日立 MB-S1 拡張PSGカードのBC1/BDIR信号廻りトレース完了

Last Updated on 2014年9月5日 by kabekin

お借りしているS1用の拡張PSGカードのBC1/BDIR信号廻りのトレースが終わりました^^

両面基板なので、写真だけではトレース不能で、結局テスターで回路を追いかけました。
DSC02057
この基板を追いかければ、私のS1や来夢来人で念願の6重和音が達成できるというわけで、ちと気合を入れてトレースしました。

ジョイスティックポート関連の回路はトレースしていませんが、こんなに複雑^^
(写真をA4用紙に拡大コピーしてトレースしても結構な密度です)
DSC02058
回路の規模が小さかったのでトレースできましたが、結構シビレます・・・

S1/30に取り付け、カードを暫く温めてみたところ音が出るようになりました。
ぺるもさんが言われていたように、最初は音程が異常でしたが、数時間続けると正常に鳴っているよ
うです。

トレースした回路が正確なのか自信がないので、信号を見てみたいのですが、愛用のDL1300はまだ電源が入りません・・・

しばらくバックアップ部に電圧をかけているいですが、電源がパチパチ入る程度で連続してオンしません^^;;;
DL1300bpws
電位差を利用している仕組みの回路かもしれないので乾電池で試してみたもののNG・・・

リレーがパチパチしているので接点をジャンパして強制オンしてみようとリレーを探したところ入力アッテネータのリレーでした。電源のリレーは存在しないようです
DL1300attry
25MHzのアナログオシロではうまくトリガーがかからないので、予備機のデジタルオシロ と
未だ使ったことのないロジアナを作業場に持ち込んで回路図と信号が合っているか検証してみる予定です。
(ロジックアナライザの使い方が分かるようになればSASI信号の全信号がモニタできそうなのでSASI-HDD接続計画も次の手が打てそうです。でも難しそう・・・・)

トレースした結果、このカードの構成は、
EX-IO信号を使用せずA19までのアドレスバスをフルデコードしている
TMG2信号とE信号、R/#W信号、$FFE6~7のデコード信号でBC1/BDIR信号を作っている
A8,#A9,BC2信号は未使用
です。

#A9は未使用のようなので、手持ちのたくさんあるAY-3-8912でも代用できそうです
回路図は一通りできましたが、ある意味リバースエンジニアリングなのでブログでの公開はやめておきます。

ご希望の方はいつものニフティメール宛にメールをお願い致します^^
(DIONのメールは廃止しましたのでニフティ宛でお願いします^^)

来週はオシロの電源が入ればいいのですが・・・・

2件のコメント

  1. 規模が小さかったとの感想ですけど、この規模をトレースする
    技術・知識・体力・根気にただただ驚いています。

    1. ガンマ関数 さま
      コメントありがとうございます^^
      S1の拡張PSGは一度失敗したテーマだったので、ちと回路トレースに気合が入ってしまいました。
      滅多に見ることのできない貴重なカードなのでお返しするまでになんとか攻略していと思います^^
      時間が許せばジョイスティックポートの入出力部も追いかけてみる予定です^^

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