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6809MPUの話題
S1用開発環境の操作をまとめておく
S1実機で使用するツール類の使い方を完全に忘れているので操作をまとめておきます^^
S1の標準モニタ
各コマンドのサフィックスLは変更した内容を同一行に表示(DL以外)、サフィックスPは表示のみ
引数のセパレータはカンマ又はスペース
コマンド | 機能 | 引数 |
B |
ブレークポイントの表示と設定 |
BL <番号>:<$番地> (<機能>, <$回数>) |
D | メモリの表示 | D [<$開始番地>], [<表示行数>] |
DL | Dコマンドの表示行数設定 | DL <表示行数> |
E | メモリのスクリーン編集 | E [<$開始番地>] 256バイト分のデータがスクリーンエディタで編集可能 カーソルキー← → ↑ ↓で移動可能 CTRL + A = 編集モード切替 (HEX / ASCII) CTRL + B (SHIFT + ← ) = 先頭番地を256バイト前に移動 CTRL + F (SHIFT + → ) = 先頭番地を256バイト後ろに移動 CTRL + G = カーソル位置にブレークポイント5を設定 Enter = Eコマンド終了 |
F | メモリをデータで埋める | F <$開始番地>, <$終了番地>, <$データパターン> 又は F <開始番地>, @<バイト数>, <$データパターン> |
G | 機械語プログラムの実行 | G [<実行開始番地>] 実行開始番地を省略するとPCの番地から開始 中断は[BREAK], [CTRL+C], [BREAK+RESET]でレジスタを表示して中断 [CTRL+D]でレジスタ値を表示 |
H | HEXの和と差を求める | H <$値1>, <$値2> 値1と値2は4桁以内のHEX |
HC | ハードコピーモード設定 | HC [<ハードコピーモード>] ハードコピーモードを省略すると反転 ハードコピーモード = 0(出力しない), 1(出力する) |
M, ML | 16バイトメモリ内容表示と設定 | M [<$開始番地>] 開始番地を省略で記憶している番地+1 |
MAP MAPL MAPP |
メモリ空間番号の表示と設定 | MAP [<$メモリ空間番号>] D~Fは変更不可 メモリ空間番号を省略で現在のメモリ空間番号の設定と表示(CURRENT MAP) メモリ空間番号0~6はシステム予約領域なので変更しないこと ユーザ領域のマップイメージはDEFMAP=0で空間F、DEFMAP=1~3は空間Eにマップイメージがある |
Q | モニタ終了 | Q 引数なし |
R RL RP |
レジスタの表示と変更 | R 引数無し 表示内容 S=aaaa(bbbb)CC=nn(cccc)A=nn Bnn DP=nn X=nnnn Y=nnnn U=nnnn PC=nnnn (dddddddd) aaaa=システムスタックポインタ bbbb=システムスタックポインタが指すスタックの内容 cc=CCレジスタの下位4ビット dddddddd=PCが指すメモリの内容 |
S | メモリ内からデータを検索 | S [<$開始番地>], [<$終了番地>], <$データパターン> 又は S [<$開始番地>],[@<バイト数>], <$データパターン> 開始番地を省略すると$0、終了番地を省略すると$FDFFが指定される |
T | メモリ内容転送 | T <$開始番地>, [<$終了番地>], <$転送先番地> 又は T <$開始番地>, [@<バイト数>], <$転送先番地> |
TS | テキスト画面の退避/回復設定 | TS [<テキスト画面退避フラグ>] テキスト画面退避フラグ 0(ブレークポイントでテキスト画面回復しない) 0以外(ブレクポイントでテキスト画面が退避され、Gコマンドで回復される) |
X, XL XP |
現在のメモリ空間のマップ |
X 引数なし MAPで設定した現在のメモリ空間番号で指定した場合と同じ動作 |
BREAK CTRL+C CTRL+D BREAK+RESET |
コマンド実行中断 | 引数なし |
参考文献:日立 MB-S1 BASICマニュアル |
EASY-S1+拡張部のコマンド
メモリ拡張時 テキストエリア256KB、ラベルテーブルエリア33KB、オブジェクトエリア56KB
オブジェクトエリア=系列F、EASY-S1,ラベルテーブル,テキストウィンドウ=系列8~Dで動作 続きを読む S1用開発環境の操作をまとめておく
S1用開発環境を整備する
S1実機でプログラミングを楽しむための環境を整えました
ソースの編集、アセンブル、デバッガを実機で使えれば一通り楽しめそうです。
FMシリーズで言うところのエディタアセンブラ、ツクモ電機のCDOS拡張モニタ同等の
環境がS1でも再現できれば十分強力な開発環境だと思います。
S1用のプログラミング環境はあまり発表されていなかったと思いますが、それでも
自分的には雑誌掲載のソフトだけで必要なソフトは揃っていました。
EASY-S1 Ver1.0 ( I/O誌 85年7月号 )
EASY-S1のVer1.0です。EASY-S1にはVer1.1もあるようですが掲載号を見つけられませんでした・・・^^;;
エディタとアセンブラが一体型のエディタアセンブラです。
テキストエディタの操作に癖がないので使いやすいツールではないでしょうか^^
ソースを入力してALすれば系列Fにオブジェクトが生成されるというシンプルな操作系も素敵です
単体のテキストエディタとして使うのもいいですね
EASY-S1用拡張コマンド ( I/O誌 85年11月号)
逆アセンブラやトレーサ等のデバッグ機能が追加されているようです 続きを読む S1用開発環境を整備する
S1/10が更に強力マシンになりました^^
皆さんから譲って頂いたカード類や部品類を実装して特別なS1として楽しませて頂いていますが、
せるじおさんからMP-3560を譲って頂き、お大尽なS1にグレードアップしました。
FM-77も皆さんから色々譲って頂きかなり充実していますが、S1も充実しています。
グレードアップしたS1/10とFM-77はこんな感じ^^
MP-3560は時々オークションに出品されるのを見かけますが、高額になりすぎて入手は絶望的な状況でした・・
最近のS1人気は凄いですね。
手持ちのMP-3550と組み合わせて2Dで4デッキ仕様のお大尽システムになりました。
MP-3560は冷却ファンが付いていないので静かですね。S1/10にも冷却ファンが無いので静かです
FM-77にも冷却ファンが無いので同時に使っても静かです^^
(FM-77は発熱が激しいのでむしろ冷却ファンは必要かと・・・)
拡張カード類も充実しております^^
4804STさんから頂いたSASI/RTCカード(6809活用研究)、ねゆきさんから頂いた中部本多通商のZ80Bカード資料を
参考に製作したZ80Bカード、Samさんの協力で実装できたS1-CP/M80、そして せるじおさんから頂いたS1/10本体が皆さんから協力を頂いた物です^^ 続きを読む S1/10が更に強力マシンになりました^^
FM-7 ファミコン用ディスクシステムの筐体にFD-235HGを入れる^^
FM-7用に3.5インチFDDをファミコンのディスクシステムHVC-022の筐体に入れてみました。
ステップダブラー基板を入れてPC-AT用のデッキ(TEAC FD-235HG)を入れます。
今回使ったデッキは私が初めて使ったDOS/V機のIBM model2408から外して保管しておいたデッキで、
青いイジェクトボタン仕様。これはカッコいいです^^
当時DOS/V互換機も色々で回っていましたが、青イジェクトボタン機はIBMマシーンということで、なんとなく
優越感がありました・・・
ファミコンディスクシステムの筐体を加工していきます。
前面のパネルはプラスチック製で簡単に加工できます。
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