Last Updated on 2013年2月8日 by kabekin
電脳技研氏のガラクタお宝倉庫から、レアマシンのLimelight2020が搬入されたので、
分解清掃を兼ねて分解してみました。
Webで探してもほとんど情報が出てこないLimelight2020ですが、こんなに身近なところにあるとは・・・・・
S1互換機ではないので、特に興味なかったのですが最近B16活用に拘りだしたの入手できてラッキー^^;;;
しかし仕様はさっぱり分からず。
電脳技研氏もシステムディスクは持っていないので、うちに来ても置物なのは変わりません。
B16/B32互換機ならば希望があるのですが、2020WS互換機ならシステムの入手は絶望的かも。
システムは気長に探すとして、清掃を兼ね分解して中身を見てみます。
外観から
思ったより小ぶりな本体で、他ではあまり見かけない個性的なデザインでカッコいいです。
キーボードはB16/B32に似ていますが一部異なるキーも存在するようです。
右サイドにはFDDと反対側には拡張スロットがあります。
2ドライブ実装可能ですが、Bドライブはメクラ板でドライブは実装されていません。
マイク入力端子も見えます。
背面
銘板にある2020のフォントが日立のワークステーション2020と似たようなフォントなのが嫌な予感・・・・・
まさか日立の2020互換なのか!?
背面にはマウス入力,RS232Cポートが2個、プリンタ端子、電話線、留守電切替,外部HDD端子があります。
見事なほどコネクタの形状を変え、電話のRJ11以外は一般的なコネクタを避けて簡単には接続させない作りになっています。
内部を開けてみると、キーボードコネクタを外すと観音開きで保守性は悪くない構造です。
液晶側には何も回路はなく、右側のユニットに全ての基板がまとまっています
電脳技研氏からの情報の通り基板にはリコーの印刷があります。
これを見るとB16系の可能性もありそうな気はするのですが、どうも違うようで謎は深まるばかりです。
このLimelight2020ですが、全般的にコネクタが固く外れにくい印象があります。
ある意味かなり貴重な機体だと思うので壊さないように細心の注意で分解継続です・・・・
その2に続く →
おー、早速やっとるね。
やっぱり予想通りCMOS版8086だったか^^;
色々調べてみたけど、HITACHI 2020ワークステーションとも違うっぽい。
2020ワークステーションは当初からHDDでの運用が標準だった上に、液晶も高解像度型の物なので、LimeLight2020のどう見ても640*400の液晶では無いみたい。
2020ワークステーションは可搬型は2020/Lしかないようで、コレはもう形状自体違う物だし・・・
とりあえず具はわかったけど、こいつの素性がよくわからないのがスッキリせんねぇ・・・
そうかぁ~ やっぱり2020系とも違うっぽいんじゃね。
まぁ2020といえばB16等のパソコンと比べると高解像度表示の本格的なワークステーションだと思うので違うのかもね。
しかし、ここまでカスタムチップが多いと石を見ただけでは理解不能でどうしようもないです。
謎は深まりますなぁ~
LimeLight2020情報ですが、ここに古いパソコン雑誌(1987年)のI/Oがあります。
記事によると、LimeLight2020はビジネスマン一人に一台を前提とした各種ソフトをパッケージ化し大容量メモリ640*480ドットLCD表示等を持つハード、ソフト一体型パーソナルワークステーション」
メインメモリ768KB標準実装、3.5インチ2HDを2機内蔵可能(1台モデルあり)外付け20MB HDD接続可能、LCDバックライト標準装備、JIS第一,第二水準漢字ROMに加え辞書ROM内蔵。
オプションのモデムを内蔵することでパソコン通信やデータベースに接続可能。音声録音、再生機能により留守番電話としてメッセージの伝達が可能だそうです。
価格は415000円より。
互換性の情報等は特にありませんでした。
iii8080nsさま
コメントありがとうございます。
ビジネスマン向けのパーソナルワークステーションとしての位置付けで販売されていたマシンなんですね。
768KBのRAMとは8086マシンにしては贅沢ですね。RAMDISKで使用すれば1デッキでもオペレーションは楽になりそうですね。
「オプションのモデムを内蔵することにより・・・」ということはこのマシンの拡張スロットにはモデム基板があるのでオプションも入手できたということになりそうですね^^)
活用する目途が立ったので、細かい情報等も募集中です。(I/Oやソフトの情報等々)
些細な情報でもOKですので、ご存じの方よろしくお願いします(*^_^*)