FUJITSU FM11復旧作戦 その7 8088の世界を体験

Last Updated on 2015年2月12日 by kabekin

FM11AD2+復旧作戦の続きです^^

これまで、動作確認する環境がなかったFM-11用8088CPUカードですが、
動作確認できる環境ができましたので8088の世界を体験してみました^^

FM-11用8088CPUカードを確認してみます。
DSC01263
FM-8用8088CPUカードと違い8087用ソケットが実装されています。ROMはTV11-11でした。

8087は5MHz用を持っていますが、8MHz用は未入手・・・
5M用の8087を8MHzのオーバクロックで動作させるときちんと動作するか実験してみたいところです

インテル純正のD8088-2(8MHz版)が載っております^^
DSC01265

6809MPUカードを抜いて8088CPUカードと交換!!
DSC01274
ハードウェアはこれでOK!

先日教えて頂いたOS-9/68000の8088用IPLを使って早速実験しました。
以前6809MPUカードで起動したOS-9/68000上でPutldr 88して8088起動用システムを作っておきます。
DSC01262
MPU選択用ディップスイッチ3-2をOFFに変更し8088起動ディスクを挿入!!

8088CPU経由でOS-9/68000の起動をしてみたところ・・・
DSC01280
6809から起動したときとまったく同じ表示で起動を確認できました^^

これで、最悪6809カードが故障しても68Kカードさえ生きていれば8088から起動することも可能です。
なんとなく壊れやすい6809カードが無くてもFM-11が活用できる!! これでFM-11の延命方法が増えました^^

6809MPUカードが故障しても、生き残る道が一つ確保できました!
(メインボードが壊れなければですが・・・・)

FM-11での8088ワールドも面白そう(^^)

※CP/M86とMS-DOSの記事は都合により削除しました

12件のコメント

  1. ほほー、DOSも動いたか!
    DOSさえ動けば、出来ることは爆発的に増えるね
    あー、確か8087の8MHzは5MHz版の選別品だった覚えがあるから動くと思うよ
    っていうか、9801UVで5MHz版を8MHzで動かしてたけど、問題なかったね
    PC-8801Mk2でZ80AをオーバークロックでZ80B相当の6MHzで動かしたけど、これも問題なかった
    まぁ、アレはCPUクロックを上げるとFDC周りのクロックも上がってFDCが正常動作しなくなって使えなかったけどね
    クロック分離すれば使えたんだろうけど・・・

    1. そうなんよ!MS-DOSが動作すればB16で使ってるMS-DOS汎用ソフトは動きそうじゃね。
      CP/M-86はPC-98用やFM-16β用があるのでソフトかき集めて使えるやつをチェック^^
      大丈夫そうだったら5MHz版の8087で試してみるかね^^
      (選別品でハズレだったら悲しいが・・・)
      Z80は結構引っ張れるみたいじゃね。
      S1用のZ80カードをAKI80(10MHz)で考えてるけど、クロックは落とさないとDRAMが厳しそう
      6MHzなら問題無さそうなので、この辺が妥当かと^^

  2. TV11-11 という事は FM-11EX内蔵のものか、単品販売のi8088カードですね。
    出荷時のCP/M-86は Level 1.0 なので Level 3.0までレベルアップをされているようです。
    FM-11BS内蔵のものだと、VL11-11 の ROMになっています。
    >> と、言うことはFM-8用CP/M-86でもメモリを増設するとFBASIC for CP/M-86が動作するかと甘いことを考え中^^;;;
    これはかなりハードル高いと思います。
    少なくとも、公式には動作しないことになっています。
    こちらの書籍で
    http://fm-7.com/museum/book/radio_gijyutsusha/998000500.html
    「FM-8のCP/M-86でF-BASIC86は使えますか?」という質問に対し、
    ばっさりと「使用できません」と回答されています。
    メモリの容量よりも、サブシステムの非互換性が原因のようです。
    (FM16βのサブシステムはFM-11のサブシステムの上位互換です。)
    FM-11/FM16β+CP/M-86用のF-BASICは、F-BASIC V4.0/5.0 を8086
    のコードで書き直したようなものであり、CP/M-86から起動するくせに
    F-BASIC V4.0/5.0でフォーマットしたフロッピーを直接読み書きでき
    たりするすぐれものです。中間コードは違うのでバイナリファイルは
    そのままでは使えませんが、アスキーセーブしたプログラムとか
    データファイルは互換性あります。
    話を戻します。
    FM77AVにメモリを増設しても F-BASIC V3.5 は動作しませんが、
    FM-77L4(or FM-77 + 400ラインセット)で F-BASIC V3.5 を起動後、
    強制的にサブシステムを 200ライン版(FM-7用)に戻しても、
    画面サイズを変更したりしなければそこそこ動いているので、
    F-BASIC86に若干のパッチを当てれば FM-8 + CP/M-86環境でも
    動きそうな気がします。
    残念ながら私の手元には検証できる機材がありませんが…
    by はせりん

    1. TV11-11はEX用又は単品販売用とのことで、情報ありがとうございます^^
      この8088カードは数年前に入手した物ですが、動作させる環境が無くあまり興味がありませんでした。
      いろいろ揃えて弄ってみると何をするわけでもないのですが面白いです。
      こうなったVL11-11ROM搭載の8088カードも気になります^^;;;
      FM-8用のCP/M-86ではF-BASIC for CPM-86は厳しいそうですね。
      書籍でバッサリと使用できませんと回答されているということは動作しないんですね。
      FM-11はFM-16βよりFM-8に近いと思っていたのですが16βの方が近かったとは・・・
      パッチを当てるのは難しそうですが、メモリ増設等のハード系は何とかなるかもしれないのでそちらから手を付ける予定です。
      (メモリを増設しないと何もアプリが動かないので・・・^^)
      ホント、何をするわけでもないのですがCPUが切替式で複数載っているシステムにワクワクしています(^^)

      1. サブシステム以外にも、FM-11ではフロッピーディスクのアクセスが
        DMA前提になってたりするので、その辺の対処も必要ですね。
        FM16βはこの辺もFM-11とコンパチになってます。
        FM-8もシステム拡張ユニットを入れればDMAC使えるようになりますが…

        1. >FM-11ではフロッピーディスクのアクセスがDMA前提になってたりするので、
          そうですかぁ、これは私には手におえないと思われます^^
          私でできそうなのは自作のI/O装置にソフトを合わせ込む程度だと思いますが
          8086系はやったことがないので、かなり困難かと・・・・
          現在、ツール類を整理しながら使いこなせそうなものを整理しています^^
          >FM-8もシステム拡張ユニットを入れればDMAC使えるようになりますが…
          拡張ユニット経由でDMACが使えるようになるということは、FM-8の8インチデッキはインテリジェントタイプではないということでしょうか?
          以前から情報を探していますが未だにこの情報を見つけたことがありません
          (DMAする場合はインテリジェント型ではないと思い込んでいます^^;;)

          1. >>FM-8もシステム拡張ユニットを入れればDMAC使えるようになりますが…
            >拡張ユニット経由でDMACが使えるようになるということは、FM-8の8インチデッキはインテリジェントタイプではないということでしょうか?
            MB27603はインテリジェントタイプですよ。
            その内部にも6809とDMACが乗っかってますので、
            FM-8で8インチフロッピーを使う際には2段階でDMACをかまします。
            効率悪そうに見えますが、MB27603内にトラックバッファーがあるので、
            それほどでもないのでしょう。
            この辺の情報はFM-8システム解説書Ⅱに掲載されてます。

          2. MB27603の情報ありがとうございます。
            やはりインテリジェントタイプなんですね! 長年気になっていたのでスッキリしました^^
            しかし、インテリジェント型でDMAとは、奇妙ですね^^
            CmdやAckフェーズでのオーバヘッドなど、無駄な気がするのですが何かメリットがあるんでしょうね。
            PC-8031のようにFDD内で演算して他の処理を行うとか・・・
            >この辺の情報はFM-8システム解説書Ⅱに掲載されてます。
            国会図書館のDBで発見できませんでした。
            どこかで閲覧できる機会があればチェックしてみます。
            しかし、FM-8のシステム拡張ユニットはますますミステリアスな装置に思えてきました^^

          3. >> しかし、FM-8のシステム拡張ユニットはますますミステリアスな装置に思えてきました^^
            FM-8のシステム拡張ユニットについては、FM-8活用研究にわずか数ページですが
            解説があります。もうご覧になってたらすいません。
            FM-8システム解説書Ⅱは、上記システム拡張ユニットに添付されるような
            マニュアルですので、図書館には出てこないと思います。
            システム解説書Ⅰの方は誠文堂新光社から一般書籍として発売されたので、
            置いてある図書館も多いですが。
            2段階DMAの謎ですが、トラックバッファを置いて全体のスループットを
            上げたかったが、本体、FDユニットともCPUが1.2MHzとかそこらで非力な
            ため、DMACの力が必要になった、という事ではないかと想像しています。

          4. >FM-8システム解説書Ⅱは、上記システム拡張ユニットに添付されるような
            >マニュアルですので、図書館には出てこないと思います。
            そうなんですね、システム解説書Ⅰは図書館で借りて既に閲覧済みなのですが、Ⅱはマニュアルなんですね!残念^^
            今後もFM-8に8インチデッキを付けてDMAする機会も無いと思うので、ココは諦めます
            >FM-8のシステム拡張ユニットについては、FM-8活用研究にわずか数ページですが
            >解説があります。もうご覧になってたらすいません。
            FM-8活用研究の記事は以前読んだことがあります。
            L-8Aバスのピンアサインが載っていたので拡張バス部分だけでもいつかは自作してみたかったのですが、
            対応するカードが入手できることもないと思うので、恐らくやらないと思います。
            素直に情報の多いFM-7で楽しむことにします(^^)

  3. そいやFM16β、開発時68000マシンだったのが、いろんな事情で80186マシンになったんだよね
    事実上、FM11BSの純粋16Bit版上位後継機が16βと考えた方が近いのかも知れん(サブCPUにやっぱり6809載ってたし)
    確かに、68系86系両方使用できるようにCPUカードが拡張ボード形式で載ってた
    ウチで昔入手したFM-16βFDIは、CPUサブボード換えて80286にして、HDDを積んでHDII仕様にしてたし、確か中古で286CPUボード買ったときに68000ボードも売ってたよ
    286ボードは2万くらいだったけど、確か68000ボードは4-5万したと思う
    どっちも中古ね
    歴史にIFはないけど、もし、開発時にすんなり68000系CPUを搭載していたら、後のFM-TOWNSも違う姿になってた可能性が高いね(Townsも開発初期には68000系CPUも検討されたらしい)

    1. FM16βはあまり興味がなかったので資料もあまり持ってないよ~
      まぁ68000マシンになっていれば欲しいマシンになっていたことは間違いなさそうじゃね。
      X68000はそれなりに興味が出てくるもんね~
      そういえば、この前物置から発見された16βはFM-11の周辺機器と物々交換のアイテムで使ってしまったので、もう残ってないよ^^
      FM-11用に頂いた68Kボードも同じシリーズで16β用が出てたようなので、数種類出てたらしいけど詳細不明^^
      Townsも68Kだったらハードウェアマニア的には面白かったと思うんだけどね~

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください