ubuntu10.04にlampインストールメモ

Last Updated on 2011年7月19日 by kabekin

ubuntu10.04へのlampインストール手順メモ


ubuntu8.04にlampを入れていた方法ではphpmyadminなどの仕様に変更がありそのままでは10.4にインストールできないので、10.4用にまとめてみました。
主な変更点はphpMyAdminのリンクテーブルに関する変更
【作業アウトライン】
1) 準備
2) apache2の導入
3) php5の導入
4) mysql/phpMyAdminの導入
5) ProFTPdの導入
【想定環境】
使用したubuntu = ubuntuマガジンJapan Vol.04付属のubuntu10.04LTS日本語Rimix
目標 = apache friendのxamppと同様の環境
apache2 / php5 / mysql / phpMyAdmin / ProFTPd
document root = /var/www/
ftpを使用できるユーザ名はtaro
ローカルから操作しない場合は『 http://localhost/ 』を 『 http://192.168.1.56/ 』等サーバPCのIPアドレスに置き換えて操作

作業手順

1-1) 準備
IPアドレスの設定(サーバなので固定がおすすめ)
「システム」-「設定」-「ネットワーク接続」
rootユーザのパスワード設定
sudoコマンドを使用するため

2-1)
apache2のインストール
$ sudo apt-get update$ sudo apt-get install apache2
2-2) apache2の動作確認
webブラウザで接続確認。URLに『 http://localhost/ 』 で 『 It Works 』と出ればOK
ここでインストールされたapache2のバージョンは『 2.2.14/Ubuntu 』
3-1) php5の導入
$ sudo apt-get update$ sudo apt-get install php5 libapache2-mod-php5
インストール後apache2の再起動が必要。
PC再起動、又は『 $ sudo /etc/init.d/apache2 restart
3-2) php5の動作確認
ドキュメントルートの『/var/www/』以下にテスト用ページを作成
$ sudo gedit /var/www/pt.php

geditが開いたら内容を編集<?php phpinfo(); ?>

webブラウザで接続確認。URLに『http://localhost/pt.php』 で phpの設定一覧ページが表示されればOK
ghs4gj room [ALL IS VANITY] Ver.2
このとき『 date 』セクションの『 Default.time.zone 』が『 Asia/Tokyo 』になっていることを確認しておいたほうが後々幸せになれるらしい。
ここでインストールされたPHPのバージョンは『 PHP5.3.2-1ubuntu4.5 』
4-1) mysql/phpMyAdminの導入

$ sudo apt-get update$ sudo apt-get install mysql-server libapache2-mod-auth-mysql php5-mysql phpmyadmin

インストール中にmysqlのroot passwordを聞いてくるので設定する使用するwebサーバを聞いてくるのでapache2を選択するphpmyadminのデータベースをdbconfig-commonで設定しますか?で<はい>を選択管理者権限アカウントのパスワードを聞いてくるので設定するphpmyadmin用のMySQLパスワードを聞いてくるので設定する

4-2) apache2で使用するmysql用の設定変更

$ sudo gedit /etc/php5/apache2/php.ini

エディタが開いたら932行目付近のextension=mysql.so← のコメントアウトを外す

ここでインストールされたバージョンは『 MySQL 5.1.41-3ubuntu12.6 phpmyadmin = 3.3.2deb1 』
インストール後apache2の再起動が必要。
PC再起動、又は『 $ sudo /etc/init.d/apache2 restart
4-3) phpMyAdminの設定
webブラウザでURL 『 http://localhost/phpmyadmin/ 』を指定しphpMyAdminの接続確認
ubuntuのfirefoxのクッキーの有効化
「編集」-「設定」-「Firefoxの設定」-「プライバシー」-「履歴 Firefoxに記憶させる履歴を詳細設定する」から
「サイトから送られてきたCookieを保存する(C)にチェックがあることを確認」
「サードパーティのCookieも保存する(P)にチェックがあることを確認」
phpMyAdminのページが開いたら『 ユーザー名:root』 『 パスワード:4-1)で設定したパスワード 』でログインする。
ログイン後『リンクテーブルを処理するための追加機能が無効になっています。』となっているので設定変更。これはphpmyadmin3.3.xからの仕様らしい
ghs4gj room [ALL IS VANITY] Ver.2
こちらを参照するとTrackingという機能が無効になっているので$cfg[‘Servers’][$i][‘tracking’]を追加しろと書いてある。
リンクテーブルを処理するための追加機能の設定を変更する

$ sudo gedit /etc/phpmyadmin/config.inc.php

エディタが開いたら61行目付近に設定を追加$cfg[‘Servers’][$i][‘tracking’] = ‘pma_tracking’;$i++; でインクリしている上側ならば何行目でもよさそう

設定を追加後、再度webブラウザからphpmyadminを呼び出し、rootユーザでログインする。特に再起動の必要はなさそう。
注)ここで、phpmyadminを再度操作しても『リンクテーブルを処理するための追加機能が無効のエラー』が直っていない場合は『phpmyadminをログアウト』していない可能性があるのでログアウトし、再度rootでログインする。
ghs4gj room [ALL IS VANITY] Ver.2
 
5-1) FTP用グループの作成と追加
ftpでファイルを転送するユーザにftpでの操作を許可する設定を行っておきます
ex)ユーザー名はtaroの場合

$ sudo groupadd ftpuser

← ftpuserのグループ作成

$ sudo usermod -G ftpuser taro

← ユーザtaroにftpuserグループを追加/var/www/のグループを変更

$ sudo chgrp ftpuser /var/www/

/var/www/のグループに書込み許可を付加

$ sudo chmod g+w /var/www/

普段使っているユーザのグループを変更してしまうと所属グループが変わってしまい厄介なことになるのでftp用のユーザを作ってからのほうが良い
5-2) ProFTPdの導入と設定

$ sudo apt-get update$ sudo apt-get install proftpd

インストール中にproftpdの起動方法を聞かれるので「スタンドアロン」を選択インストールが完了したらProFTPdの設定変更

$ sudo gedit /etc/proftpd/proftpd.conf

エディタが開いたら33行目付近の『# Defaltroot ~』を変更Defaltroot /var/www/←コメントアウトを外して変更

設定が終わったらProFTPdを再起動 『$ sudo /etc/init.d/proftpd reload』 又はPCを再起動
ここでインストールされたProFTPdのバージョンは『 1.3.2c 』
FTPに関してはもう少し良い方法がありそうです。

うまくいかない場合は私の素人メモではなくこちらへどうぞ → 【ubuntuでサーバ構築情報】
webで実験結果を公開している方の情報を多々採用しています。先人OM/YLに感謝致します。

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