Last Updated on 2021年11月15日 by kabekin
今回の話題は、
数年前に入手した超高速SRAMのIS61C1024-12Jでです。
アクセス速度12nsという超高速SRAMです^^
こちらのSRAMはKC80やHD64180等の高速MPUで使ってみたいと思いモノタロウで注文したものですが、12JがSOJ型ということを確認せずに注文して使えないままになっていました。
old68funさんからSOP→DIP変換基板を数枚頂きましたのでこれを使ってDIP型に変換してみます。
アクリル用のPカッターで簡単に切断できました。
SOJなのでメモリの足が基板のランドに届きません。
ㇵの字型に足を曲げて、足の幅を広げます。
思った以上に柔らかい足です。曲げすぎても修正はできますが3回直すと、恐らく折れます^^;;
エタノールで基板全体を拭いた後にランド部にフラックスの塗っておきました。
表面実装のはんだ付けということで極細の0.3mmタイプを用意してはんだ付け開始。
半田ごても極細用のgoot CXR-41を準備。
位置を決めて1ピンをはんだ付けして固定します。
後は順番にはんだ付けしましたが、1.27のSOJではCXR-41と0.3mmハンダでは細すぎでうまくいきません。
結局はいつものHOZAN H-130と0.8mmハンダではんだ付けしました。
DIPのピンも取りつけて完成^^
テスターで各ピンの導通チェックと隣のピンの短絡チェックをしておきます。
一応完成しましたが、128KBのSRAMを刺して動作確認できる環境が無いので動作確認は先送り・・・
しかし、今回もHOZANのH-130は使いやすい半田ごてということを実感しました。
やはり͡コテ先の傾き具合が熱の伝わる方向を調整しやすいのがいいみたいです。
1.27ピッチの半田付けはきれいにできません。これは練習が必要ですね^^;;;
そんなSOJ→DIP変換の記録・・・
お役に立てたようで何よりです。
SOJパッケージでも取り付けられるというのを知って、私もちょうどヤフオクに出ていたSOJパッケージの4Mbit HI-SPEED SRAM PD434008ALE – 12を落札してみました。
届いたので取り付けようとしたら、何と36ピンのSOJでした… しかもピン配置が日立や三菱のものとは全く異なっているのです。ということで、専用の変換基板を作ることになりましたが、高速のSRAMなのでちょっと異なった使い道がありそうで楽しみです。
変換基板を複数枚頂いたので残りのSRAMと映像系のSOPを取り付けて活用させて頂く予定です^^
SOJは一度ピンを曲げると一気に折れやすくなるようなのでお気を付けください
高速のSRAMは64180やKC80で使えそうなので、楽しみも広がりそうです^^