SI4732 DSPラジオの製作 その1

Last Updated on 2022年2月6日 by kabekin

数年前、無線家の間で話題になっていたDSPラジオチップを今更ながら入手してみました。

最近では、入手困難になっているようで在庫があるのはSSOP型のみでした。

自分でもなんとか半田付けできるかと思い2個入手しましたが、無理そうなので中断

ヤフオクでSI4732が入手できたので、こちらを購入。このチップはサイドバンド対応のようです。

こちらはSOPなのでなんとか半田付けできました^^

今回はALGYANで頂いた6周年記念基板を使いESP32を接続したいので仮配線して動作確認

さすがプリント基板、一発で動作しました^^

ALGYAN 6TH基板にはLEDやスイッチが実装されているので、I/Oはこれに合わせます
I/O割付はこんな感じ
I2C  SDA GPIO 21
I2C  SCL GPIO 22
SI4732 RESET GPIO 17
ロータリエンコーダ A  GPIO  27
ロータリエンコーダ B  GPIO  32
SI4732 READY LED  GPIO 12
MW BAND LED GPIO  15
FM BAND LED  GPIO 23
BAND SW  GPIO  35
BUZZER  GPIO  14
S-METER SERVO  GPIO  13
S-METER DA  GPIO  25
に割当ました

サーボモータはSI4732から出力される信号強度(0~100%でデジタル値0~127をサーボの回転角30度から150度に変換して大型のSメータにしてみました。
Sメータはデジタル値を2倍してDA25から0~3.3Vで取り出しています

ソフトは https://pu2clr.github.io/SI4735/ を使用させて頂きました
SI4732を使ってみた感じではWMバンドは感度も十分ですが、FM放送帯の感度はイマイチの印象です。

ワイドFMの周波数帯も対応しているのでいい感じですが、プリアンプを追加しないと室内では厳しいかも・・
AM放送はフィルタのバンド帯域切替ができますが3KHzが聞きやすくいい感じです。
組み込み後は3KHz固定でよさそう。

MW帯もアンテナ直付けよりもアンテナ回路を挟んだ方がよさそうなので追加してみました

FM用プリアンプや7SEG表示器の回路を追加するエリアを確保するため左に寄ましたが、寄せすぎて
アンテナトランス部が狭すぎてちょっと失敗気味^^;;;

ヤフオクで購入したキットに付属のフェライトコアではMW帯は感度不足になるとの説明がありました.。
私のアンテナは約10mワイヤーアンテナなのでT3-02でもいけそうです。

シャーシに入れるためにSメータを小型のラジケータに変えてサーボモータを取り外しました。

バンド切替スイッチと周波数上下のロータリエンコーダを付けているのでPCなしのスタンドアロンラジオとして使えますが周波数表示がシリアルコンソール経由なので、7SEG表示器の追加が必要です。

あと、Arduinoのプログラムで割込みのプロシージャ内でオブジェクトのメソッドを操作するとエラーになる問題が解決できません・・・
上記の例だとシリアルのオブジェクトは大丈夫ですがSI4732やサーボのオブジェクトはダメでした

割込みの結果を変数受けしてメインプログラム内で使えば行けますが、なんだか正しくない使い方のような気が・・

この辺も調べないといけません  割込みの使い方を間違ってるんだと思います^^;;

そんな、SI4732 DSPラジオ製作の記録・・・

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