日立 MB-S1 MP-1805と高密度FDD-I/Fドライブ同居OK

Last Updated on 2014年11月5日 by kabekin

色々試していたレベル3用のコンパクトフロッピドライブとS1/30内蔵の高密度I/Fの同居がOKになりました。

結論だけ書くと、

内蔵高密度I/Fから出ているN505コネクタをS1のメインボードから外して1-3ピンジャンパでOKのようです。
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しかし、色々と腑に落ちない点があるので今後の残件としてメモっておきます。

このジャンパを行うことで本体前面のシステムモード切替スイッチのS1/L3モード切替に問題は無いようです。
(S1モードでは高密度ドライブから、L3モードでは外部のコンパクトフロッピから正常に起動します)

ジャンパ部がショートしないようにビニールテープ等で養生して基板用ガイドに固定し蓋を閉めるとS1/L3モードでディスクベーシックが使える夢のシステムになります^^
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但し、私の環境では全てスロットが埋まってしまい拡張メモリを挿すスペースが無いのでS1DISKBASIC起動時に寂しいことになってます
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NEWON1でも64Kバイト。 こうなると、外部でもいいので増設拡張スロットの接続が必修のようです。

しかし、モードスイッチ切替だけでL3もS1もディスクベーシックが起動するという満足感は、何とも言えないものがあります(^^)

で、何が腑に落ちなかったかと言うと、

今回のMP-1805と内蔵FDD I/Fの同居で起動しない理由がFDC廻りのアドレス重複だとすると、両I/Fのアドレスを重複しないようにずらせばいいと考え、内蔵I/Fのアドレスを逃がすことにしました。

説明(S1活用研究)によると内臓I/FはS1モード時$FF0xでL3モードにすると$FF1xになるとあります。
と、言うことでS1モード固定にしてしまえば、MP-1805との衝突は避けられるだろうと3-5をジャンパしました。
ところがL3/S1モードとも起動NG。 反対に1-3をジャンパするとL3/S1とも同居OKになり起動OKです。

回路図(S1活用研究 P241 図1)からすると、S1モード時は3-5がオンになっています。

そこで、S1/30メイン基板のFDDコネクタの導通をテスターで確認してみるとS1モード時は1-3が導通、L3モード時は3-5が導通と回路図とは違うようです。
(回路図のN505のピン番号が実機と違う)
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ただのミスプリントかと思い、回路図をデコードしてみると1-3を導通させるとFDCのアドレス範囲は$FF1xになり説明と合っています。
(回路図のS1-B基板のS1,L3モードの表記は合っているということで、P241 図1でのL3/S1表記はミスプリントではなくアドレスデコードした内蔵FDCI/Fのアドレス範囲(スイッチ位置ではない)を表しているようです)

と、言うわけで今回の1-3ピンジャンパによる高密度I/Fのアドレス固定では$FF1xに固定されています。

これはMP-1805の単密度I/Fと一部アドレスが重複しているということで、重複させないように高密度側を逃がそうとした作戦に反するものです。

結果的にアドレスが重複したから同居できているということになることが腑におちません・・・

何か勘違いをしているに違いないと1-3ジャンパでの高密度I/Fのデコード部を抜き出してみて確認しても$FF1xに固定されており、一部のアドレスはMP-1805と重複しています。
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そうなると関係ありそうなアドレス範囲は、

高密度I/F $FF10~$FF1F
単密度I/F $FF18~$FF20
未使用FDC I/O範囲 $FF00~$FF0F で、
衝突しているとすれば
$FF18の#HALTと$FF1Cの#TYPE SELの2点だと思うのですが、詳しいことはもう少し調べないとさっぱり分かりません^^;;;

まぁ、単純な思い違いか 勘違いしてるんでしょうね^^;;

時間があるときに整理しながらゆっくり考える材料として、ちとメモっておきます。
でも、コンパクトフロッピー使用のL3ディスクBASICと高密度フロッピ使用のS1ディスクBASIC環境の同居はできるようになりましたので一応目標達成かなぁ~~^^
当時、正規で購入した方は付属のドキュメントなどに正しい同居方法などが書かれていたんだと思います。

約30年経って趣味レベルで色々組合せ実験しながら情報交換させてもらうのも、また楽しいものですね(^^)

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