日立 MB-S1 S1/30(40)で使用できるFDDをチェック その4

Last Updated on 2015年5月8日 by kabekin

BLOG S1のぺるもさんが入手した日立のフロッピディスクドライブ HFD-516CI2Uを頂いたので、
S1への接続に挑戦してみました。

とりあえず、設定できるジャンパピンはドライブセレクトしかないので「ドライブ0」に設定してS1/30に接続してみました。
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ぺるもさんの実験の通り全く応答しません。

と、いう訳で接続出来る方法を探ってみました。

頂いたドライブを見てみる

■前面
黒のベゼルでカッコイイです。他のHFD516系と同じデザインで、イジェクトレバーを含め同じ形状です。
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■上面
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■背面
DSC00484

■銘板
IBM専用部品のようでIBMのP/Nが記載されています。
DSC00490
ざっくり眺めていたところ、S1純正のHFD516CTやリコーRIPORT用のHFD516CWR2と似た構造に見えます。

しかし、何かシンプル・・・・・^^

よく見るとヘッドロード用のソレノイドは付いていません・・・・
DSC00487
後から取り外された様子もないので、最初から付いていないモデルのようです。

S1に接続するためには

S1用のHFD-516CTで必要なジャンパは「ドライブセレクト」と「JP-L」の2箇所です。
HFD516CI2Uの基板を見ると516CTにある「JP-S」や「JP-M」はあるものの「JP-L」がありません。
しかし、似たような機能のジャンパはあるはずと手当たりしだい確認してみたところ発見しました!!
DSC00459
「JP9」が「JP-L」に相当するジャンパのようです。

ピンはないので基板のランドに直接ハンダ付けします。
(J1をジャンパするとシークが不安定になりました)
ヘッドロード用ソレノイドが付いていないので、フロッピ挿入で常にロード状態になりますがS1での読み書きOKです。

T/Mで動作確認してみると全トラックリードライトテストで問題なくOKになりました。
DSC00478
BASIC以外でも確認実施。

OS-9L2でのフォーマットFLEX9の起動, DIRなども問題なしです。

HFD-516系FDD 三兄弟です。
DSC00462
上から
HFD-516CI2U
HFD-516CT
HFD-516CWR2
常にロード状態ですが、S1との相性は良いFDDでした^^

メモ
【S1】S1/30(40)で使用できるFDDをチェック^^記事に統合予定

2件のコメント

  1. おお!動いたんですか!
    アクセスランプは付くものの動作音は全くしなかったので壊れてるのかとばかり思ってました。
    しかし半田で繋いでジャンパ設定ってのもなんとも力技(^^;
    常にロード状態ってのはアクセスランプが常に付いた状態って事でしょうか?
    使わない時はイジェクトレバー回せば問題ないんですかね。
    ともあれ解析お疲れ様でした。
    差し上げたFDDは今のものが壊れた時の差し替え用にお使いください(^^)

    1. ゴールデンウィーク中にジャンパー攻略を楽しませて頂きました。
      ヘッドのアクセス音がしないので全くダメかと思っていたのですが、
      アクセスランプはきちんと連動するので使える可能性はありそうな匂いプンプンでした。
      その後、ヘッドロード用のソレノイドが無いのでアクセス音がしない原因もわかり手当たり次第に
      全てのジャンパ組み合わせを試しました。
      >常にロード状態ってのはアクセスランプが常に付いた状態って事でしょうか?
      >使わない時はイジェクトレバー回せば問題ないんですかね。
      常にヘッドがディスクに接触した状態で3.5インチFDDのような感じです。
      アクセスランプはきちんと連動しています。
      ロード、セーブする際にレバーをひねってアクセスしない時は戻すという手動オペレーションも楽しいかも・・・・・
      予備部品として活用させて頂きます!、必要なときはご連絡下さい^^

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