Last Updated on 2014年6月11日 by kabekin
リコーのワープロ用増設デッキが一般的な入出力I/F仕様だったので愛用のS1/30に接続してみます。
まずは増設ドライブまでの接続ケーブルを作ります。
内部のカードエッジコネクタから分岐させる予定なので、エッジコネクタを調達します。
これはジャンクのFDDから取り外した制御基板のエッジコネクタ部を糸ノコで切り取って使います。
ジャンパーピン部と集合抵抗を外して少し奥から糸ノコで切断しました。
S1系の周辺機器は全てアンフェノールコネクタ付の頑丈なケーブルばかりですが、
最近FM系に慣れておりフラットケーブルが扱いやすくて好きです。
と、言う訳で 50センチ程度のフラットケーブルで「エッジコネクタ対24ピンアンフェノールオス」を作ります。
アンフェノール側とエッジコネクタ側はほぼ同じ順番でアサインされているので、順序良く接続していきます。
ここで、罠がありましてS1のFDC-I/Fの回路図(6809活用研究)からFDD側のピンアサインを追いかけるとハマります
(とは言えヒントになるものはこれくらいしかない)
2番ピン(DIR信号)は殆どのドライブは18番ピンにあり、このRIPORTの外部FDDでは9番ピンに接続する必要があります。
(この拡張デッキは2番ピンに相当する何かの信号があるのでそのままうっかり接続してみると信号が衝突します)
この罠については、先日作成したプロセッサ誌のOS-9カード製作記事にも関連情報が載っていました。
エッジコネクタ表側はほぼ順番通りに接続します。
(この写真は2番ピンに接続しているので、間違えてます・・・・ ^^;;;)
エッジコネクタ裏側は全てGNDなので、適度に間引いてGNDラインを入れます。
(今回はREADDATAやWRITEDATA信号、INDEX信号等をGNDラインで挟んでみました)
テスターでもう一度配線チェックします。
エッジコネクタ側をビニールテープで養生してケーブル完成です。
アンフェノール24ピンコネクタは取引先から中古品を頂いた物。エッジコネクタは廃物利用。
フラットケーブルは30mのまとめ買いなので、製作費はほぼゼロです^^
外部ドライブ側の入力がシュミットトリガではなく普通のインバータなのでフラットケーブルの使用は想定されていないかもしれませんが、フラットケーブルで手軽に作れるFMスタイルが好きかも・・・
もう一度、電気的に接続して問題ないか確認して 取り付けにかかります(^^)