Last Updated on 2020年5月31日 by kabekin
TSCのFLEX for 6809吸出し作業のついでにFM11用のROMカードを引っ張り出してきました。
サピエンスのR2Plus ROMカードで数年前に譲って頂いたものですが、活用できず放置状態でした^^
譲って頂いたときはこのカード用の特別なドライバが必要とのことで、ドライバを持っていない私には使えないものと思っておりました。
しかし、最近頂いた情報で このカードに付属していたソフト類は「モジュールを分割するツール」と「IHEX変換ツール」「RTCのドライバ」だけということが判明し、これなら私が持っているモジュールで揃っていることが判明
(言われてみると取説の通り・・・)
愛用のFM11AD2+に取り付けて使ってみることにしました^^
R2Plusは32KBのROMが8個搭載できるモジュールROM化+RTCカードです
RTCバックアップ電池は既に干上がっていると思われるので外しておいた方が安全そう・・・
取説は数年前にメーカから取り寄せできたのですがソフトは残っていなとのことで、
そのままになっておりましたが、結果的には付属ソフトが無くてもROM化して使用できる
ことが判明しました。
R2Plusに付属のソフトは4KB以下のモジュールを4KBを超えないようにマージするツールと
それをインテルHEXに変換するツール、そしてRTCのユーティリティです。
モジュールを最適化しなくてもよければそのままROMに焼くことで使えるもののようです。
てっきりドライバ等が必要なのかと思って放置しておりましたがドライバは特に不要のようでした・・・^^
取説の手順に従い実行ディレクトリのコマンド類を最適化してROMに焼きます。
今回は上記のモジュールを焼きました。
R2plusのROM開始アドレスを確認。
私のFM-11AD2+はメモリを256KB増設しているのでメモリのフリーエリアは$80000~でした。
R2plusのROM先頭アドレスはジャンパ J20~J23で設定できるようですがデフォルトの$B00000~配置ROMエリアは32KB単位で無効にできるようでジャンパJ10~J17でセットします。
デフォルトでは全てのROMエリアが有効になっているようですが、私の入手した基板は全て無効でした。(前オーナはRTCカードとして使ってたのかな)
今回はROM1のみ実装なのでROM0の32KB分のみ有効にしました。
J10~J17はジャンパピンではなくジャンパリードだったので有効にしたい部分を半田付け^^
ボードを取り付けてOS-9L2を起動すると、
特別なドライバやデバイスディスクリプタも必要なく
OS-9起動時にモジュールが組み込まれていました^^
システムジェネレーションなども特に不要で、これまでのシステムディスクでそのままOK
本当に組み込まれているか実行ディレクトリの含まれているFDを抜いてコマンドを実行してみると
おおっ!無事コマンドが使えました。
まだまだROM7個(224KB)の空エリアがあるのでモジュールをROM化してみたいと思います。
ROM化されたモジュールファイルはフロッピよりも壊れにくいと思うので、
容量の許す限りROM化しておこうかと・・・^^;;;
R2Plusの取説によると立ち上げ時に登録できるモジュール数はおよそ70個まで、システム立上げ後はこの制限はなくなりより多くのモジュールが登録できるとありました。
しかしROM内に焼いたモジュールには起動時に登録するのか起動後にロードするのかの情報は持っていない気がしています。
これは起動時に登録できる数だけ勝手にロードされるということなんでしょうか!?
256KB分のROMエリアがあるので、ぼちぼち調べてみたいと思います^^
そんなR2Plusユニット使用開始の記録。