ベーシックマスタのカタログ類をお借りする機会がありましたので紹介します。
今回借りたカタログの中にベーシックマスターマーク5 解体新書 (発行は日立家電販売) がありました。
この冊子に興味深い情報を発見!
それは、レベル3用OS-9カードの情報^^
数年前にレベル3用OS-9カードのことが気になっていたのですが、遂に写真を発見!
どうやら 日立化成商事 からカード + ソフトで98000円で発売されていたようです^^
そのカードの写真がこちら
OS-9 Level one Operating System の印刷が見えます。
小さい写真なので部品の構成は分かりませんが
リボンケーブルのコネクタ側にRTC保持用と思われる電池っぽいものがあるので24PのICはHD146818かと思われます。
40ピンのICはPIAの6821ではないかと予想中
その理由は
星光電子がFM-8用に出していたOS-9ユニット(Type-E)はシリアル2ポート、パラレルポート2ポートだった。
40PのICは日立の石っぽいが日立で40PのシリアルICが見当たらない
(40Pの7201やZ80SIOは日立は作って無さそうだし・・)
外部に出ているコネクタがアンフェノール36ピンぽい
と、いうわけで
レベル3用OS-9もハードはオプション扱いで必修の回路はないのかなぁといった印象です
PTMも載ってなさそう^^
その他、マーク5の魅力も多数掲載
IGの説明もホビー向けに解説されています
拡張64KBのメモリ切替で最大128KBまで拡張可能の説明もありました
実はマーク5の取説を見てみたい理由の一つに64KB拡張RAMの扱い方を調べたいというのもあります。
(しかし、初代やマーク2取説を見る限りマーク5の取説にもメモリ情報は無いかも・・・)
マーク5の魅力が詰め込まれた冊子になっています^^
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うわぁなつかしい。子供の頃このカタログを見て「マーク5ってすげー」と思ったんですよね(^^;;
ところで、L3/S1のRTCって何を使っていたんでしょうか?ご存知ですか?
L3 BASICの挙動からRTC-58321あたりではないかと予想していたのですが、このカードはHD146818っぽい、ということで謎が深まりました。
ホント、このカタログを見ているとマーク5の良さが伝わってきますね。
レベル3では特に意味もなくMB-6890が好きだったのですが、この冊子を見ると一気にマーク5の魅力に取り憑かれます^^
L3やS1の純正RTCカードはなかったようですが、かなり古い雑誌(RAM誌)にレベル3用のRTC-58321を使ったカードの記事が載っていたという話は聞いたことがあります。
I/O誌に載っていたカードも58321だったような気がします。
以前、4804STさんから頂いたS1用HDDカード(6809活用研究 )
http://asakita.net/kabekin/2014/06/8217.html
にはリコーのRP5C0が載っていました。
いろいろなRTCチップが応用されているようです^^
コメントありがとうございます。
親父がMB-6892 の総合カタログを見ながら日立のお店のオジサンといろいろ相談していたのを傍から見ていた時にこのカタログをもらった記憶があります。ゲーム専用機にならなかった点で親父の選択は正しかった!のかなぁ(^^;;;;
リコーのRP5C0はレジスタ構成が58321に近いようですね。一方でHD146818はかなり異なるようで、こちらはOS-9専用だったのかもしれません。L3 BASIC用としてはRAM誌の記事からしても58321が有力のようですね。
マーク5の総合カタログは家庭向けを強調した内容になってますね。一般受けしにくかったマニアックマシンの選択は正解だったと思います(^^)
146818はFM-8用のOS-9 I/Oユニットでも使われているので初期のOS-9では146818がよく使われていたようですね
http://asakita.net/kabekin/2013/12/6758.html
とりあえずはHDDカードに付いているRP5C0を活用したいところですが、146818の中にある50バイトのユーザRAMを読み書きするマニアックな楽しみ方もありそうです(^^)