TSCのFLEX for 6809吸出し作業のついでにFM11用のROMカードを引っ張り出してきました。
サピエンスのR2Plus ROMカードで数年前に譲って頂いたものですが、活用できず放置状態でした^^
譲って頂いたときはこのカード用の特別なドライバが必要とのことで、ドライバを持っていない私には使えないものと思っておりました。
しかし、最近頂いた情報で このカードに付属していたソフト類は「モジュールを分割するツール」と「IHEX変換ツール」「RTCのドライバ」だけということが判明し、これなら私が持っているモジュールで揃っていることが判明
(言われてみると取説の通り・・・)
愛用のFM11AD2+に取り付けて使ってみることにしました^^
R2Plusは32KBのROMが8個搭載できるモジュールROM化+RTCカードです
RTCバックアップ電池は既に干上がっていると思われるので外しておいた方が安全そう・・・
取説は数年前にメーカから取り寄せできたのですがソフトは残っていなとのことで、
そのままになっておりましたが、結果的には付属ソフトが無くてもROM化して使用できる
ことが判明しました。
R2Plusに付属のソフトは4KB以下のモジュールを4KBを超えないようにマージするツールと
それをインテルHEXに変換するツール、そしてRTCのユーティリティです。
モジュールを最適化しなくてもよければそのままROMに焼くことで使えるもののようです。
てっきりドライバ等が必要なのかと思って放置しておりましたがドライバは特に不要のようでした・・・^^
取説の手順に従い実行ディレクトリのコマンド類を最適化してROMに焼きます。
今回は上記のモジュールを焼きました。
R2plusのROM開始アドレスを確認。
私のFM-11AD2+はメモリを256KB増設しているのでメモリのフリーエリアは$80000~でした。
R2plusのROM先頭アドレスはジャンパ J20~J23で設定できるようですがデフォルトの$B00000~配置ROMエリアは32KB単位で無効にできるようでジャンパJ10~J17でセットします。
デフォルトでは全てのROMエリアが有効になっているようですが、私の入手した基板は全て無効でした。(前オーナはRTCカードとして使ってたのかな)
今回はROM1のみ実装なのでROM0の32KB分のみ有効にしました。
J10~J17はジャンパピンではなくジャンパリードだったので有効にしたい部分を半田付け^^
ボードを取り付けてOS-9L2を起動すると、
特別なドライバやデバイスディスクリプタも必要なく
OS-9起動時にモジュールが組み込まれていました^^
システムジェネレーションなども特に不要で、これまでのシステムディスクでそのままOK
本当に組み込まれているか実行ディレクトリの含まれているFDを抜いてコマンドを実行してみると
おおっ!無事コマンドが使えました。
まだまだROM7個(224KB)の空エリアがあるのでモジュールをROM化してみたいと思います。
ROM化されたモジュールファイルはフロッピよりも壊れにくいと思うので、
容量の許す限りROM化しておこうかと・・・^^;;;
R2Plusの取説によると立ち上げ時に登録できるモジュール数はおよそ70個まで、システム立上げ後はこの制限はなくなりより多くのモジュールが登録できるとありました。
しかしROM内に焼いたモジュールには起動時に登録するのか起動後にロードするのかの情報は持っていない気がしています。
これは起動時に登録できる数だけ勝手にロードされるということなんでしょうか!?
256KB分のROMエリアがあるので、ぼちぼち調べてみたいと思います^^
そんなR2Plusユニット使用開始の記録。
View Comments
OS-9は起動時にメモリをスキャンして(それがRAMでもROMで)、メモリモジュールを見つけると自動的にシステムに登録します。ファイルマネージャーでもドライバでもファイルディスクリプタでもコマンドでも違いはありません。
但し4KB単位の中にコマンドとそれ以外を混在させない方がよかったとおもいます。これはOS-9 L2の話でOS-9 L1は混在してもよかったと思います。FM-11AD2+はMMUがあるので、OS-9 L2が走るはず。
コメントありがとうございます^^
FM11ではOS-9L2を使っています。
最近はフロッピーの読込エラーが増えてきているので延命のためROM化しておこうと考えていましたが、そのまま放置状態です^^;;
コマンド以外のファイルもROM化しておこうと思いますますので、その際はコマンドとドライバ等は分けてROM化するようにしようと思います。
2HDのフロッピは2Dよりも入手しやすいのでバックアップは取りやすいですがROM化での延命は強力そうです(^^)
早速のお返事ありがとうございます。
メモリが1Mもあれば(大前提)、その1/4くらいをRAMディスクに割り当てて、そこに chd しておき、頻繁に使うコマンドはROM化するか load しておけば、ディスクアクセスは少なくなり、最高の環境が作れます。ドライブの消耗も減らせるはず。
コマンドがモジュールディレクトリにあることは今風に言うと『PATHの先頭に記述する』ことと同じになります。
よく使うコマンドはメモリにロードしておくと快適でしたね^^
メモリが多いマシンは強力で快適なのが実感できました。
以前はRAMを768KBまで増設しRAMディスクを作成していましたが、ここ数年で増設RAMが立て続けに故障してしまいました。
富士通の基板は半田が外しにくいので修理できず悔しい思いをしています^^;;;
まだ動作する256KB拡張RAMが2枚あるのでRAMディスクを割り当ててFDドライブの消耗を防いで延命させたいですね(^^)