TSCのFLEX for 6809 8インチFDを吸い出す^^

Last Updated on 2020年5月20日 by kabekin

以前eBayでアメリカから購入したTSCのFLEX6809の吸出し作業を行いました。

長年の課題になっていましたが、吸い出す方法が無くしばらく約3年 放置しておりました^^;;;

購入したのはこちら。

SWTPC用FLEX1.0, TSC FLEX for 6809, Utilitys の3枚+黄色いファイルの4点セット

このセットはeBayでビンテージのコンピュータを売っているショップにFLEX9のGeneralの正規版はありませんか?
と、問合せをした際にSWTPCの6809用FLEXなら中古の正規品があるとのことで購入したものです。
よくわからず、これでもいいので売ってほしいとお願いしたところ このセットを出品してくれました。

eBayの購入履歴を確認してみると2017年7月に購入したようで、
FLEX for 6809とFLEX1.0+資料一式がUSD170、
Utilites FDがUSD80と合計250ドル
それに送料にUSD50も必要で合計で300ドルも出しておりました・・・^^;;;
FLEXは極端に入手困難とはいえ、2017年頃は今よりドル高なので3万5千円くらいの出費をしているようです。

中古品ですが、正規品ということで色々安心かと思い頑張って入手した覚えがあります^^
それにしても250ドルと提示されたら誰も買わないと思うのでやり過ぎた感じはあります・・・

かなりの高額で入手しているので活用しないともったいない、

という訳で

ファイルを取出して実用を目指します。

フロッピは8インチでラベルはこんな感じ^^
FLEX9ではなく FLEX fo r 6809と書かれています。

TSCのマークがちょっとカッコいいかも・・・^^;;

UtilitesのFD

DOS FLEX CPU 6809用の記載があります。

その他SWTPC FLEX1.0と書かれたFDが入っていました。



こちらの黄色いファイル付きで、FLEX1.0の取説やDMAF1の回路図やパーツリストがファイルされています。

FLEXのUSER’S MANUALはFLEX9のものと大体同じ操作のようでした。


ADVANCED PROGRAMER’S GIUDEもファイルされていますがOS内ルーチンのアドレスが6800用のFLEX2みたいです。

6800用のFLEX2は購入する気はなかったので、おまけで付けてくれたのかセット価格だったのかは不明・・・^^;;

まぁ、珍しい資料だとは思うので入手できたのは良かったと思います。

DISK BASICのUSER’S GUIDEも入っていましたがDISKBASICは購入していないので、参考資料程度・・・

その他、DMAF1の回路図やパーツリスト等もありますので、お探しの方がおられましたが調べもの致します^^;;

 

吸出し作業開始


こちらのFDを吸い出す為にFM-11AD2+とYD-180を接続して吸出作業開始^^

作業に使った機材はこちら。

CRTはFM-11に接続されてます^^ 2Dとのデータ交換もできるようにYD-580も接続
FM-11用の8インチデッキは日立の8インチデッキと違い外部に付加回路が必要ないのでYD-180-1600が入っただけのサードパーティ製デッキですがMB27613同等と思われます。

このシステム一式はこのFLEX購入時には持っていましたが、ソフトが無いのでFLEXフォーマットのFDにはアクセスできません。

そこで、 はせりんさん に協力して頂きF-BASICのFDDUMPユーティリティを改造したツールでファイルの吸出しを行いました。

はせりんさん改造のFDDUMPは各セクタでF-BIOSのサブルーチンを呼び出す前に単密度/倍密度, レコード長を指定できるようになっているので、このツールを使いエラーの発生具合からフロッピのフォーマットを整理すると、

片面記録
全セクタ単密度
0~76トラック
1~15セクタ
のフォーマットであることが判明。

セクタ0, トラック5からのカタログデータから目的のFLEX.SYSとFLEX.CORの保存位置を確認。

■FLEXのカタログデータの構成

オフセット用途備考
0~7ファイル名ASCII
8~10ファイル属性 (拡張子)ASCII
11アトリビュート

MSB [W D R C N N N N] LSB
W=書込禁止  D=削除禁止 R=読出禁止
C=カタログ禁止  N=未使用

12予備—-
13開始トラックBIN
14 開始 セクタBIN
15終了 トラックBIN
16終了 セクタBIN
17~18総セクタ数2バイト
19ファイル種類0=シーケンシャル  1=ランダムアクセス
20予備—-
21作成 月BIN
22作成 日BIN
23作成 年BIN

これを踏まえて、FLEX.SYSの保存位置を確認すると、
FLEX.SYS はトラック1 セクタ10 から トラック3 セクタ4の25セクタ分記録されているようです。
FLEX.CORはトラック11 セクタ13から トラック13 セクタ4の22セクタでした。

1トラック15セクタでサイド0に固定して必要な範囲をダンプします。
セクタダンプのツールもはせりんさん作成のツールを使ってメモリにダンプしSAVEMで2HDのFDに取出し完了^^


2HDのFDに保存したデータをDITT経由でD88データに変換してSasajiさんのL3DiskExでバイナリファイルとしてWindowsに取り出し完了^^

今回はFLEX.SYSとFLEX.CORを取出し、残りのファイルは今後時間を見つけてコツコツと・・・

長年の課題だったFLEX.CORの取り出しが完了しました^^

各フロッピに何が入っていたかをカタログデータから読み取ってメモしておきます。

■TSC FLEX for 6809

ファイル名
ERRORS.SYS
FLEX.SYS
PRINT.SYS
CAT.CMD
COPY.CMD
DELETE.CMD
LIST.CMD
P.CMD
ASM.CMD
RENAME.CMD
APPEND.CMD
BUILD.CMD
EXEC.CMD
NEWDISK,CMD
SAVE.CMD
TTYSET.CMD
LINK.CMD
JUMP.CMD
DATE.CMD
PRINT.CMD
PROT.CMD
QCHECK.CMD
VERYFY.CMD
XOUT.CMD
I.CMD
EDIT.CMD
ASMB.CMD
SAVE.LOW
FLEX.COR

■Utilites

ファイル名
CHECK.CMD
CMPMEM.CMD
CONTIN.CMD
DIR.CMD
DUMP.CMD
ECHO.CMD
EXTRACT.CMD
FILES.CMD
FIND.CMD
FREE.CMD
ECHO.CMD
MAP.CMD
MEMEND.CMD
PDEL.CMD
RUN.CMD
SPLIT.CMD
ZAP.CMD
CHECK.TXT
CMPMEM.TXT
CONTIN.TXT
DIR.TXT
DUMP.TXT
ECHO.TXT
EXTRACT.TXT
FILES.TXT
FIND.TXT
FREE.TXT
ECHO.TXT
MAP.TXT
MEMEND.TXT

古いFLEXだと思いますが、おなじみコマンドやサンプルソースコードが入っていることが分かりました。

とりあえず目的のFLEX.CORが取出せたので一安心、そんなFLEX吸出しの記録^^


残件
その他ファイルの取り出し

4件のコメント

    1. ご協力頂きありがとうございます。
      お陰様で長年の課題が解決し元が取れそうです。
      万能なFDDUMPなので、色々活用させて頂きます^^

  1. 拙作がお役に立てて嬉しいです。
    30年以上も前に作ったものですが、今だに現役です。
    FM-シリーズ、特にFM-11のF-BIOSのフレキシビリティをフルに利用しています。
    自分用に作ったのでマニュアルも無いですし、
    エラーは番号だけ、それもFM-7とFM-11で意味が違う、というスペシャル仕様です。
    使いこなしていただいて幸いです。

    1. パラメータの指定で密度切替、レコード長、面数、セクタ数、トラック数が自由なので応用範囲が広いですね
      謎フロッピになっているYEWMACやCENTUM、YEWPACKのソースFDもダンプできたので、こちらの解析にも活用させて頂きます^^

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