Last Updated on 2011年1月26日 by kabekin
何でも集めていた頃の思い出を振り返ってみます。
今回、ご紹介するのは
収集物の思い出【オーディオ】:TELEFUNKEN allegretto ts2020
テレフンケンの簡易レシーバだと思われる小型レシーバです。
小型ではありますが、欧州系のラジオによく見られる押しボタン式のセレクターは健在です。
UKW(VHF/FM)とLMK(LW/MW/KW)のチューニングダイアルは別々になっています。
小型ですが、必要な機能は全て揃っており小さい面積に配置されているため各部のバランスが良くクールに見えます。
ドイツ語表記のパネルはカッコいいです。
背面はオガクズを固めたような木製の軽量板で簡単にふさがれており、メンテナンス性はよさそうに見えますが、背面板のみ外れないのでメンテナンス性は良くない機器になっています。
TA入力はクリスタルピックアップレベルレコード入力、TBはライン入力のテープレコーダー入出力になっています。
ネイティブな欧州系機器ですので相変わらず入力はDIN5P/SPはDIN2Pです
電源を入れるとパイロットランプが効率的にダイアル部を照らしてくれます。
また押しボタンスイッチ部は押したボタンの内部にあるフタが開きランプの光を通過させてインジケータとして選択状態を知らせてくれます。
かなりおしゃれです。
O/Hメンテナンスのため分解したところ。
入手時、UKWの指示用クリ糸がなくなっています。指示針は黄緑の針が残っていました。
VR類はシャフトの直径が小さいタイプで長さが長いVRなので交換は困難です。
上面から見たところ。
Concertinoシリーズと構成は同じでFM用フロントエンド、シールドされたRFアンプ、別置きのFM-MPXアダプタが見えます。パワーアンプは小型Trのプッシュプル構成でした。
FM部のくり糸を修理しようとしていところ。
フェライトのバーアンテナはめずらしく固定式で回転できない機構になっていました。
RS-1と組み合わせてみたところ
もともと低音の強調できないイコライザーでしたので音質的にRS1との組み合わせは良くありませんでした。
デザイン的にはallegretto ts2020が小型なのでマッチします。
それなりに音はでるのですが、私の好みの音ではありませんでした。
その理由は低音のイコライザ特性不足
トランジスタ式のテレフンケン製レシーバは低音が図太くなるほど音が柔らかくなるような気がしていたので、なんとなく物足りない感じです。
デザインはかなりクールです!!
みなさんも機会があれば入手してみてください。
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