収集物の思い出【コンピュータ】:NEC/N5200 Model05 Mark2

Last Updated on 2010年12月5日 by kabekin

何でも集めていた頃の思い出を振り返ってみます。
今回、ご紹介するのは

収集物の思い出【コンピュータ】:NEC/N5200 モデル05 マーク2


私がS1の次にメインで使用し始めた思い出のオフコンです。
S1ではOSという概念があまりなかったので私のコレクションの中では初めてOSという概念を教えてくれたコンピュータです。
この頃、NECの98シリーズも普通に普及しており普通の人はMS-DOSを勉強していたと思われますが、産廃となって入手できるコンピュータに98は出回っておらずMS-DOSよりPTOSを先にいじってしまったという変わった経歴を持っている私です。
CPUはインテルの8086でクロックは8MHzだったと思います。
その当時8086を外してμPD70116のV30に乗せ変えてCPUのアップグレードだと楽しんでいました。
JRの各駅でもよく見かけた機種でもあります。
マザーボードや周辺I/Oは大きな2枚の基板で構成されています。
ghs4gj room [ALL IS VANITY] Ver.2
何と言っても不便だったのはグラフィック拡張ボードなるハードウェアを搭載しなければLINE命令やCIRCLE命令等のグラフィック処理ができないこと。
ACOS等の端末として使用するだけならいいのですが、私はパソコンのように使用したかったので不便でありました。
RS232C等も搭載されているのですがコネクタが特殊な上、ピン配置の資料が入手できず活用できず・・・
しかし、某専門学校から頂いてきた機器なので、BASICやCOBOLなどアプリケーション開発環境も充実し数年間使用しました。
この機種でFDDへのランダムアクセスを勉強しアマチュア無線用のログソフトを多数製作。
テキストレベルのデータベースまがいのソフトを作るのが楽しく、住所録や電話帳などいい感じに製作できました。
オフコンなのでフォントが本格的な明朝体なのが素敵・・・・
但しグラフィックが無いので文字の┠ ┫ ┯ 等で画面を作らなければいけないという問題
でも趣味でやってるので楽しかったものでした。

N5200のキーボード
オフコンのキーボードらしくエンターキーとは別に実行キーやファンクションキーが20個など楽しい仕様です。
ghs4gj room [ALL IS VANITY] Ver.2
この手のコンピュータの内蔵ディスプレイは特殊な解像度が多く、中身を別のパソコンに入れ替える時の障害が多かったのですが、このN5200に内蔵されたグリーンディスプレイはなんと複合ビデオ信号の取出しが可能でした。
それにより外部ディスプレイとしてビデオデッキなどを接続しても緑黒ディスプレイとしてテレビを見ることも可能。
ghs4gj room [ALL IS VANITY] Ver.2
その後、PC9801UV2を入手する機会があり、3台中の一台の中身を取出して9801UVを移植しました。
UVの電源ユニットをケースから出し、基板のみにしてディスプレイの後ろに配置
UVのマザーボードはN5200のマザーボードより小さいのでマウントを工夫してそのまま下段に取り付けます。
ghs4gj room [ALL IS VANITY] Ver.2
N5200に搭載されているFDDはFD1165-AなのでVFO等の周辺機器も内蔵されているらしくFDD本体から50ピンが出ています。そのため、アンフェノールフルピッチ50ピンのコネクタに付け替えるだけでPC98の外部1MBFDDコネクタに接続できます。
UV21のFM音源ボートの高さを合わせてもそのままのスリットに収まりました。
ディスプレイはコンポジットビデオなのでB/W CRT出力をそのまま使用します。
これでN5200モデル05Mk2型PC-9801UV21が完成しました。
ghs4gj room [ALL IS VANITY] Ver.2
この頃、改造していないPTOS3のN5200と改造したN5200型UV21を2台並べて満足しておりました・・
たまにはビデオデッキを接続してテレビを見たりとか・・・・・

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