Last Updated on 2025年5月27日 by kabekin
レベル3やS1用純正ディスプレイで画面フィルタ付きのC14-2190Aを頂きました。
C14-2190は自分が使っていたものを保管していますが、画面フィルタ付きの2190Aは持って
いなかったので気合を入れて全てのケミコンを交換し、修理完了しました(^^)
頂いたC14-2190A画面フィルタが付いているだけで何だかカッコいいです(^^)
最初頂いた時は電源も入り垂直振幅がおかしくなった状態で同期が取れない状態したが、
最近は電源も入らない状態まで状態が悪化しておりました。
電源を入れると1秒程度LEDも付きますが、すぐに消えます。静電気が起こらないので高圧も
発生してなさそうです。
とりあえず分解して内部を確認
C14-2190Aを分解するには30cm程度の長いプラスドライバが必要です。
普通の短いドライバではネジまで届きません・・・(^^;;;
私はこれを買いました→コレ
メイン基板 CD7-M基板基板裏側にもビニールチューブを被せたケミコンが数個付いています。
B管後ろのCD7-C基板こちらもビニールチューブを被せたケミコンが基板裏側にあります。
ビデオ基板 CD7-V基板RGB信号系は別基板に回路が分かれています。
コネクターのマーキングして分解準備・・・
取説に含まれていたASSY構成の図を参考にケーブルを束ねている部分にビニールテープで印を
付けてを分解します。
C14-2190は以前ぺるもさんから回路図をお借りしていたので回路図からケミコンのリストを
作成しました。
回路図からパーツリストを作成しましたが、C14-2190の基板には部品番号のシルク印刷が無い
ものや回路図とシルクが合わないケミコンがいくつかありましたので追記しています。
チェック欄も付けていますのでC14-2190のケミコン交換を交換される方は参考用にどうぞ(^^;;;
B管からアノードキャップを外します。アノードキャップのピンの方向が分からないのでマジックで書いておきました。
(高圧ケーブルの取出し位置から90度の位置でした)
基板類を取り外した様子こんな感じで前面のフレームとB管だけになりました(^^)
コンバージェンスのつまみがずれると素人では調整不能なので当たらないように注意です。
念のため、現在の位置でIマークを入れておきます。
表から見た時は比較的きれいに見えていたCD7-Vの映像基板ですが、ほとんどのケミコンが漏れて
ハンダ部分がサビておりました。ケミコンを固定している白い固定材は300度のヒートガンで温めても全く外れません。
ニッパで切ってマイナスドライバで剥がすのが良さそうです(^^)
コンデンサを交換したCD7-M基板トランスやコイルがあるので基板まるごと水洗いはしませんでしたが洗っても問題無さそうな部分はスポット的にKUREのクイックドライクリーナで洗浄しておきました。
交換したケミコン全部で44個交換しました(^^)
明らかに膨れているものや液漏れしているもの多数ありました。
休日にコツコツ交換しましたが全部交換するのに2カ月近くかかりました 作業遅すぎ・・・(^^;;
C906の820μF/160WV大きなケミコンはデジットのアウトレットに200V耐圧の物が8個で
600円で売っています。これはお得(^^)
裏ブタと取り付ける前に一通り動作確認して復旧確認ケーブルを固定していた部分が元に戻っていることを確認して蓋を閉めます(^^)
マーク5の上に置いたC14-2190A画面フィルタがカッコいいですね。
反射が激しいので、ブログ用などの画面撮影には向かないようですが、画面を見ながら作業するには
良い感じです。
ケミコンを全数交換したのでしばらく使えると思います。
大切に使わせて頂きます(^^)
そんなC14-2190A修理の記録・・・・・
去年の今頃までは普通に使えていたのですが、写真のコンデンサの状態を見るに、一気に劣化が進んだのでしょうかね。
なんにせよ、大変な苦労を乗り越えて、再び命を吹き込んでいただき、本当に感謝です。
長いこと窓際で放置されていた時期があり、プラスチック部分が焼けまくってますが、ご愛嬌ということで…
頂いたすぐの頃は電源は入っていたので急激にコンデンサがダメになったっぽいです(^^;;
このマーク5は比較的きれいですが、私が昔から使っているマーク5は同じくらい色褪せているので日焼け具合がマッチします(^^)
大切に使わせて頂きます