日立 MB-S1 S1/30に3.5インチ高密度デッキを接続する

Last Updated on 2014年10月17日 by kabekin

MP-1805のS1接続にはもう少し時間がかかりそうなので、残件になっていた3.5インチ高密度デッキの接続を試してみました。

接続してみたのは日立のCU-3FD(コンバータ3.5″FDDユニット)という3.5インチデッキ。DSC00979
FD CONVERTERとの記載がありますがググってみても特に情報はありませんでした。

内部の構成は5.25インチのRIPORT用デッキと同様の基板(DW6Z315)を使用した物です。
DSC00974
CN5の3.5FDDコネクタからFDDに接続します。

RIPORT用5インチ増設デッキをS1に接続する際、この基板の回路を生かしたまま接続することに拘っていたのは5インチデッキが接続できれば、この3.5インチデッキもそのまま接続できるだろうという考えからでした。

と、言うわけで

S1側は回路が同じということで接続には特に問題ないだろうとそのまま接続してみましたが、応答なし・・・ 何も動きません^^;;;

色々弄ってみるとジャンパを変更することでS1/30に接続して使えるようになりました。
DSC00975
どうやら、JP1を5インチ側に設定すればS1で使用可能になるようです。

JP1を5インチにするとどうなるかを見てみると→こちらの回路図
ダイオード入りの集合抵抗のコモンをプルアップするかプルダウンするかの違いのようで、W6Z315基板からFDD側に影響するものではなくS1とDW6Z315基板間に影響する設定のようです。
CN4 (5インチ用)とCN5 (3.5インチ用)に関する設定ではありませんでしたのでドライブ種別には関係なくS1との接続には2番の5インチ側を選択。

S1に接続して動作確認(S1で3.5インチ高密度・・・ これはカッコいい!)
DSC00091
相変わらずドライブ1のエッジコネクタから信号を取出しています。

テストプログラムでは、
DSC00123
最後に何か異常が出たようですが、恐らくメディアの不良かと思われます^^;;;

ちなみにFDドライブ自体は東芝製で、
DSC00119
あまり見たことのない機種です。これは入手困難っぽいです^^;;;

RIPORT用5インチデッキと背面を比較・・・ これは兄弟FDDで間違いなさそう。
DSC00983
この時代のリコー製品はマイツール等を含め日立が製造しているようなので同じ設計かと思われます。

後は8インチデッキが接続できれば目標達成!こちらは6809活用研究にMPC-FL01の回路図が掲載されていたのであれを作れば達成できそう。

それよりもMP-1870経由で2Dデッキを接続する方法を確立したほうが幸せになれそうかも・・・
どなたかMP-3560の内部写真を見せて下さい(恐らくドライブセレクトのラッチとVFO基板があるだけだと思うのですが)

皆さんも、これらのFDDを発見したら上記の設定に変更してS1に繋げてみてください(^^)

接続ケーブルの情報は→こちら

RIPORT5インチ増設デッキの情報は→こちら

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