ミナトエレクトロニクス M1890A ロムライタの制御コマンドを調べる

Last Updated on 2014年12月25日 by kabekin

ワンオーナ品として入手できたディスクシステムのO/Hが完了したので、ROMBASICからFAMOSが弄れるようにBOOT ROMを弄ってみました^^

以前、幸運にもFAMOS77のブートROMをお借りすることができたので該当の512バイトをFM-7の
BOOT-ROMと合成します。
(記事を参考に自分で打ち込めばいいのですがロムライターのキーで512バイト入力はきつい・・・)

FM-7に入っていたブートROMはTL11-11でROM中身を見ると$600から未使用っぽいのでここに
FAMOS絡みのブート部分を入れることに^^

私の使っているROMライターはミナトエレクトロニクスのM1890Aで楽天で激安で購入したものです。
DSC01554
説明書類が無いということで格安の1000円でした^^

取説が無くてもROMコピーくらいはできるだろうと安易な気持ちで購入したものですが、操作も簡単でした^^

安かった割には8ビット機では必修の2716~27512に対応しているので重宝しています。
ミナトエレクトロニクスのROMライタはファームのリビジョンにより一概に対応ROMを調べることができないらしいです。

V2.8は2716~27512~μPD8001までOKなようです
これまではROMコピーにしか使っていなかったので内容を編集できるように操作方法等調べてみましたので、その記録です・・・

まずは、本体キーボードで編集してみたいと取説を探した物のネットでは見つかりませんでした。

(データ編集は[EDIT/C]→[CH/5]で番地を入力して現在値を変更するっぽいですが書けたり書けなかったりします)
恐らくメーカにはありそうですが、まぁ1000円で購入したジャンクライタの件で問い合わせるわけにもいかないので・・・^^

ネットにはM1890Aのリモートモードでのデータ送信の解説が見つかりました
DL→https://www.minato.co.jp/wp/wp-content/themes/minato/jp/libs/pdf/common/faq/copy_cmd_m1890a_s.pdf

この解説部では本体の設定と電文送信の方法のみだったので何か無いかと探したところ、
同社M1893の取扱説明書が参考になりました。(1949の取説も検索できますが伝送フォーマットの説明がありませんでした)
DL→http://www.minato.co.jp/wp/wp-content/themes/minato/jp/libs/pdf/common/manual/m1893_manual_v2.pdf
(159ページにミナトHEX形式のフォーマット発見^^)

まずはロムライタ側の設定を行います
PCとライタはストレートケーブルでつなぐ。
ロムライタの通信設定[I/O D]→[DEL/7]→通信パラメータ設定。
転送フォーマットの指定[FORMAT/1]→フォーマット選択。
M1893説明書の電文を元にM1890で応答する電文を探してみたところ以下のコマンドで一通り操作可能かと・・・

リモートモードに入るCTRL+Eを2回→リモートモードに入ると#のプロンプトが返ってくる
各操作
E = リモートモード終了
CTRL+D = 中断

BS = 本体バッファサイズ確認
BO = チェックサム出力
OP = コピー
P = データ出力(PLも同じ)
RL = データ入力
Sn = データ形式設定
    (n=0:ミナトHEX n=1:INTEL HEX n=2:HP64000 n=3:バイナリ n=4:Sフォマッと n=5:アスキー n=9迄あった)
S = 指定中データ形式確認
F = バッファクリア
Cn = n番地からデータ書込み(CRで終了)
B = ブランクチェック
L = バッファデータ出力
W = 書込み
V = ベリファイ
Ts,e,d = データのブロック転送 s番地からe番地までをd番地から転送
引数の指定法
コマンド引数1,引数2
コマンドと引数1の間にスペースなし、区切りはカンマ アドレス指定は最初に0(ゼロ)を付けて5桁で

このコマンドを使えば一通りのオペレーションが可能になりました。

手順としては
CRTL+E 2回でリモートモードに入る
F<CR>でバッファクリア
OP<CR>でROMリード
P00000,01FFF<CR>で吸出し内容をPCに転送
転送したデータを編集
F<CR>でバッファクリア
RL<CR>で編集データ転送
B<CR>で書込み先ROMのブランクチェック
BO<CR>でチェックサム確認
  W<CR>で書込み
V<CR>でベリファイ
と一通りのことはできそうです。
(恐らく他にもコマンドはあるんだと思います。)

コマンドを調べていたときRLコマンドでのデータ書込みでハマりました
S,0でミナトHEX形式を伝送フォーマットに選択しているのでPコマンドでそのままダウンロードし、そのままRLコマンドでアップロードしても書込めません。
原因は開始記号と終了記号が必要らしく開始は'[‘、終了は’]’でくくる必要があるようです。
[
番地(#%.6d) データ1 データ2 … データ16

]
これでRLコマンドでミナトHEXがアップできました^^

ちなみにデータ編集はさくらエディタの矩形選択(ALT+選択)が便利で好きです^^
sakura
こんな感じで矩形選択すれば自由なバイト数で切り貼り簡単です

みなさんもどぞ・・・(^^)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください