Last Updated on 2015年7月10日 by kabekin
PC-E200の海外版(ドイツ版)にはZ80のアセンブラが搭載されているという情報をネットで見かけました。
早速ドイツのebayを使いPC-E220を入手したのでテキストエディタとアセンブルの方法を忘れないようにメモ(^^)
入手したPC-E220
たしかにPC-E200に似ています^^
■テキストエディタ
SHIFT+CAL(TEXT)キーでテキストエディタモードに入る。
テキストエディタモードのメニュー
メニューに戻る — BREAKキー
Edit — Eキー — プログラミング用エディタ(BASICやアセンブラ用)
Del — Dキー — プログラミングエリア内にテキストデータクリア
Print — Pキー — テキストのプリントアウト(標準出力はCE-126P)
Cmt — Cキー — データレコーダ入出力
Sio — Sキー — シリアル通信入出力
File — Fキー — 内部RAMディスクによるストレージ操作
Basic — Bキー — Basic⇔テキストコンバータ
・Edit = 編集
編集モードではテキストファイルが編集できる模様
行番号を含んだテキストファイルでBASICやアセンブラを記述できるっぽい
文字入力、↑、↓、←、→のカーソルが使用可能。
文字入力からメニューに戻る場合ON(BREAK)キーでメニューに抜ける
・Del = テキストエリア消去
テキストエリアの全クリア(BASICのNEW相当)
テキストエリアのデータがクリアされていない状態をDelでクリア
・Basic = Basic⇔テキストコンバータ
テキストエリアにあるデータをBASICプログラムに変換してBASICエリアに転送
BASICエリアに転送されたBASICプログラムはBASICで実行可能
[操作]
①テキストエディタでプログラムロード又は編集
②BキーでBasic←textで変換
③BASICで編集
④BASICでSAVE(拡張子は.BASになりBASICで扱えるファイルになる)
(変換されていないファイルをBASICでロードしようとするとERROR96になるっぽい)
逆も可能
①BASICでソースをロード
②テキストエディタモードに入りTキーでText←basicで変換
③Eキーでテキストエディタ編集モードで編集可能
・Print = プリントアウト
プリンタにリスト出力
・Cmt = データレコーダ入出力
Save(Sキー), Load(Lキー), Verify(Vキー)の機能
メニューに戻るのはON(BREAK)キー
・Sio = シリアル入出力
Save(sキー,送信), Load(Lキー,受信), Format(Fキー,通信パラメータ設定)
Formatは↑,↓で設定項目を選択し←,→で設定値を変更
設定可能項目は
baud rate
data bit
stop bit
parity
end of line
end of file
line number
メニューに戻るのはON(BREAK)キー
・File = 内部RAMディスクへのファイル操作
Save(Sキー), Load(Lキー), Kill(Kキー), Files(Fキー)の機能
拡張子は.TXTになる
■機械語モニタ
BASICモード(PROGRAMでもRUNでもOK)でMONを入力し機械語モニタに入る。
コマンド
USER = ユーザエリア参照/設定
USERでFREE範囲を表示
USER最終番地 USER0200で0100h~0200hをマシン語エリアで確保
D = メモリ参照
D番地で指定番地から16バイト分データ表示
↑↓キーでスクロール可能
S = メモリ設定
S番地で指定番地から1バイト毎値をセット
終了はON(BREAK)キー
G = 実行
G番地でプログラム実行
BP = ブレイクポイント
BP番地で指定番地にブレイクポイント設定
BPで設定されているブレイクポイント表示
BP0で全ブレイクポイント解除
W = SIOで送信
W先頭番地,終了番地で先頭番地~終了番地のデータをシリアルで送信
終了はON(BREAK)キー
R = SIOで受信
R先頭番地でシリアルで受信した値を指定番地からセット
終了はON(BREAK)キー
■アセンブラ
アセンブラモードのメニュ
Asm — Aキー — ニーモニックのアセンブル
Display — Dキー — アセンブル結果の表示(↓キーでスクロール可能)
Print — Pキー — プリントアウト
・ニーモニック記述ルール
行番号が必要
ラベルは行番号とつなげてコロンを付ける→ 100START: 等
オペコードやオペランドのセパレータはスペースかTAB
コメントはセミコロン以降
2進数値は語尾にB, 16進数値は語尾にHを付ける(11111111B, 30H等)
セパレータにスペースを利用した場合はコメントがなんとか入るが見にくい
セパレータにTABを使うとコードが見やすい
・アセンブリ手順
①BASICモードの機械語モニタでUSERコマンドを使い機械語エリアを設定
②SHIFT+CAL(TEXT)でテキストエディタモードに入りソースを編集
③SHIFT+)(ASMBL)でアセンブラモードに入りAsm(Aキー)でアセンブル
④BASICモードの機械語モニタでGコマンドを使いプログラム実行
アセンブリ結果はDisplay(Dキー)で詳細とアセンブリリストを表示可能
アセンブリ結果でオブジェクトのサマリーが出力されます
機械語とニーモニックのアセンブリリストが出力されます
ラベルを使った場合シンボルテーブルも出力されます
思ったより多機能で面白いマシンです(^^)