Last Updated on 2015年5月1日 by kabekin
S1関連の情報交換をさせて頂いているBLOG S1のぺるもさんからS1用通信ROMカードを頂きました。
モデル45や15に搭載されているボードで単品ではMPC-CM01相当品だと思われるカードです。
早速、私のモデル30に取り付けてみました^^
システムディスクをセットせずに電源を入れてみると・・・
通信カード上のROMから起動された通信ソフトが起動しました。
インターレースの400ライン表示で漢字が表示されています。
てっきり400ラインモードでは単色表示のみかと思っていたのですが、テキスト表示ではカラーも使えるようです。
通信ソフトの画面を見るとユーザ設定の項もあります。
基板上を見ると「HN58064」の8KバイトのEE-PROMが搭載されておりパラメータを保持できる仕組みが素敵なカードです。
ROMの構成はS1-Tと書かれたUV-EPROMは通信ソフト用??
富士通のMB831124-35(041)は漢字ROM用 → FM77AVから剥がしたROMと同じ
HN613256P(N30)は32Kバイトということは辞書ROM用でしょうか?
(MPC-KA01Sでは16KバイトのEP-ROMが2個で辞書ROMを構成しているようです)
このHN613256が辞書ROMなのか調べるためT/Mソフトで確認してみると
テスト結果は漢字ROMがNG, 辞書ROMはOKでした。(漢字ROMはMB83256ではないのでNGなのかもしれません)
T/M画面を見るとS1/40に搭載されている漢字ROMカードの辞書は1個、別売りMPC-KA01Sカードは辞書2個のようです。
モデル40搭載のカードは写真を見せて頂いたことがあるので確認してみました。
ぺるもさんに見せて頂いたモデル40搭載のカードにはHN613256Pが1個だけでした → こちら
(4804STさんから見せて頂いたモデル40搭載カードの写真から同様でN30は辞書ROMであることも判明^^)
どうやらモデル40用の辞書ROMはIC205に256KビットのEPROMを使い
単品のMPC-KA01Sでは128KビットのEPROMを2個使用しIC205とIC220に対応させているようです。
漢字ROMを搭載できたことで400ラインのパッチが当たったOS-9L2で漢字が表示できるようになりました・・・
15KHzのインタレース表示なのでチラツキが多く、その上 表示が遅いので常用には厳しそうですが、S1で漢字の使えるOS-9L2は素晴らしすぎます(^^) FM-11ではあたりまえなのかな!?
ライザーカードが3枚仕様なのでSASI HDD-I/Fが取り付けできなくなってしまいました。
上から
通信カード
拡張RAMカード
自作OS-9カード
奥が2HD FDD-I/Fカード
スーパーインポーズカード側が基板高さが低いカードのみ刺さる残念仕様なのが残念で、もう1センチ幅が広ければこちらもライザで拡張できるのに物理的なサイズの問題で増設はここまで・・・
OS-9カードの幅を狭くして作り直せばもう1スロット確保できますが、作り直しはしばらく先になりそうです。
来夢来人でこの通信カード兼漢字ROMカードが使用できれば来夢来人に常設し、S1/30は引き続きHDD 接続作戦を続けていく予定です。
それにしてもS1で漢字の使えるOS-9L2が素敵すぎます。
貴重なカードを頂きありがとうございます(^^)
# 漢字ROMはMB83256ではないのでNGなのかもしれません。
の件です。
ここ(作成途中のページ)で暫定的に紹介していますが、
http://rpcg1.home.mindspring.com/difference.html#kanjirom
MB83256(19-22) もしくはHN613256(N55-58)とMB831124(041)では
一部の文字のフォントが異なっているのと、追加文字があるため、
チェックサムで試験していると不一致になると思います。
似たような話がFMシリーズにもありまして、日本語通信カード添付の
チェックプログラムで漢字ROMを試験した際に、FM-7ではOKですが、
内蔵漢字ROMを使うFM-77ではNGとなります。
(それでフォントの微妙な違いに気づいた訳ですが…)
情報ありがとうございます^^
MB831124-35(041)で追加されている文字は実用性が高そうな文字が多いので面白そうですね。
最近は第二水準の漢字ROMを探しているので、紹介して頂いたページの情報を元に探してみたいと思います。
FM系では77AV40EXやSXに搭載のようですね。ジャンク基板から取り外せそうですが40EX,SXのジャンク入手はかなり困難そう・・・^^;;
FM-7シリーズではないので先ほどのページには載せてませんが、
FM-11用の3rd PARTY製漢字ROM(+RTC)カードに搭載されていたのが、
MB831000-15 (001) JIS78 第一水準漢字
MB831000-15 (002) JIS78 第二水準漢字
です。
また、X1turboZ に内蔵の漢字ROMは
MB831000-15 (042) 第一水準漢字
MB831000-15 (044) 第二水準漢字
です。(046)(048)との違いは不明です。
ご参考まで。
ジャンク基板の入手にはFM77よりX1やPC88等の方が簡単そうなので、そちら方面もヲチしてみます。
FM-11AD2やB16EXの第二水準漢字MB83256(027-030)は最近でも若松通商で入手できました。
S1用第二水準漢字MPC-KA02Sの詳細も未だ不明ですが、予想ではMB83256(027-030)で構成されているのではないかと予想中です^^