富士通 FM-11用Z80カード (APPLICARD-80 & MB28031？)を入手

Last Updated on 2014年11月27日 by kabekin

FM-11用のZ80カードを2種類売って頂き、FM-11でのCP/M80動作にむけ一歩近づきました^^

S1用Z80カード自作と合わせてFM-11でもCP/M80環境を構築できるように情報収集開始です。
1枚は なんとサピエンス社のマンハッタンシステム用アプリカード80(APPLICARD80-1)
6MHzのZ80Bとタイマ、64KバイトのDRAMが載っています

■カード表

64Kバイトの共有RAMは6809側とZ80側の両方から参照できるエリアで、標準ではFM11側の$C0000～$CFFFFに割当たるそうです。
Z80Bカードとして動作しなくても64Kバイトの拡張メモリとして使用できるそうで、面白い構成です。

とりあえず、アプリカード80を動作させるドライバソフト類が無いので64Kバイトの拡張メモリ扱いになる予定です^^;;

■カード裏

■DRAM,CPU,CTC部

64Kバイト分のDRAMはMB8265A-15で構成されています。

CPUはシャープのLH0080B(Z80B-CPU)、タイマーはシャープのLH0082B(Z80B-CTC)
せっかくのアプリカード80ですが、現在ではドライバソフト類が無いので単なる拡張メモリカード状態です^^
マンハッタンシステムとして活用してみたいのでドライバソフト類をお持ちの方、是非とも協力をお願い致します.

もう一枚は富士通純正のZ80カードです
恐らくMB28031だと思われます

■カード表

CPUはザイログのZ8400A(Z80A CPU)
普通のZ80カードのようでタイマや拡張RAMは非搭載^^

■カード裏

ジャンパ線飛びまくりで改造されているのか修正されているのか分かりません・・・

パスコンの追加は前オーナの改造っぽいです^^
ハードウェアは入手できましたが、両カードともソフトが無いので活用するためにはソフトをなんとかする必要があります。

マンハッタンシステムはOS-9からみればCP/Mのソフトが動作するただのI/O機器扱いのようなので
共有の64Kバイトメモリにデータをロードする部分と、CP/MのBIOSとSCFドライバがやり取りできる部分、内部コマンドが処理できる部分があれば基本的な機能は動作するのではないかと甘いことを考え中・・・^^
(ファイルシステムはOS-9のファイルシステムのみ使用し、CP/Mのファイルシステムに変換する部分を外部コマンドにすれば更にドライバ内のコードは削減できそうです)

Oh!FM誌でみかけたFLEXのパラサイトシステムも似たような仕組みだと思うのですが、こちらはSCFドライバの下にはぶら下がってないような・・・・

と、絵に描いた餅状態で、想像しながら活用できる方法を考え中（＾＾）

しかし、こんなことを考えているだけでワクワクして楽しかったりします!
富士通純正のZ80Aカードは某エミュのページにシステムイメージがあったのであれを書き戻せば動作するのかと思いますが、2Dドライブが必要っぽいです。

CP/M80の場合、OSのコア部分は商用利用以外ではライセンスの問題がなくなっているようなので残りのCBIOSとローダ部分をクリアできればライセンス的に問題ない状態にできるのかなぁ。
CBIOSとローダは逆アセンブルしてフローを書いて動作を確認しコードは最小限の機能のみフルスクラッチで書けばポンコツBIOSでもライセンス的には大丈夫かと・・・

まぁ、逆アセンブル自体が違法だと思われますが、これは80年代でも違法であったと思われます。
しかし80年代当時のホビイストはROMやBIOS、各種アプリを逆アセンブルして自分のプログラムを作っていたと思います^^;;

最近ではライセンスに対して異常に反応することが多くなりましたが、昔も今も同じことだと思うんですよねぇ。

日本人の心がどんどん狭くなってしまっているようです。

それよりも、FM-11AD2のMPUカードが故障してリタイヤ中なのでこちらを復旧しなければ何も動作しません・・・・

道のりは長そう(^^)

追伸.
FM-11用の6809MPUカードを譲ってあげてもいいよ～、と思われる太っ腹な方からのご連絡もお待ちしております^^