最近イーサネットソケットからRS232C機器を制御することが増えてきたので机上デバッグ用にXPortで
工業用のデバイスサーバの代替えができないか調べています^^;;
手持ちのXPortは03Rと01Rなので03Rの情報を中心に調べてみます。
ピンアサインとソケット⇔COM設定だけ何とかなればいけそうな感じなので、COMポート設定の詳細を収集・・・
ピンサイン
基板裏面から
![]() | 基板裏面から 1 = GND 2 =VCC(3.3V)←コレ注意 3 = #RESET(内部プルアップあり) 4 = DATA OUT 5 = DATA IN 6 = CP1(ハードフロー時はCTSに接続) 7 = CP2 8 = CP3(ハードフロー時はDTRに接続) |
ログイン方法
RS232Cから接続する場合
COMポートに9600bpsでパラメータ=N81Nでターミナルを接続
ターミナルからxを連続で送信しながらXPortの電源オン(リセット実行)
Setup Modeに入るのでここから設定実施
Telnetで接続する場合
ポート番号9999でTelnet接続する
Webブラウザで設定する場合
ポート番号80でブラウザからXPortのIPアドレスに接続する
デフォルトではユーザ名とパスワードは空欄でログインOK
設定内容
0:サーバ設定
本体のIPアドレス設定はここで行う
設定が必要なのはIPアドレスくらいかな!?
1:Channel 1 (シリアルポート設定)
COMポート関連の設定
とりあえずイーサネットソケットとCOMポートのデバイスサーバで使用するにはデフォルトの$4Cでいけそう
ボーレートとポート番号の設定は必修
主要な設定項目
項目名 | 意味 | 設定値 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Baudrate | COMポート通信速度 | 300~115200bps (デフォルト = 9600bps) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
I/F Mode | RS232Cパラメータ |
デフォルト = $4C | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Flow | フロー制御 |
デフォルト = $00 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Port | IPポート番号 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Remote IP Address | 自動接続先IPアドレス | コネクトモードで自動接続に設定した場合の接続先IPアドレス デフォルト = 0.0.0.0 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Connect Mode | コネクトモード | デフォルト = $C0 (自動接続しない) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
DisconnMode | ディスコネクトモード | デフォルト = $00 (DTR無視のハードディスコネクト) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Flush Mode | フラッシュモード | デフォルト = $00 (バッファクリア無効) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
備考: CP端子はハードフローで使用しない場合はI/Oで使用可能 |
デバイスサーバとしてソケットとCOMポートの通信確認
COMポートにXPortで設定したボーレート+パラメータN81Nでターミナル接続
イーサネット側はTELNET端末でXPortに設定したIPアドレス、ポート番号で接続
192.168.1.101とCOM12の通信をさせてみると、
これでそのまま通信できますが
COM→ソケットは垂れ流し、ソケット→COMはCRがデリミタになってるようです
機器の細かい設定は色々パラメータをチューニングしないと正常に通信できないかも・・・
実際にWinsockのソケットやCOMの受信イベントで実装する場合はデリミタ処理はソフトの中に組み込むので
いいのかな!?
最近はModbusのRS422機器がイーサネットソケット経由になった機器が増えているので回線をXPortで
代用できれば現場に行く前に通信回線がデバッグできるので、これは良さそう
(装置に付いている工業用のデバイスサーバは高価すぎて個人で買うのは無理ですね・・・^^;;)
そんなXPortの通信設定メモの記録・・・