Last Updated on 2012年9月20日 by kabekin
レベル3、S1情報を探してネットサーフィン中に中古ラジオ屋さんのネットショップでお宝発見!
日立のデータレコーダ TRQ-2400の箱入り未使用品らしい。
レベル3の頃の製品だと思いますが、S1の取説にも記述がある型式なので、
ちょっと高いかとは思いつつ購入。
ちなみにお値段は送料を含め4000円程度。
やはりオークションなどと比べると高かったかも・・・・・
到着したので、いろいろ観察してみます。
元箱
そう言われてみれば、この時代の日立コンピュータ製品はだいたいこんなデザインだったような気もする。
本体
箱に入っているだけあって確かに程度は良い。キャプスタンのベルトも溶けていないので正常に動作しました。
DRPS/SAVEインジケータ
DPRS機能。
Digital Random Program Selectorの略だそうです。 どんなに機能かと思えば一般的な無音検出のプログラムサーチでした。
説明書の特徴項
この説明だけ見るとどんなに凄いデータレコーダなんだろうと錯覚します。
DRPS機能 ランダムアクセスでプログラムが探せるのか!
リモート解除機能 リモート信号で早送り、巻き戻しのエディットが出来るの!?
エディタースイッチ プログラムの編集に便利なエディタスイッチってどんなスイッチなんだ!?
これが広告なら完全な誇大広告ですね。
実際のところ
DRPS機能 無音検出のプログラムサーチ
リモート機能 早送り、巻き戻しがリモート端子に連動していないだけ
エディタースイッチ エディタースイッチを押している間は無音を録音しているだけ。
という何ともベーシックな機能^^;;;;
新品ということもあり、分解するのにちょっと気が引けましたが、一応内部も観察。
まぁ、一般的なテープレコーダ内部といった感じです。
スピーカーは大きめの圧電スピーカーでした。
これはデータレコーダのスピーカ部の上にカセットテープやフロッピーを乗せても磁気の影響を受けない安全設計かと思いましたが、
電源トランスが思いっきり漏れ磁束を出してそうな感じです。
一応、厚めの鉄板でシールドしていますが、一部のみで終了。
これは結構漏れていそうなので測ってみると結構漏れてました。
100ミリガウスレンジで3センチくらい近づけると振り切れます。ということは200~500ミリガウス程度かな!?
まぁ、200ミリガウスでどの程度の影響があるかわかりませんが、すぐに読めなくなる1Dの5インチとか壊れないかな??
とは言え、小型PTの漏れ磁束でFDやCMTが壊れたってことは、あまり聞かないので大丈夫なんだろう。
でも、PTはもう少しシールドして欲しいかも・・・・
ちょっと大きめなので、かなりの存在感のTRQ-2400でした
ちなみにこのデータレコーダーには音量ボリュームがなく、本当にパソコン専用機になっています。
モニタースイッチはありますが、本当のモニタ用で、圧電スピーカの音って感じです。
デッドストックのデータレコーダーかぁー
こりゃスゴイ・・・けど、一般的にはもう使い道がね^^;
既にフロピティカルディスクドライブすら死語になりつつあるもんね・・・
>電脳技研さん
使い道は工夫次第・・・・・ (*^_^*)
広島に帰ったらレベル3に接続できるけど、やっぱ来夢来人に接続するのが目標かな!?
ざっくり調べてみると接続は可能そうです^^
メカニカルスイッチの下にオレンジ色のプッシュスイッチのようなものが見えますが、これがエディタスイッチでしょうか?
TRQ1500は倍速スイッチになっていましたが、そういうものはこの当時は付いていなかったんでしょうね。
しかし、新品を今入手できたなんてすごい!
>aoyさん
オレンジの小さなスイッチはエディットスイッチになっています。
色々なメーカのデータレコーダで倍速スイッチってよく見かけますが、特性的に何かが違うんでしょうかね?
S1だと通常FSKが2400/1200Hz,倍速が4800/2400Hzのようなので入出力のBPFの特性を切り替えているのかな?
どちらにしてもボーレート用のレジスタはYGP-002が持っているようなので来夢来人では未実装ですので切替が難しそうです(泣^^