ベーシックマスタレベル3にASSIST09モニタを組込む その1

Last Updated on 2020年7月29日 by kabekin

レベル3実機でプログラミングを楽しむ際にモニタの機能が貧弱で楽しめないことがあります。

FMシリーズの場合、色々な書籍に多機能なデバッガが発表されていますが
レベル3はほとんど見かけないので、6809のSBCでもお世話になっているASSIST09をレベル3に組込みました。

ASSIST09本体は書籍の通りでアドレス定義以外はオリジナルのままです。
レベル3の割込みベクタに差替える部分を追加して空ROM領域 $8000~に入れました。

そのままでは何故かレベル3のBASICROMサブルーチンが動作しないので、
ASSIST09の本来の使い方であるACIAを使うことしかできませんがレベル3でASSIST09が動作するのは楽しい^^;;

開発環境はWindows10 + MSDOS Player + 1890Aです


画面はこんな感じで、ROMに焼く作業手順は、

①ソース作成
②アセンブル(フリーになったCrossAssembra-MSを利用)
③マーク5エミュレータにバイナリをロード($8000~ロード)
④マーク5エミュレータでデバック&動作確認
⑤マーク5エミュレータで通信確認(TeraTermを利用)
⑥ミナトの1890AでROMに書込み(ここではINTELHEX)

これでレベル3の空領域で使用できるACIA用ASSIST09のROMは作成OK! ^^

今回は開発環境の動作確認も兼ねてCrossAssembra-MSが出力したSフォーマットをIntelHexに変換したものを用意して2種類のROMを焼いてみました

Sフォーマットの書込み操作手順メモ(1890A)

CTRL+Eを2回送信してREMOTEモードに入る
Bコマンドでブランクチェック
Sコマンドで4を指定しモトローラSフォーマットに切替
RLコマンド実行後TeraTermの転送でSFormatファイルを送信
WコマンドでROMに書込み実行
Vコマンドでベリファイ(Wコマンド内にベリファイが含まれてるかも)

ROMのラベルはいつ通りのアルミ箔挟みでいきます^^

この方法は工作好きのOMさんに教えて頂いた方法で、細く切ったアルミ箔を2つに折ってROM窓部分に挟みます。
アルミ箔はツヤの無い方が外側に折るのが良いと教えて頂きましたが、効果は未だに謎・・^^;;

余談ですが・・・

フロッピのライトプロテクトシールが無い時はセメダイン社のラピー(金色 or 銀色)がおススメです。

まだ売ってるんでしょうか^^;;;

INTELHEX変換したもの、Sフォーマットで転送したもの共にチェックサムはAAで同じでした。


と、ここまで準備して実家に持っていく準備をしていたのですが、

資料を見て嫌な予感が・・・

このIC2の64K 空ROMエリアに入れて楽しむ予定だったのですが、

資料によるとIC3,4,5はuPD2364だったのです^^;;

回路図を見ると、IC2も まさかの64KマスクROM

という訳で、これは変換アダプタを作らないと載せられない・・・
富士通はEP-ROMが多いけど、日立はマスクROMが多いんだったぁ~、油断した^^;;;

そんなASSIST09 ROM 焼き焼きの記録・・・

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