任天堂ディスクシステムのO/H (FAMOS77) その3

Last Updated on 2020年4月8日 by kabekin

ファミコンQDドライブの調整による個体差を調べるために、別のデッキも修理&O/Hしてみました。

こちらのドライブはレベル3関連で情報交換させて頂いているOMさんから頂いたワンオーナ品のデッキです。

初期型のRAMアダプタ、純正ACアダプタと一緒に頂きました(^^)

初期バージョンで作動中LED部にコメントの無いタイプです。

内部の基板を確認してみてもコピープロテクト回路無し版の初期タイプ「01」でした。

早速ドライブを外してゴムベルト交換とヘッド調整を行います^^

ドライブの見た目では後期タイプと前期タイプの差は気付きませんでした。

こちらはノーメンテ品なのでゴムベルトが硬化したまま内部に残っています。

スピンドルのシャフト側のプーリーにもゴムベルトが残っていますが、

プラスチックプーリーに残っているゴムはそんなに問題ありません。

モータ側の金属プーリーに残っているゴムは金属と一体化しており、エタノールやベンゼンでも剥がれません^^;
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以前、ヤフオクでプロ?(業者?)が整備したディスクシステムのドライブを購入したことがありますが、金属プーリが傷だらけだったのはこれが理由なのかぁ~と納得できました^^;;;

完全にはきれいになりませんでしたが、なんとかゴムを掃除してベルト交換に取り掛かります

スピンドルのシャフト押さえ金具を外してみるとシャフト受け部分の金具がシャフトに残りました
このこの部分は押さえの金具部から外れるんですね・・・

この金具はシャフト側に残して作業した方が取り付けしやすいことが分かりました^^

ベルトは復旧完了!

スピンドルの調整に入ります。

ディスクのガイド部を外してみると

内部は相当汚れてましたので、綿棒で簡単に掃除・・・

グリスは硬化してダメそうなので、サラサラ系のラウナ油をヘッド移動のシャフトに塗ってみました
(これまでの作業では全てのグリスをふき取っていましたが、硬化していないグリスは残した方がいいと聞いたので、残すとどうなるのかここで実験)

今回はかなり時間をかけてスピンドルの調整をしてみました。

今回入手したモビロンバンドが若干きついような気がするので、慣らし運転で15分程度モータを回しておきました^^

ドライブをケースに戻して読書きテストをしてみると読めたり読めなかったりします。

恐らく書込みも正常に書けたり、書けなかったりしていると思われます・・・

ソフト側でギャップのタイマ値を3000まで減らしていますが不安定です。
色々、調べるとパッドが摩耗して無くなっていました。
このパッドの付いたヘッド押さえ部に1円玉を載せるとロードの成功率が上がるので、
パッドの問題で間違いなさそうです。

カセットテープを分解してパッドを取出して交換できないものか調べてみます^^

そんな、ディスクシステム2台目修理の記録・・・

残件
ディスクシステム2台目のパッド交換

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