Last Updated on 2021年6月10日 by kabekin
MB-S1/30の電源が調子悪くなってきたので修理しようと思うのですが、その際以前から気になっていたESRメータを購入してみました。
購入したのは中華製の MESR-100 で6000円程度です
本当は秋月等で売っている ESR70+ が欲しかったのですが、ちょっと高いのでこちらで我慢です。
中身はこんな感じ
クリップ付きリード線と取説があります。
本体にコンデンサのリード線をそのまま接続できるコネクタがあるので、リード線が長いコンデンサはそのまま測定できます、
電源は単三2本でした
本体側面にミニUSB-Bのコネクタもありましたが、試していません^^
ゼロ調してから、適当なコンデンサを測ってみると
すぐに測定結果がオームとして表示されました。
(極性を反対にしてみましたが測定値はほぼ同じようで、極性は関係ないようです)
本体に正常値の目安が貼ってあります
テストで測定したコンデンサは100μF 16Vのケミコンなので0.7オーム以下ならOKの目安のようで簡単に測定できました。
ESR70+の取説を読むとESR計は回路からコンデンサを取り外さなくても測定可能との説明があるので回路に付いたケミコンをそのまま測ってみました。
このコンデンサも100μF 16Vのケミコンなので0.7オーム以下ならOKとなるとギリギリでした。
回路から外していないからギリギリなのか、ダメになりかけているのか詳しく見ていませんが回路に付いたままでもOKそうです。
と、一通り満足していたところ
MESR-100には静電容量表示が無いということに気づきました・・・
コンデンサの良否判断はESR値のみでは判断できないようで、静電容量も併せて確認する必要があるそうです。
私の使っている静電容量が測れる岩通のテスタは回路に接続されたコンデンサの静電容量は正確に測れません
結局は基板から取り外しての良否判断になりそうです^^
このESR計は100kHz固定での測定のようなので周波数をみてみると
正確な100kHzがでてました。計測電圧はp-pで約0.3V程度のようなので回路に接続したままの測定も
問題なさそうです。
正確な測定値が知りたいわけではなく、コンデンサの良/不良を判断したいだけなのでこの程度の性能で良さそうですが、静電容量が同時に見れないのは残念・・・
結局はコンデンサを基板から外してテスタとESR計の両方でチェックする必要があります。
秋月で売っているESR-70+ はcapとESRが同時に表示されるようなので、資金に余裕ができたら
買い換えたいところ・・・(ESR-70+も100kHz固定っぽい)
S1やFMの酷使されたコンデンサがどれだけ劣化しているのか測定してみるのが楽しみです^^
面白いおもちゃが入手できました!
そんなESR計入手の記録^^
ESRを使ってみた記録 → こちら