで回路図もありませんからね・・・。
さて、余計なお世話、もしくは外していたら申し訳ないのですが・・・
>完全に断線していると症状は固定しますよね?症状が動くのがよくわかりません。
ビアに電解液が染み込んで内層のパターンが切れかけている場合は抵抗値が高くなって症状が動くことはありますね。壊れる前にピポって動作していたなら勝機はあります。ビデオ関連のメモリチップとそれを制御しているカスタムチップとの導通をチェックするといいでしょう。動作する同型基板をお持ちでしたら接続先を同定してリストアップすれば確実です。近くに腐ったビアがあるならそこにアタリを付けて調べるのが早道かもしれません。カスタムICはブラックボックスですが、メモリICはググればデータシートが入手できますから結構参考になります。
>修理した基板を組み込む前に基板を掃除して組み立てたら動かなくなったことがあります。
割とあるあるですね。エタノール清掃だけでパターンが切れるようなことは無いと思いますが、腐れビアの内層に染み込んで微妙に腐食反応が進行して?切れたり、半田カスが付着してどこかショートしたりといったことはあります。やばそうな腐れビアは接続先を同定してジャンパー線で予防線張っておいた方が良いですね。修理時点ではジャンパーなしで繋がっていても、半年後に切れていた経験もあります。ちなみにエタノールは高いので私はもっぱらホムセンのIPA(ガソリン水抜き剤)使ってます。
>裏面と表面のビア(〇と〇)は通電しているのに、信号線には通電していないことがありました。
これもあるあるですが、ビア-内層で切れてるパターンが厄介なんですよね。動作基板があれば接続先同定できますが、故障基板しかない場合は・・・一応調べる手段はありますがかなり面倒くさいです。
nigaさん コメントありがとうございます(^^)
そういえば、NX/CはNS/Rと同じデザインですね。
いままでカラーの機種には気が向かず、NX/Cという選択肢に気付きませんでした。
今後はNX/Cも選択肢に入れたいと思います(^^)
98noteの修理にチャレンジしている方多いですね(^^)
回路図も無く、全くわからない回路を弄るのもなんとなく楽しくて何だかわからないワクワク感がありますね
それも、うまくいかない時は何カ月も弄っているのである意味 取り憑かれています(^^;;;;
>ビアに電解液が染み込んで内層のパターンが切れかけている場合は抵抗値が高くなって
>症状が動くことはありますね。壊れる前にピポって動作していたなら勝機はあります。
>ビデオ関連のメモリチップとそれを制御しているカスタムチップとの導通をチェック
>するといいでしょう。
かなり本格的に修理されていますね。
私は幸いケミコン交換と数か所のジャンパで動くようになったので、同型の基板を何枚も入手して比較したことが無いのですが程度のいい基板が入手できれば比較しながら当たりをつけるのもよさそうですね。
1台目に修理したNS/Rのシリアルポートが不調になってきたので、ここの修理には何枚か同型の基板を入手して弄ってみたいと思います(^^)
>エタノール清掃だけでパターンが切れるようなことは無いと思いますが、
>腐れビアの内層に染み込んで微妙に腐食反応が進行して?切れたり、
>半田カスが付着してどこかショートしたりといったことはあります。
情報ありがとうございます。
以前、某計測器メーカの本社に修理講習会に行ったときに基板の清掃は場合によっては乾拭きがいいと教わったことがあるのですが98noteの基板を弄るようになってからその言葉を実感しています(^^)
同じ、98note修復愛好家として今後とも情報交換など宜しくお願いします(^^)
NX/C参戦されますか。私はどちらかというとNA/Cのデザインのほうが好みなんですが、NX/Cは3モードFDD、PCカード(但しPCMCIA2.0)スロット搭載、486も省電力版かつアクセラレータの入手が比較的容易なのでNX/Cのほうが何かとお得です。NX/Cは昭和に入手した機体とジャンク入手と2台持ってますが、LCDが割と鬼門だと思います。オクのジャンク機見てるとビネガー化も多発してますが、それよりLCDドライバ基板に4級塩電解Cが何個も載っているのが問題で、全例液漏れしていると考えたほうがいいです。液漏れしたまま通電しているとショートして基板上のどこかの素子が破壊されるらしく、通電前のメンテが必須です。オクでは通電チェックしている出品者が多いのですが、余計なことをするな!といいたい。通電チェックで素子破壊されてる例って割とあるのではと思っています。
私のこのLCDの戦歴は3勝2敗で、映らない(画面が真っ白になる)やつはコンデンサ交換しても切れた線を繋いでも駄目でした。しかもこの基板はメンテが鬼面倒くさく、動作確認のたびに基板とパネルを繋いでいる数十か所の半田を着脱しなければならず、10回くらいの試行で心折れてニコイチに逃げました。ちなみにNCとNA/CとNX/Cには同じLCDパネルが使えますがドライバ基板にはバリエーションがあって回路構成が全然違っていたりします(パネルは共通で、基板に互換性はある)。LCDだけ入手できるといいのですが、640x400のLCDって代用品がありませんし、ジャンクパーツとしてもほとんど出回ってないんですよね。お値段的にはまるごとジャンク1台入手して部品取りしてもいいのですが、迂闊にマザーを直してしまうとまたLCDが不足するサイクルに陥ってしまい・・。
基板さえ生きていればビネガー化は偏光板張替えでなんとかなりますし、バックライトはLED化すれば明るくもなるのですが、Aitendoで売ってるLEDバックライトは青すぎてイマイチでした。仕方ないのでクリアオレンジ塗料でホワイトバランス調整して誤魔化してます。ちなみにこのLCD、9801NCが出た当時は史上初のカラーTFTノートということもあり、店頭デモ機はめちゃくちゃ鮮明に見えましたが(思い出補正)、今時のLCDと比べてしまうと無駄にデカくて重いですし色の鮮やかさもかなり劣ります。あと、カラーLCDは重いせいかヒンジの台座が100%バキ割れてますね。どうみても設計不良だと思いますけど。
>基板の清掃は場合によっては乾拭きがいいと教わった
液漏れ電解液は乾拭きでは落ちませんし、ビアに浸透しているため液体による洗浄は必須だと思いますよ。4級塩電解液はアルコールには溶けるようですが、消毒用エタノールだと30%の水を含有しているため洗浄後速やかに乾燥させないと残留して腐食が進行する恐れはあると思います。ホムセンのカー用品売り場で200円くらいで売ってるガソリン水抜き剤は高濃度イソプロピルアルコール(IPA)で脱水作用があり、防錆剤も含有しているのでオススメです。無水エタノールでもいいと思いますが無駄に酒税が掛かっているので割高です。
NX/Cはビネガーの問題だけでなくLCDドライバのコンデンサ問題もあるんですね・・・
以前、LCD側の問題で修理できずにPC-9821Nfの修理を諦めたことがあります。
本体側のコンデンサ交換だけでもうまくいかないので、LCD側もとなると私は手が出せそうにありません・・・
やはり電解液の洗浄は必要ですよね。
私の経験ではマイペット+ポーラベアーの幅広刷毛で洗浄して、井戸水で洗い流した基板が一番成功率が高い気がします。
98noteのような極細パターンでは通用しないかもしれませんが,PC-9801DXやPC-386GSの基板ではいい感じで動作しています。
今度ガソリンの水抜き剤も試してみようと思います