Last Updated on 2020年6月28日 by kabekin
LEDの配線を間違えてカソードコモンで配線してしまったのでトランジスタでLED用の
ドライバモジュールを作ってみました。
2SC1815を使ったトランジスタスイッチを12個実装しています。7406なら2個で済むのに・・・
相変わらずユニバーサル基板での製作です・・・
皆さんは基板CADで設計して基板屋さんで製作しているので、どんどん差が付いてきている気が・・・
回路はこんな感じですが、カソードコモンなので負荷(LED)の位置が違っています。
このような回路を調べてみると「ハイサイド駆動」というスイッチの駆動方式だそうですが、
ハイサイド駆動はPNPのトランジスタを使うのが正しいようです。
しかし、LEDドライバモジュールの入力は流入式にしたいので普通にNPNで行きたいです。
と、いうわけで、
ハイサイド駆動でNPNトランジスタを使ったトランジスタスイッチでも普通に使えるのか実験してから基板に実装することにします。
手持ちのトランジスタの教科書を見てみましたが、ハイサイド駆動でNPNを使っている記述は見つかりませんでした。
2SC1815を使うとき、皆さんは増幅度の高いGLランクを使うと思いますが、私はYランクが好きです。
増幅度は低めですがhfeのバラつき範囲が少なく、下手な配線でも発振など起こしにくいような気がしてます^^^;;
5V駆動でLEDをIc=15mAで駆動する回路で試してみました。
Yランクなのでhfeは180で計算すると、Ibは0.083mAでIc=15mAとして余裕を3倍にすると約0.2mA
Ibを0.2mA流したいのでベース抵抗を20Kにしているのに実測してみると5VでIb=0.08mA, Ic=12mAと計算通りです。
教科書には確実にスイッチングするためにIbを数倍で計算してベース抵抗を決めるとありますが、
Ibが3倍流せるようにしてもIcに相応のIbしか流れないんですね。
負荷にLEDを付けて、入力をON・OFFしながら実験してみるといい感じでスイッチ動作しており問題なさそうです。
ブレッドボードで動作確認OKっぽいので、12回路分ユニバーサル基板に載せます^^
LEDをカソードコモンで使っても、動作に問題なさそうです
ハイサイド駆動の回路としては間違った使い方かもしれませんが、アマチュアの工作レベルなので
これで良しとします^^;;;
この基板の余ったスペースに3端子レギュレータを使った安定化電源を載せる予定です
とりあえず、LEDドライブの問題はOKになりそうな記録・・・