Last Updated on 2010年12月5日 by kabekin
何でも集めていた頃の思い出を振り返ってみます。
今回、ご紹介するのは
■収集物の思い出【コンピュータ】:HP / HP9000-216 (9816)
某都市ガスプラント内で上位コンピュータにデータを報告していた HP9000/216 workstation です。
プラント設備のリプレイス時に産廃処理された後頂いてきたコンピュータでシステム、ドキュメント類一式全て揃っていました。
FDDは1D用の2デッキでHP-IB(GP-IB)接続でした。
CPUはたしかモトローラの68000で8MHzクロックだったと思います。9インチ白黒モニタ一体型でおしゃれです。
グラフィック等の描画システムも搭載しておりLINE等で線も引ける優れものでした。
何と言っても特徴的なのはキーボード上部についたぐるぐる回るエンコーダーで、回すとカーソルが左右に動きます。
珍しい日本語キーボードでカナ表記があります。
このワークステーションには拡張ROM-BASICカードが搭載されていましたので、FDDからシステムをブートしなくてもROMBASICでソフトを実行できました。
といってもROMBASICなのでLoad,Saveができませんでしたが・・・・
計算機としては利用できました。
背面はDATA COMMUNICATIONSというアンフェノール50PとGP-IBが付いています。電源を入れると一瞬「ブー」という控えめな音もいい感じでした。
なお、このHP9000-216は別の取引先の某製鉄所でも使用されており、FAの分野ではかなり普及していたと思われます。
写真は廃棄したときのものしかありませんでした(泣)。
大型のキーボードは鉄製でガッチリした作りです。キーの数は小型キーボードより多めです。
左上にあるエンコーダ状の仕組みもしっかりとついていました。
HPとTEACのツーショット写真は小さい物しか残っていませんでした。残念・・・・
結局、何も活用せず廃棄処分になってしまいました。
こちらのHP9000-216は転売しないという約束を守ってに廃棄業者に引き取ってもらいました。