Last Updated on 2015年9月4日 by kabekin
FM-7/77用HD63C09Eカード製作の続きです
残りになっていたGALとオシレータを取り付けます。
これでハンダ付け&部品の取り付けは完了!
当時はPALで16L8Aと16R6Aで構成されていましたが、入手困難なのでGAL16V8で焼いて頂きました
もう一度半田のブリッジ等を目視でチェックしDIPスイッチをセットします。
記事によると推奨はSW3のみONでMPU 4MHz駆動のようです。
FM-77D2に取り付けて、Oh!FMの116ページのブートプログラムを用意します。
ワクワクしながらF-BASIC V3.0を起動しブートプログラムを実行すると・・・
RUN LEDは点灯するものの再起動がかからずそのままフリーズ^^
何が悪いのか想像できないので、主要ポイントをオシロで当たるため基板前面にアクセスしやすいFM-7に付け替えます。
クロックや制御信号、バス信号やGALの各ピンなどの信号を見てみると何かの信号は一通り出ています。
MPUは予備があるので交換してみましたが変化なし・・・
SRAMは手元に予備が無かったので、緊急で物置に探しに出かけることに・・・・
物置で無事発見^^;;
SRAMを交換すると無事に動作OK!
遂に完成しました(^^)
中華クオリティMPUの無用なトラブルを避ける作戦でしたがSRAMではまってしまうとは・・・
さて、高速カードの効果は・・・
というわけで簡単な30000回ループ処理で処理時間を測ってみると、
ノーマル状態は19秒でした
これを高速動作させてみると、
6MHz駆動=約3.8倍, 5MHz駆動=約2.7倍, 4MHz駆動=約2.3倍, 3MHz駆動=約1.7倍
と、高速化を実感できます。
仕様外だと思われますが、このカードは活線状態でクロックを変更できました^^
ちなみにFOR – NEXT文でループ変数名を入れると処理が遅くなると某雑誌にかかれていたので試してみると、
27秒! 確かに遅くなりました。 ループ変数無しでは19秒だったので予想以上に悪化しております。
こちらも高速化してみると
6MHz駆動=約3.3倍, 5MHz駆動=約2.7倍, 4MHz駆動=約2.3倍, 3MHz駆動=約1.7倍
と高速です。
6309のネイティブ命令は使っていないので、クロック周波数の高いMPUといった扱いのMPUボードだと思われますがMPUとメモリが全てボード内に載っているので思った以上の高速化が体感できます。
単純なループだけでなくFM-77のデモを@4MHzで動作させてみましたがグラフィック処理などサブシステムを使った処理が多用されているにもかかわらずかなりの高速化を体感できました。
マシン語が苦手でBASICを使うことが多い私としてはBASICの処理速度が上がるツールはかなり強力です。
HD63C09Eを積んだFM-77D2!
処理速度が速いのもワクワクですが、あの63C09カードが載っているという満足感がたまりません(^^)
ご協力頂きました皆さん、どうもありがとうございました。
これで、来夢来人 と FM-7/FM-77 の63C09化ができました
残りはS1/30というわけで、いよいよS1/30の68B09Eを剥がす順番が・・・
半田吸い取り機のメンテナンスを始めねば(^^)