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偽物のMullard 6BM8とは??

偽物のMullard 6BM8とは??


ヤフオクで面白い物を探しているときにムラードの6BM8が出品されているのを見かけた。

その出品ページを見てみると偽ブランド申請があったとのコメントが追記されていました。

私もこの出品と同じと思われる6BM8を持っていますが、偽物ではない気がしています。

私の持っている6BM8は1974年4月にムラードのWhyteleafe工場で生産されたというエッチングコードが付いていました。
ghs4gj room [ALL IS VANITY] Ver.3

MADE IN ENGLANDの表記があります。Whyteleafe工場もイギリスにあるようです。
ghs4gj room [ALL IS VANITY] Ver.3

比較的新しいタイプのMullardなのでロゴマークが新しいシールドマークの元箱になっています。
ghs4gj room [ALL IS VANITY] Ver.3

時々、ヤフオクで見かけるこの手の新しい6BM8ですが、Blackburn工場製ではないという理由で偽物扱いされるのか、箱は新ロゴで真空管本体は旧シールドがプリントされているのが怪しまれているのか不明ですが、偽物と感じている人が多いようです。

ebayでよく使っているイギリスのtubeショップの人に質問をしたことがあります。

ムラード社6BM8の場合、旧シールドロゴの白ラベル、黄ラベル、新シールド白ラベルがあるそうです。

その時のメールを要約すると
・黄色ラベルはある時期に生産された物のみでBlackBurn工場製しか見かけたことがない。
・旧ロゴの白ラベルはBlackburn工場以外にもドイツ等からOEMを受けた6BM8等も見かける。
・旧ロゴの白ラベルはBlackburn工場が多いがそれ以外のムラード製も見かける。
・新ロゴの白ラベルはBlackburn工場が多いがそれ以外のムラード製も見かける。
・オーストラリアンムラードはオーストラリア製で旧白ロゴをプリントした物が多いが詳細は分からない

みたいな感じでした。

私が入手したMullard製のこの手の6BM8はどれもエッチングコードが不明確なのは気になるところです。

4本入手し、まともに読めた物はありません。よーく見てWhyteleafe工場ではなかろうかという程度ではあります。

しかし私はWhyteleafe工場製であると信じてます(^^)

ヤフオクではMullardでBlackBurn工場製以外は偽物申告されたり、TELEFUNKENでRFTやEI製を偽物申告されたりしますが、これは偽物ではなくOEMを受けた各メーカが出荷した物だと思われるので本物でしょう。

偽物というのは、少し前によく見かけたロシア製EL34に誰かがTELEFUNKENのマークを付けて売っていた真空管のような物を指すのだと思います。

真空管の歴史・読み物はこちらからそうど → 【真空管 歴史】


TELEFUNKENの真空管DATECODEを確認

TELEFUNKENの真空管DATECODEを確認


ある大手オークションにテレフンケンの真空管を出品するといつもニセブランドだと違反申告をされてしまう。

わたし的には偽物ではないと思うのですが、テレフンケンの真空管は特に違反申告をされる機会が増えました。

以前、私がeBayでよく利用するドイツとイギリスの真空管ショップに問い合わせて教えてもらった古典管を除くテレフンケンのデートコードは5種類見かけるそうで以下のような感じです。

英語が通じていない可能性もありますので真偽の程は不明です(^^;;

間違っている可能性もあります。詳しい方、教えてください(^^)

以下のサイトも参考にしながら教えてもらった情報を検証してみました。
参考サイト → http://www.hifiaudio.cn/en/article.jsp?id=14

このサイトの情報によると「1)古いタイプ」のアルファベット2桁のみのコードもあるようです。


1)古いタイプ アルファベットと数字で全5桁 (1945年~1960年後半の自社生産品) 

例=VF14 B kn 00 → ベルリン工場で1957年5月に生産されたRev.00の球
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2)新しいタイプ アルファベットと数字7桁の全8桁 (1960年前半~1970年後半の自社生産品) 

比較的新しいタイプのMT管等にもよく見られます。RevNoは数字2桁又は数字2桁+アルファベット1桁の場合もあるそうです。その場合は全9桁

例=ECL82 B2003339 → ベルリン工場で1963年又は1973年3月2日に生産されたRev.39の球
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3)新しいタイプ 数字7桁の全7桁 (年代不明 OEM版???) 

自社製品ではないOEM版だが7桁のコード 東ドイツからのOEMなので工場コードが省かれた物のようです。

生産工場は別に記号で記載されていることもあるようですが、記載されていない場合が多い。

記載されていてもよく分からないので生産工場の特定が困難

例=EL34 4202114 → OEMを受けた球で1962年又は1972年1月24日に生産されたRev.14の球
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4)新しいタイプ 数字5桁の全5桁 (年代不明 OEM版???) 

OEM版の新しい球によく見かけるコード

出品するとニセ物扱いされるが偽物ではないと思う球。

生産工場は別に記号で記載されていることもあるようですが、記載されていない場合が多い。

記載されていてもよく分からないので生産工場の特定が困難

この5桁コードの付いた◇マーク入のMT管を見たことがあるので、もしかするとOEM限定ではないのかもしれません。

例= 71170 → 1967年又は1977年10月17日に生産されたOEM球
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5)フィリップスコード系を使用するメーカからOEMを受けた球

ムラードなどフィリップス系コード を使用しているメーカからのOEM球はフィリップス系コードがそのままエッチングされているようです。工場コードが記入されているので生産工場の特定は可能。

例= ECC83 フェルマータ3D 1963年又は1973年4月にEIで生産されたOEM球
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まぁ OEMを受けた球を偽物と言われれば、そう考えられなくもないですが、テレフンケンという会社がOEMを受け販売した球なら偽物ではないと思うのですが、どうでしょう??

テレフンケンのマークを印刷した中国製の偽物は確かに複数存在していますが、さすがに見分けは付きそうな感じです。

例えば◇マークの無いECC83を入手する場合、OEM球がムラードのBlackBurn製かEi製なのかで価値は全然違うと思います。

その辺はフィリップス系コードなので情報も集めやすく比較的楽に自分の欲しい球を入手できそうです。

趣味の世界である真空管を集めるには賢い消費者になる必要性もありそうです。


【真空管】6BM8パワーアンプ 製作計画 – その2 【電源を考える】

【真空管】6BM8パワーアンプ 製作計画 – その2


以前作ったアンプ用電源は3つのブロックで構成していたが、それぞれレギュレータ管を変えていたので今回は同じものとして計画。

前回は
ブロック1 = 5AR4パラ – 6GB8パラ – 6DJ8 – 5651 – 5651 (80V~260V)
ブロック2 = 5AR4パラ – EL156パラ – 6DJ8 – 5651 -5651 (100V~260V)
ブロック3 = 5AR4パラ – 6080パラ – 6AU6 – 5651 (100V~260V)

前回作った電源
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レギュレータ部は気が変わったときに交換できるようにサブシャーシでブロック化

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EL156パラで作成しようとしているAVRブロック
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LEDを沢山付ける。それだけで電流が10mAロス

電圧モニタとしてLEDを点灯。抵抗で電圧は下げても電流は同じなのでmax200mAの電源でこの使い方はロスが多い(ネオンに変えよう・・・)
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中国から購入した丸型電圧計は分圧器やシャントを外してもFS数mAなので2SC1815でメータアンプを作る

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ブロック1は6GB8パラ、ブロック2はEL156パラで作ったものの使うのがもったいないのでブロック3は無難に6080で製作。これなら球のライフを気にせず使えます

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アキバで購入できるアルミ平型シャーシで一番大きいシャーシを使っているのですが、3ブロック分の電源を一気に載せるとさすがにスペースが・・・・・
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で、次回は同じ構成で3ブロック作りたい。

レギュレータ管としてはEL156が高性能だと思うのですが、6BM8パワーアンプのためにEL156を6本使うのも厳しいので、やはり無難に
ブロック1 = 5AR4パラ – 6080パラ – 6BM8 – 5651 – 5651
ブロック2 = 5AR4パラ – 6080パラ – 6BM8 – 5651 – 5651
ブロック3 = 5AR4パラ – 6080パラ – 6BM8 – 5651 – 5651
といった構成でいこうかと考え中。

■次の電源製作の目標
・電源は3ブロックとも最大260Vだったので最大300Vまでの可変。
・リモートなど付加回路にこだわり過ぎて信頼性が落ちてしまったのでちょっと整理
・1次側ヒューズはCPに変更
・LED表示はネオン等の電流が少ない表示ランプに変更
・真空管(5AR4-5651)と半導体(SiD-ZD)の切り替えスイッチを付ける
・電圧検出は6BM8のPとTを使用


★私のお気に入り設計書です。どうやら改訂版が出ているようですね。

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【真空管】6BM8パワーアンプ製作計画 – その1【全体の構想】

【真空管】6BM8パワーアンプ製作計画 – その1


前回製作した6BM8sプリメインから5年くらい経過したので、そろそろ新しいアンプを計画中。

これまではたくさんのアンプを作ってきたので、そろそろ大人になって一台のアンプを理想に近づけるような構成で設計してみます。


■どんなアンプが作りたいか箇条書きで書き出す

・少し本格的にプッシュプルの終段
・しかし色々な6BM8を差し替えながら楽しむためにシングル部も欲しい。
・非力さを払しょくするためにパラプッシュプルの終段もいい。
・オール6BM8で他の球を含めない。
・ヘッドホンアンプとして使用できるようにS/Nを良くする為、A電源をDC点火、B電源も安定化する。
・超三の音は好みでないので、普通の三極管接続でA級増幅にする。
・プッシュプルもA級増幅器にする。
・シングル部はロフチンホワイト回路で直結にする。
・B電源安定化部は前回作った3ブロック安定化電源を改造する。

考えれば考えるほど夢が広がります・・・・・
実際に作るより作り始める前にあれこれ考えている時間の方が幸せだったりしますねぇ