Last Updated on 2012年4月6日 by kabekin
先日、MPUを交換したときに撮影した写真を簡単にまとめてみました。
まずは全体像から。上蓋を外して内部を観察。
S1モデル10/20と同じくらいのサイズでしょうか。
FDDやカセットが付いているので、10/20のような軽さではなく、少しずっしりきます。
電源横の基板がカセット関係のアンプ、ロジックコントローラが載った基板です。
大きめの抵抗やコンデンサン等、電源回路の一部も入っているようです。
拡張スロット部
S1と同じく、72ピンの拡張スロットが2本ありました。(信号などは今の所S1と同じかどうかは不明)
FDD I/F基板は44ピン仕様でピンアサインは不明。
プリンタポートの上に見える石はPIAのHD46821 ちなみに外部用の12ピンPIA拡張コネクタも省略されています。
(基板にパターンはあるのでコネクタを半田付けすればOKかも)
FDD I/F基板部
コントローラは富士通のMB8876A、データセパレータはSED9420とモデル30/40の2HD仕様機と同じ構成
この基板にはPSGのAY-3-8913が搭載されています。
RAM部
メインメモリだと思われるHM4864とグラフィック用VRAMだと思われるTMS4416が見えます。
文字表示用と思われるSRAMが2個とキャラクタジェネレータ用と思われるマスクROMが見えます。
マウス用のIC(YGP001)はS1と同じくIC99というTagNoのようです。このICが無いとマウスが使えない。これはオプションではなく実装してほしかった・・・・
やはり、イメージジェネレータ用のSRAMは省略されているようで見当たりません。
表示出力廻り(YGD002)
表示出力関係はカスタムICのYGD002で行っているようですが基板裏側に表面実装されているので信号が取り出せません。
幸いなことに基板には2.5mmピッチで信号を取り出せるランドがあります。
最悪ここに半田付けすれば信号は取り出せますが、本体改造はしないポリシーなので、表示出力の信号は近くのLS05に亀の子で取り出す予定。
CRTCのHD6845、タイミング制御のYGM001が見えます。
ROM部
S1BASICのROMだと思われる32KBのROMが2個、その隣に8KBのROMがありますがこれは何だろう!?
レベル3ベーシックのROMだと24KBらしいので32KBのROMになるはず。
8KBという低容量が気になる。来夢来人専用の何かがあるのか IPLのみの何か?
基板裏面にカスタムICが実装されています。
基板裏面に表面実装されているカスタムICは5個、YGD007、YGD001、YGD002、YGM002、YGM003
ちなみに基板表の全体像はこんな感じです。
まとめ
やはりIG関係の部品は省略されている模様。
ACIAも省略されていましたがカスタムICのYGP002も省略されているようです。
シリアルのRS232周りが省略されているだけではYGP002は実装されてるだろうと思っていましたが、前面のカセットがデータレコーダではなくカセットプレーヤだと考えるとYGP002も不要であることが分かります。
その他カスタムICではYGD003(表示出力制御)とYGD005(IG入出力制御)が省略、YGP001(マウス制御)はS1同様オプションでした。
先日コメントでモニタモードの操作方法を教えて頂いたので、レジスタも確認してみました。
ACIAのレジスタ、マウス関係のレジスタはICが無いのが理由か分かりませんがFF、LEVEL3BASIC ROMエリアと思われる領域もFFでした。やっぱRS232、データレコーダ、L3BASIC、MOUSEは利用不可そうです^^;;
その他、ハードウェアではPIA12ピン拡張コネクタ、B/Wモノクロ出力、CMT I/F、スーパーインポーズ用I/Fが省略されております。
色々省略されていますが、S1互換機には間違いないようです。
S1の情報は入手困難ですね。
アマゾンや楽天で定期的に探すと時々入手可能のようです。(最近何冊か購入できました)
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お伝えするのを忘れておりましたが、こちらの機体には拡張メモリが付いております。
その説明書もついているのですが、説明書自体はS1用です(日立純正)。
まだ時間がなくて中の拡張メモリ自体は確認していませんが、拡張スロットのピンアサインはS1と同じだと思います。
>konekonetさん
情報ありがとうございます(*^_^*)
やっぱS1と同じ仕様そうですね。
これで安心して拡張I/Fを使った実験ができそうです^^;;;