Last Updated on 2020年8月2日 by kabekin
インテリジェント型の紙テープリーダ GNT4601の取扱説明書が入手できたので、
RS232Cで通信できるように設定と使い方をまとめてみました^^
ざっくりした概要はこんな感じ
使用準備
▼DIPスイッチの設定
SW1 = OFF エコーなし
SW2 = OFF LEADERスイッチの機能でフィードホールのみパンチ
SW3 = 未使用
SW4 = OFF データビット長 8ビットでパリティなし
SW5 = ON SW4と組み合わせで使う
SW6=OFF LOW=200bps, MID=300bps, HIGH=4800bps, 9600=9600bps
SW7 = OFF SW6と組み合わせで使う
SW8 = OFF CONVスイッチオンでEIAコード
RS423の信号やカレントループ、±12V電源等も25P内に出ているようなので不要な信号は切り離すために
専用コネクタを作っておいた方がよさそうかも
▼ケーブルの接続
背面のDCEポートに「クロス」ケーブルでPCと接続
DCEコネクタで使用するピン
2 = TD
3 = RD
4 = RTS出力 パンチハンドシェーク用 (LOWで受信不可) DCCODEスイッチオンでは常にHI→DC2/DC4で制御
6 = DSR入力 (動作時はHI)
7 = シグナルグランド
17 = CTS入力 (立ち上がり/立下りの変化をトリガにON/OFFを検出)
20 = DTR出力 (CPUモード, LINEモードは常にHI) → これは未使用でいいかも
▼パネルスイッチの設定
MODE = CPU
DCCODES = OFF
CONV = OFF
SPEED = 9600 → 9600bps
運用
▼テープの紙取り付け
パンチの場合は「LEADER」ボタンでフィートホールを開けてリーダ部を作る
「READER」又は「PUNCH」スイッチで機能を選択
パンチの場合
手動操作「START/HALT」スイッチで起動
遠隔操作 制御コードDC2 (CRTL+R) でTAPE パンチオン、制御コード DC4 (CTRL+T)でNO TAPE パンチオフ
(1200bps以上で使う場合はRTSやXコントロールによるハンドシェークが必要)
▼リーダの場合
手動操作「START/HALT」スイッチで起動
遠隔操作 制御コードDC1 (XON) でリーダースタート、制御コード DC3 (XOFF)でリーダーストップ
TeraTermの操作方法メモ
バイナリモードへの切替 → SHIFT + ESC
TeraTermの設定
通信速度 9600bps
データビット長 = 8bit
ストップビット長 = 1ビット
パリティ = なし
フロー制御 = ハード制御
送信遅延 1文字=10ms
送信遅延1行=100ms